前々回はC/C++ SDK、前回はArduino IDEを使いラズパイPico2上で吉例Lチカ。今回はMicroPythonです。Pico2用のバイナリ(まだPreview版ですが)が既にMicroPythonの公式で公開されてます。書き込めば動きます。Pico用のMicroPythonソースそのままで吉例LチカOK。
※Pico関係投稿一覧は こちら 『Pico三昧』は一覧の末尾付近にひっそりと。
Pico2用のバイナリの在処
いつもお世話になっております MicroPython.org 様に「急遽対応しました感のあるページ」(個人の感想デス)が用意されておりました。以下です。
https://micropython.org/download/RPI_PICO2/
上記からPico2用のMicroPython、バイナリ・ファイル(.uf2形式)をダウンロード可能です。2024年9月12日時点では、まだ「Preview build」とのことです。
BOOTSELボタンを押しながらPico2をUSB接続したときに現れるディスクドライブに、上記からダウンロードした .uf2 形式のオブジェクトをコピーすればMicroPythonのインストールは完了です。
現れる COMポートに適当なシリアル端末ソフトを接続すれば即利用可能です。当方では、これまたいつもお世話になっております Thonny IDEで接続。TonnyのShellウインドウに現れるグリーティングメッセージが以下に。
Raspberry Pi Pico2 with RP2350 用の MicroPython v.1.24.0 のPreview版であります。
ともかく吉例Lチカ
まだ、Preview版であるので、あまりコマケー話に突っ込むのも何なので闇雲に吉例Lチカから。既に過去回でPico用に作成したLチカのソースを開きました。
MicroPythonの本体は、PicoとPico2で異なるオブジェクトですが、MicroPythonが走ってしまえば、Pico用のソースはそのまま走る感じです。上記でLチカできましたぞ(過去回で何度も同じ「ような」写真を掲げているのでLチカ写真は載せないですが。)
なお、Pico2に「独特」な機能は、以下のモジュールに押し込まれるようです。今のところ、ブートとPIO、Flashくらいですが、もしかすると追加があるのかもしれませぬ。まだPreviewだし。
RAMが倍増しているので、freeも大幅増みたい。
なお上記はArm Cortex-M33ですが、Pico2のページをみると、RISC-V CPU modeという項目あり。ただファイルは存在しないみたいです。そのうち対応するのか?