
アナデバ様のWeb記事『StudentZone』の2025年1月号(日本語版)の実習4回目。今回は「非安定マルチバイブレータ使用のPWM」ということになってます。しかし実際は次の回路でデューティ比の調整ができるようにするらしく、今回範囲は「非安定マルチバイブレータ」そのものです。前振りなのか、抜けてます。怖れ多いぞ。
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※学生でもないのに勝手に実習をさせていただいておりますアナデバ様の記事(日本語版)が以下です。
コマケー話がいろいろあるのよ
今回は「非安定マルチバイブレータを使用したPWM回路」というタイトルを冠した部分です。図10に回路図があり。まずは文書的なところについて
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- 図11に実体回路図があるような書きぶりの本文ですが、図11が見当たりません。
ううむ、実は回路図について疑問あり、実体回路図と比べてみると分かるんじゃないかと期待したのですが空振り。まあ、今回は次回予定の「デューティ・サイクルの調整が可能な回路」の前振り的な位置づけ?みたいなので、次回の実体回路図(図14)を参照させていただいくことにいたします。そこで疑問が一つ。
オペアンプは図10の回路図(次回の図13でも)ではOP37を使用、しかし図14の実体回路ではOP97を使用してます。初回で、ミュレーション可能な回路図ではOP07を使い、実物はOP97が使われているときは、OP07のスパイスモデルはLTspiceのデフォルトに含まれているけど、OP97はなし、一方、アナデバ製学習用部品キットADALP2000にOP07は含まれておらず、OP97ありということで「納得」したのですが、今回のOP37についていえば
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- OP37のLTspiceモデルはLTspiceのデフォルトに含まれている
- OP37の現物はADALP2000に含まれている
ということで、回路図と現物でデバイスを変更する動機が分かりません。何かあるのか無いのか気になって夜しか眠れない(昼寝しているだろうが。)
さらに言うとアナログ素人老人は図10の回路図自体に疑問おおあり。
黄色のマーカ部分、R4とかR5とかの存在意義を問いたい?です。次回の回路で何かあるのか?
さらにコマケー話ですが、図13の波形、上の方が切れて見えませぬ。
LTspice結果
素人老人はとりあえずSPICEしてみるのみ。素人老人には意味不明なR4-GND-R5の部分もそのままのLTspice用の回路が以下に。
なお、右側をみればオペアンプ使った非安定マルチバイブレータそのものの回路のようです。この回路をシミュレーション上発振開始させるのに、上記では赤線の初期値を与えて「強制開始」させてます。
まあ、発振はしているみたい。当たり前か。疑問点について現物にていろいろ確かめん、としたらまさかの「お手軽ツール」Analog Discovery 2が不調。どうした。壊れてしまったのか??