部品屋根性(83) NJU6319、水晶発振用IC、日清紡マイクロデバイス

Joseph Halfmoon

別シリーズにて水晶振動子を振動させるのにアンバファのインバータを使ってみました。しかし、もっと簡単な方法があるのを知っています。そのものズバリの水晶発振用のICを使えば何も考えずに接続するだけでOK。とってもお楽。今回はようやくそのお名前にも慣れてきた日清紡マイクロデバイス社のICを使ってみます。。

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今回使用してみたICはNJU6319という型番です。日清紡マイクロデバイスになる前の「新日本無線」時代のICじゃないかと思われます。今回以下の製品ページを見てみましたが、すでにその型番は見当たりませなんだ。

日清紡マイクロデバイス 水晶発振用IC

まあ、似たようなシリーズ品種で、より「フレキシブル」な感じのNJU6311とかあるのでNJU6319は無くなってしまったのかな?個人的にはブレッドボード用にDIP化しようとするとはんだ付け苦手で老眼の年寄には0.5mmピッチのパッケージは辛いっす。1.27mmピッチ品(6319)の方がうれしいです(それでも辛い、表面実装部品は。)でもま、量産であれば水晶発振用のICはきっとチップ売り(COB実装する)なのでパッケージ品など使わないから無問題なのだろうな。

なお、当方のNJU6319は、以下の秋月電子通商殿ページより購入であります。

水晶発振器用IC(クォーツクリスタル発振器) NJU6319AE

回路

電源、グラウンド接続してクリスタル(50MHzまで)を接続すれば即動作します。NJU6319は分周器も内蔵していますが、工場オプションみたいです。購入品は分周なし、ダイレクト。分周を外部から制御できる6311の方がフレキシブルだね。

なおクリスタルは、「かつての」ド定番 3.579545MHzを接続してみてます。

NJU6319_3_579545M_Schematic

念のため、別件で作成したアンバファ・タイプのインバータを使った場合の回路と比べておきます。NJU6319の場合は下と比べてフィードバック抵抗とかキャパシタとか接続しなくてもよいのでとってもお楽(パスコンは忘れないように。)

xtalOSC_schematic

実機動作

上記図面では3.3V電源に接続するようなつもりでいましたが、実機で動かしたときは3V電源でした。まあ問題なく動くし。

波形が以下に。

NJU6319_3_579545M_Result2

まあ、ほぼほぼ 3.579545MHz よな。当たり前か。

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