アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』の2024年4月号(和文版)実習初回です。3月号の「同調アンプ」記事を終え、次は何よとみやれば再びの同調アンプでした。ちょっと回路構成は異なるけれどLCタンク回路は同じ。アナログ権化のアナデバ様がこだわるのだからそれだけの意味がある。分かっておるのか自分?
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※学生でもないのに勝手に実習をさせていただいておりますアナデバ様の記事が以下です。アナデバ様的にはアナデバ製ADALM2000ツールを使って実習せよ、との記事ですが、当方持ち合わせなく、Digilent製Analog Discovery2(AD2)利用であります。
今回実習の回路
今回のLCタンク回路は前回までと異なりNPNトランジスタのベース側にあります。こんな感じ。
回路からしてエミッタフォロワに分類できるみたいっす。なお、アナデバ様の和文記事では「エミッタフォロア」とされてます。お惚け老人は長らく「ワ」だと思っておりましたが「ア」もありか。コマケー話だけれど。
なお、アナデバ様の元記事ではVp、Vnで±5Vで10Vの電位差になっていたのですが、当方の実機AD2、USB給電で±5Vだとへたれます。±4Vだと動作OKだったので、実機に合わせて±4Vです。
また、アナデバ様の元記事では入力波形の振幅200mVにする代わり、アッテネーターをかませてVinを落としてました。AD2の場合、振幅200mV以下の指定もフツーにできます。そこでアッテネータいれず、100mV振幅で実験してます。
なお、使用したLとCの値から計算した共振周波数が以下です。
約355881Hz
まあ、だいたいいいんでないの?
実機回路で確認
実機回路の様子が以下に。前回よりスッキリしていんでないかい?
シミュレーション結果とクリソツ? お楽しみの実験は次回に。