お手軽ツールで今更学ぶアナログ(236) ペルツ発振回路 お手軽BBで実機実験

Joseph Halfmoon

アナデバ様のWeb記事『StudentZone』の2025年6月号(日本語版)の実習2回目。前回はペルツ発振回路のシミュレーション「のみ」でした。今回は、ブレッドボードの上に前回相当の回路を実装、実際に発振していただきます。なんだかペルツ発振回路、お楽(個人の感想デス。)トランジスタは2個いるけどいいんでないかい?

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前回LTspiceシミュレーションした回路

念のため回路を再掲しておきます。PeltzOSCschematicAgain

前回、御本家記事の回路図ではVoutがGNDとショートするようなグリグリがおいてあると書きました。当然上記は直してある回路デス。

このごろ気力が足らないお惚け老人でもなんとかなるシンプルな回路です。いつものようにブレッドボード上に組み立ててみたものが以下に。PeltzOscBB_EC

毎度このくらいの可愛い回路だと楽なのだけれどもなあ。夏休みの工作にはならんな。

実機動作

Voutのところに「1+」(上記実機回路では黄のクリップC1)、トランジスタのエミッタのところに「2+」(上記実機回路では青のクリップC2)を接続してその波形を観察したものが以下に。PeltzOscWave

C1のピークツーピークの振幅は約2.4Vとな。これは前回実施のシミュレーションとほぼほぼ一致。一方、発振波形は「見た目」予定通りの正弦波っぽいけれどもその周波数約1.1MHzとな。あれ、狙い目1.6MHz付近でなかったの?ちょっと低くないか、低く。追及せんのか?お惚け老人、気力がない?

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