手習ひデジタル信号処理(41) CICフィルタ使ったデシメータ利用狭帯域フィルタその2

CIC1_3EC
Joseph Halfmoon

前回は教科書のプログラムをそのまま実機STM32F446REマイコン上に実装、CICフィルタのON/OFFでどのような特性になるのか観察いたしました。今回はそのCICフィルタの振幅特性をScilabを使って計算してみたいと思います。前回使用したCICフィルタは3段の継続接続であったので、1段から3段まで比較してみます。

“手習ひデジタル信号処理(41) CICフィルタ使ったデシメータ利用狭帯域フィルタその2” の続きを読む

データのお砂場(35) R言語、UScitiesD、米国都市間の直線距離とな

hccomp
Joseph Halfmoon

今回は、初登場のデータ形式、距離行列を扱いますです。階層的なクラスタリングで使ったりするもの。通常は何かの指標等を「距離に見立てて」計算して生成する行列なのだと思いますが、今回はもろ距離そのもの(直線距離、マイル表示)で距離行列として生成済でした。クラスタリングの結果は如何に?

“データのお砂場(35) R言語、UScitiesD、米国都市間の直線距離とな” の続きを読む

ブロックを積みながら(71) Node-RED、rpi-gpio in ノード

RaspberryPiINOUT_IFcircuit
Joseph Halfmoon

前回Node-REDから、Raspberry PiのGPIO端子を出力として操作してみました。今回は入力として使用してみます。前回同様、外部のボードとはフォトカプラで絶縁しています。入力イベント「ボタンを押した」を捉まえるために昔やった記憶のあるfilterノードに御出馬お願い。その裏で前回の出力回路を微妙に修正も。

“ブロックを積みながら(71) Node-RED、rpi-gpio in ノード” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(98) トランスインピーダンスアンプの入力段その2

2021AugDUT
Joseph Halfmoon

「その2」の今回はブレッドボード上に回路を組み立てて、実機動作を「味わう」の回です。回路図等はLTspiceしている前回をご参照ください。最近いろいろあるからといって手抜きつづき、「味わう」といって味わっていないデス。参照しとりますアナデバ様の記事通りの結果に安心して飲み込んでいるだけ?

“お手軽ツールで今更学ぶアナログ(98) トランスインピーダンスアンプの入力段その2” の続きを読む

うさちゃんと一緒(9) HTTP Serverになってもらう、Rabbit4000

Rabbit4000onPrototypingBoard
Joseph Halfmoon

Z80上位互換のCPUは数あれど、うさちゃん印のRabbitはEthernetインタフェースまで搭載した強力なものであります(コマケーことを言うと完全な上位互換ではないようです。)ともあれ8ビットのZ80の64kバイトのメモリ空間の制約をバンクスイッチ的なハードで大拡張しているところは他の拡張CPU同様かもしれません。

“うさちゃんと一緒(9) HTTP Serverになってもらう、Rabbit4000” の続きを読む

ブロックを積みながら(70) Node-RED、rpi-gpio out ノード

RpiOUT_B0
Joseph Halfmoon

今回からRaspberry Pi上でNode-REDを走らせているときに使えるノードをいくつか実験して行きたいと思います。Raspberry Piの持つ拡張端子を直接操作していくものども。制約事項もままありますが、外部回路を接続できるので応用無限大?ホントか?

“ブロックを積みながら(70) Node-RED、rpi-gpio out ノード” の続きを読む

帰らざるMOS回路(19) ゲートレベル回路図で論理SIMでもあるまいに。GoでVCD生成。

GTKWave000
Joseph Halfmoon

別シリーズにてゲートレベル回路図の論理シミュレーションをやってみたらば結構よかったです。MOSトランシスタ記述も可能。昔ながらのシミュレータとはちょっと違う感じもしますが使いでが良いです。ただ「回路図レベル」です。とうに開発停止状態。そのシミュレータ出力をGo言語で変換してVCD波形ビューワーに接続してみました。

“帰らざるMOS回路(19) ゲートレベル回路図で論理SIMでもあるまいに。GoでVCD生成。” の続きを読む

ぐだぐだ低レベルプログラミング(68) ARM64(AArch64)、算術命令エイリアス#2

ArithAliasTable2
Joseph Halfmoon

前回に続きARM64の算術演算命令のエイリアスを動かしていきたいと思います。テーマはNegate、「符号反転」命令です。「2の補数」世界なので符号ビットの操作では終わりませんよ。上の表をみていただけばお分かりのとおり、NEG、NEGS、NGC、NGCSと4命令もあります。まあみんなSUB系命令のエイリアスですが。

“ぐだぐだ低レベルプログラミング(68) ARM64(AArch64)、算術命令エイリアス#2” の続きを読む

やっつけな日常(20) Raspberry Pi 3、5V IO Expander動作確認

DUT_schematic
Joseph Halfmoon

前回、ラズパイ3機からとりだしたI2C配線を5V化するところの配線の接続確認で疲れてハードだけで終わってました。今回は動作確認用のソフトウエア(Python スクリプト)を走らせてIO Expander MCP23017が動作OKなことを確認します。動作確認方法は吉例LEDの点滅です。

“やっつけな日常(20) Raspberry Pi 3、5V IO Expander動作確認” の続きを読む

忘却の微分方程式(48) 反復練習12、固有値と固有ベクトル、対角化 Maxima

eigenEC
Joseph Halfmoon

このシリーズ、1か月ほど間が空いてしまいました。老人の忘却力とて、1か月もお休みするとMaximaの使い方も危ないです。か細い記憶をたどりつつ、前回の流れで今回は固有値と固有ベクトルの計算、そして対角化へと入っていきとうございます。みんな大好き P-1AP ってやつ?

“忘却の微分方程式(48) 反復練習12、固有値と固有ベクトル、対角化 Maxima” の続きを読む

手習ひデジタル信号処理(40) CICフィルタ使ったデシメータ利用狭帯域フィルタその1

DS_DUT
Joseph Halfmoon

デシメーションというのは古代ローマの恐ろしい刑罰にその名を発するようです。長い歴史の中でも実例はそれほど多くないみたいです。しかしデジタル信号処理業界?ソフトウエア無線などではすこぶる頻繁にお目にかかります。サンプリング周波数を低い方に変更するダウンサンプリングとそれに伴う低域通過フィルタ処理を行うもの。

“手習ひデジタル信号処理(40) CICフィルタ使ったデシメータ利用狭帯域フィルタその1” の続きを読む

データのお砂場(34) R言語、Personal Expenditure Data

USPersonalExpenditure plot
Joseph Halfmoon

今回も米国の古い時代のデータです。戦前(第2次大戦ですぞ。応仁の乱でもウクライナ戦争でもありませぬ)から戦後にかけての米国の消費支出のデータらしいです。戦後の「順調な拡大」が読み取れる一方、米国といってもまだまだエンゲル係数高そうな感じです。今と比べると大分様子が異なります。だいたいタバコが重要な支出となっているし。

“データのお砂場(34) R言語、Personal Expenditure Data” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(97) トランスインピーダンスアンプの入力段

TransInpedanceAmpBasicCircuit
Joseph Halfmoon

「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」の今回は2021年8月号です。アナデバ様によると「トランスレジスタンスアンプ」の巻。国内では「トランスインピーダンスアンプ」と唱える方が多数派かと(個人の感想です。)例によって「LTspice」を使って「雰囲気」を確かめたいと思います。

“お手軽ツールで今更学ぶアナログ(97) トランスインピーダンスアンプの入力段” の続きを読む

AT SAMの部屋(17) XiaoでもGo!TCCインプットキャプチャへの遠い道のり

EVSYS_Route
Joseph Halfmoon

ATSAMD21のタイマ・カウンタ機能、インプット・キャプチャとか周波数計測などに触ってみるために、今回からイベントというものを調べていきたいと思います。いつも泥縄、ソースを書きながらデータシートを眺めているので、今回は先にデータシートを読んでみた編。でも端子からタイマ・カウンタまでのイベントの経路の長さ。。。

“AT SAMの部屋(17) XiaoでもGo!TCCインプットキャプチャへの遠い道のり” の続きを読む