手習ひデジタル信号処理(29) Weaver変調器による周波数シフタその2 実機動作確認

FFT300Hz
Joseph Halfmoon

前回はWeaver変調器の原理を学ぶ、ということで三角関数の計算に突入してしまいました。しかし実際に計算したのはMaxima様で私は見ていただけですが。原理は分かった(ホントか)ということで、今回は実機にプログラムを書き込んでその特性を観察してみたいと思います。

“手習ひデジタル信号処理(29) Weaver変調器による周波数シフタその2 実機動作確認” の続きを読む

忘却の微分方程式(41) 反復練習5、対角化とn乗、Maxima on Android

MoAicon
Joseph Halfmoon

今回からパソコン上のMaximaに加えてスマホ上のMaxima on Androidを併用して行きたいと思います。このMaxima処理系はパソコン上と変わらず本格的な処理をスマホ上でできるものであります。作者の本田様には感謝です。今回の練習はP-1APの件?です。

“忘却の微分方程式(41) 反復練習5、対角化とn乗、Maxima on Android” の続きを読む

SPICEの小瓶(5) 温度を変えてシミュレーション、ついでに物理定数

deltaVBEequ
Joseph Halfmoon

本気?でSPICEかけるときには、温度を振ってシミュレーションすることが必須です。常温で「動いた」と思っても温度が高い時、低い時にうまく行かないことはままあります。ICの設計であればさらに製造バラツキも考慮にいれて多数の組み合わせを確認する必要もでてきます。今回は別件記事のΔVBEが温度依存だったので、温度を振って観察してみます。

“SPICEの小瓶(5) 温度を変えてシミュレーション、ついでに物理定数” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(84) フローティング型電流源、ΔVBEとな? その1

PARAMsweep
Joseph Halfmoon

前回に引き続き今回も電流源です。フローティング型の電流源であります。流しだし(ソース)でも引き込み(シンク)でもできるもの。要するにある端子から別の端子に負荷抵抗の値に関わらず一定の電流を流すもの。しかし電流源はあくまで例で、学ぶのはΔVBEという概念みたいです。ボルツマン定数とか出てくるし。

“お手軽ツールで今更学ぶアナログ(84) フローティング型電流源、ΔVBEとな? その1” の続きを読む

部品屋根性(67) 三共社、充実のLTspice動画、アナログ回路もバッチリ?

Joseph Halfmoon

すみません。売り上げ上位の半導体商社ばかり調べていたので、抜かりがありました。充実の解説動画のラインナップ、東京神田の三共社さんであります。充実しているのは渋谷道雄先生解説のLTSPICEおよびアナログ回路の動画です。これでもかというテーマと本数、今まで視聴していなかった私はモグリです。

“部品屋根性(67) 三共社、充実のLTspice動画、アナログ回路もバッチリ?” の続きを読む

ブロックを積みながら(61) Node-RED、変化の有無でフィルタするfilterノード

filterNodeEC
Joseph Halfmoon

今回はfilterノードです。filterというとついローパスフィルタとか考えてしまう年寄りですが、このノードは違います。データに関してLPFをかけたりする機能は前々回のsmoothノードが持っていました。今回のfilterノードは、条件に当てはまる msg だけを通過させたり、通過させなかったりするもの。

“ブロックを積みながら(61) Node-RED、変化の有無でフィルタするfilterノード” の続きを読む

モダンOSのお砂場(41) Mbed OS6、Queue、いろいろ疑問あるんですが。

Result
Joseph Halfmoon

今回はQueueを使ってみたいと思います。第34回で似たお名前のEventQueueというものを使ってみましたが、全く異なるものです。QueueはスレッドやISR間の通信のための仕組みで、EventQueueはノンプリエンプティブな制御権の移動の仕組みです。「よくある」Queueだと思ってやってみたのだけれど疑問あり。何故?

“モダンOSのお砂場(41) Mbed OS6、Queue、いろいろ疑問あるんですが。” の続きを読む

ソフトな忘却力(21) gcc、デフォルト設定でのNaN、INF、デノーマル数の挙動

DUT_EC
Joseph Halfmoon

昨日の別件投稿にてRISC-VのFPUでのNaN、INF(無限大)、デノーマル数などを再び扱いました。「そういえば」いつも使っているGCCコンパイラでそれらヤバイ奴らはどんな挙動をするんでしょうか?普段、あまり浮動小数点数を使わぬので、実機でやってみることにいたしました。

“ソフトな忘却力(21) gcc、デフォルト設定でのNaN、INF、デノーマル数の挙動” の続きを読む

ぐだぐだ低レベルプログラミング(56) RISC-V、浮動小数点数のClassify命令

fclassEC
Joseph Halfmoon

また、メンドクセー命令が出てきました。浮動小数点数のClassify命令です。無限大、デノーマル、NaNといった訳ありのモノドモを識別する命令。勿論、普通の(ノーマル)な数はノーマルと分類します。浮動小数点素人の私にはNaNの2種類あるビットパターンなど皆目見当がつかないです。

“ぐだぐだ低レベルプログラミング(56) RISC-V、浮動小数点数のClassify命令” の続きを読む

データのお砂場(22) R言語、PlantGrowth、植物の成長実験、無味乾燥?

BoxPlotOPR2
Joseph Halfmoon

このところ「植物」関係のデータが多い気がします。こちらはR言語のサンプルデータセットをABC順(大文字先)で端から試してみているので他意はございません。毎度、Rの処理からすれば蛇足な背景などを調べて一人悦に入っておりました。面白いので。しかし、今回は植物のデータですが無味乾燥(データは乾燥重量)。

“データのお砂場(22) R言語、PlantGrowth、植物の成長実験、無味乾燥?” の続きを読む

部品屋根性(66) いまさらレベル変換おさらい1、3.3Vから5Vへ単方向

SN74HC04_TC74VHCT04AFT
Joseph Halfmoon

今回はロジックIC、といってもレベル変換のために汎用ロジックICをおさらいしたいと思います。想定は3.3V系のデバイスから5V系への単方向の信号伝達です。実験してみたのは74HC04、74VHCT04、7S14F、全てインバータです。改めて波形を見てみると、いろいろある気がしないでもない。

“部品屋根性(66) いまさらレベル変換おさらい1、3.3Vから5Vへ単方向” の続きを読む

MLのお砂場(3) ML業界のHello world? irisデータセットをのぞく

iris_EC
Joseph Halfmoon

一般的なソフトウエアであれば最初の1歩は Hello world が定番です。業界?によって違いがあり。マイコン業界では「Lチカ」、ディープラーニング業界では「MNIST」と。さしづめML(機械学習)業界?では「Iris」でしょうかね。今回はscikit-learn「内蔵」のIrisデータセットをのぞいてみます。

“MLのお砂場(3) ML業界のHello world? irisデータセットをのぞく” の続きを読む

MicroPython的午睡(63) ラズパイPico, DTMFトーン生成IC制御その2

DTMFsignal
Joseph Halfmoon

前回、懐かしの三洋電機製LC7366NをラズパイPicoのMicroPythonから制御してDMTFトーン(プッシュホンのピポパポ音)を発生してみました。1音、それも波形のみ観察でした。今回はスピーカを取り付けて16音全てを「聞いて」みたいと思います。耳で聞くのは良いけれど、トーンをデコードしてくれる相手がいないです。

“MicroPython的午睡(63) ラズパイPico, DTMFトーン生成IC制御その2” の続きを読む

忘却の微分方程式(40) 反復練習4、行列の列ベクトルへの分割と変形

LeqR
Joseph Halfmoon

今回は行列を列ベクトルとして分割です。しかし列ベクトルと言われて引っ掛かりました。今までのところリストをそのまま行ベクトルとしてみなして処理をしてきています。Maximaで列ベクトルにするのはどうしたら良いの?調べてみたらモジュールのロードが必要でした。eigenとな。もろ線形代数っぽい?

“忘却の微分方程式(40) 反復練習4、行列の列ベクトルへの分割と変形” の続きを読む