OPアンプ大全を読む(21) トータル出力ノイズの計算式に挫折しかける

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Joseph Halfmoon

アナログ回路得意な人はすべからく数学もお得意。シレっと複雑な式を書き分かるだろ~と。しかしアナログ回路素人、数学も苦手な年寄にはその式が巨大な壁となって立ちふさがるのであります。今回はトータル出力ノイズの式の前に一瞬心が折れかけました。数学苦手なものは具体的な計算やってみるしかないっと。計算したのは表計算ソフトですが。
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定番回路のたしなみ(26) 続ウイーン・ブリッジ発振回路、ツエナーダイオードでAGC的な?

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Joseph Halfmoon

前回、ウイーン・ブリッジ発振回路を嗜んでみました。ちょっとゲイン大き目にするとオペアンプの振幅振り切って正弦波の頭が平らになってしまうし、ちょっと小さくすると今度は発振とまってしまう(振幅不安定)ということで調整無理やりでした。今回はそれをダイオード2個と抵抗一個追加してゲインを自動調整、これはAGCってことかい。 “定番回路のたしなみ(26) 続ウイーン・ブリッジ発振回路、ツエナーダイオードでAGC的な?” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(155) AD2のスコープ画面に遅延計測機能を追加する

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Joseph Halfmoon

今回はアナデバ様の日本語版記事アップ待ちで、Analog Discovery2のスクリプト機能試用に戻ります。スクリプトはScriptタブから実行だけでなく、「Scopeタブ」の中「Measurements」からも測定用のスクリプトを走らせることが可能です。今回はチャネル間をまたく測定に挑戦?挑戦ってほどでもないっす。
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定番回路のたしなみ(25) ウィーン・ブリッジ発振回路、無理やり正弦波に調整?

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Joseph Halfmoon

前回は電子デバイス業界のクラシック?コルピッツ発振回路で滑らかな正弦波を得ました。今回も正弦波です。これまた業界のクラシック?ウイーン・ブリッジ発振回路とな。「なんたらブリッジ」大昔盛んにやった記憶があるのですが、どれもこれも気難しい回路だったような?クラシックの大先生だから致し方ない?どうするんだ?

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SPICEの小瓶(29) 三角波-正弦波変換ビヘイビアモデル、マクローリン展開と小技

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Joseph Halfmoon

前回はビヘイビアモデルではなく実回路化可能と思われる(やってないケド)三角波‐正弦波変換回路(折れ線近似)をLTspiceしてみました。今回はビヘイビアに戻ってモデルを作ってみます。マクローリン展開の係数を電圧制御電圧源のPOLYの係数にぶっこむという方法なのですが、教科書はちょいと小技を使ってました。流石。
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OPアンプ大全を読む(20) 引用「もっとも一般的に使われる係数は6.6である」、雑音尖頭値

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Joseph Halfmoon

前回は信号源インピーダンスで支配的なノイズ源が変わる件でした。そこでの議論の単位は入力換算ノイズnV/√Hzであり「スペクトル密度」だったです。雑音密度カーブを帯域で積分すればノイズの実効値(RMS)が求まります。しかし問題になるノイズは、ピーク・ツー・ピーク、たまに来るデカイやつ(尖頭値)が問題だと。確率的な存在?
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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(154) リファレンスのリファレンスにシリーズレギュレータ?

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Joseph Halfmoon

アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』2023年2月号の実習3回目です。前回は負の参照電圧を生成するのに「正の参照電圧をひっくり返す」元としてバンドギャップリファレンスを使ったシャントレギュレータを使いました。今回はシャントレギュレータに部品を追加してシリーズレギュレータにせよと。ご無体な。

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SPICEの小瓶(28) 実回路化可能? 三角波-正弦波変換回路。ダイオード折れ線近似

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Joseph Halfmoon

今回はSPICEのVCVSのPOLY記法を駆使し三角波‐正弦波変換回路のビヘイビアモデルを作る気でおったのです。しかし、神の啓示か悪魔の囁きか?古文書の1頁が目に留まってしまいました。ダイオード折れ線近似回路とな。あれあれ、これで三角波‐正弦波変換できるじゃん。手元在庫の部品ばかりで!なんと。 “SPICEの小瓶(28) 実回路化可能? 三角波-正弦波変換回路。ダイオード折れ線近似” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(153) リファレンスのリファレンスにシャントレギュレータ?

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Joseph Halfmoon

アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』2023年2月号の実習2回目です。前回は負の参照電圧生成は「正の参照電圧をひっくり返す」ということで正の参照電圧にLED(部品キットに適当なツエナーがなかったので)を使いました。今回はバンドギャップリファレンス(シャントレギュレータ)の登場です。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(153) リファレンスのリファレンスにシャントレギュレータ?” の続きを読む

定番回路のたしなみ(24) LC発振で正弦波、コルピッツ発振回路、トランジスタ編

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Joseph Halfmoon

前回の電子工作業界?のハローワールド非安定マイブレータで発振回路に目覚めました。今までギッタンバッコンするような回路ばかりだった気がします。こんどは滑らかな正弦波(サイン波)を出力する回路がいいです。心が洗われるな。ホントか。そこでこれまた定番、コルピッツ発振回路をやっつけてみました。BJT1個でLC発振の巻デス。
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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(152) 負のリファレンス電圧の生成、意外なLEDの利用法?

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Joseph Halfmoon

「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」、2023年2月号の日本語版記事がアップされてました。さっそく実習にとりかかります。テーマは負のリファレンス電圧の生成。±5V電源はあるのだけれど、-2Vといった参照電圧が欲しいといった感じですかね。初回の今回は意外なLEDの使い道が。
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SPICEの小瓶(26) アナログ電圧二乗回路ビヘイビアモデル、除算回路の後ではちょろい?

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Joseph Halfmoon

前回のアナログ電圧の除算回路ビヘイビアモデルに比べたら今回はチョロイです、アナログ電圧二乗回路ビヘイビアモデル。前回はムツカシーのでつい教科書をカンニングしてしまいましたが、今回は教科書など見なくても自力更生。電圧制御電圧源のPOLY(1)記法で一撃だと。調子こいているな、自分。 “SPICEの小瓶(26) アナログ電圧二乗回路ビヘイビアモデル、除算回路の後ではちょろい?” の続きを読む

定番回路のたしなみ(23) ど定番「電子工作業界?のハローワールド」非安定マルチバイブレータ

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Joseph Halfmoon

前回PLL-ICなどいじりながら気がついてしまいました。定番といいつつ、一番の定番をやってないんじゃないかと。そうです、電子工作業界?の一丁目1番地、いやHello Worldというべきか、皆さまお馴染みの非安定(無安定?)マルチバイブレータであります。LEDとりつけて目でチカチカするのが分かる周期の遅いやつです。 “定番回路のたしなみ(23) ど定番「電子工作業界?のハローワールド」非安定マルチバイブレータ” の続きを読む

帰らざるMOS回路(35) TC4520BP、4ビット・バイナリ・カウンタでリハビリ?

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Joseph Halfmoon

半年もロジックお休みしてしまいました。マイコンの御供とか、アナログの御供でロジックしても真剣さが足りませんな?お休みした後のリハビリとて(忘却力の年寄にはリハビリがいるのです)「出来合いの」ロジックICを何個か動かしてその動作を観察していきたいと思います。今回は4ビット・バイナリ・カウンタ TC4520BPです。
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