帰らざるMOS回路(71) Xilinx Vitis、今度はDhrystoneに手こずる

PlatformV3T
Joseph Halfmoon

FPGA上のRISC-Vコア(MicroBlaze V)を使って、「Hello World」に「Lチカ」と成功、次は何かベンチマークをと思い至りました。前回の目論見では後は以下同文。しかし、そうは問屋が卸しませぬ。Xilinxのソフト開発環境VitisのExample、Dhrystoneを走らせるだけなんだが。
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SPICEの小瓶(49) LTspice、ステートマシン記述言語を内蔵していた

stateMachine
Joseph Halfmoon

ロジック・ハードウエアあるいはソフトウエアの世界ではステートマシンを記述することはよくあるじゃないかと思います。ところが、アナログな回路シミュレーターであるLTspiceにもステートマシン記述機能が隠れてました。その「記述言語」をContraption Programming Languageと唱えるようです。初耳だぜ。 “SPICEの小瓶(49) LTspice、ステートマシン記述言語を内蔵していた” の続きを読む

帰らざるMOS回路(69) Xilinx Vivado、ついに成功 RISC-VからHello

RISC_V_BLOCK_DIAGRAM
Joseph Halfmoon

前回、チップ上のRAMにビルドしたオブジェクトがロードできんのが問題ということを理解。IP内部にメモリを含んでいるMCSではなく、単体CPUのIP+単体メモリIPであれば動作するだろうと。なんたって以前に動作OKになっているし。そこでRISC-V単体コアIPでやってみました。ようやくHello World成功。
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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(196) トランス結合アンプその2

DUTonBB
Joseph Halfmoon

アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』の2024年5月号(和文版)の2回目です。「トランス結合アンプ」の実験です。前回はまずは回路をLTspiceでシミュレーションしてみるべし、とやってみました。しかし元記事のご指定の周波数の信号入れてもハシボーな感じ。どこか決定的に間違っている?

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(195) トランス結合アンプその1

TCampCircuit
Joseph Halfmoon

アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』の2024年5月号(和文版)の1回目です。4月号の第193回はコレクタにLCタンク回路を接続した同調アンプでした。今回はコレクタにトランスを接続した「トランス結合アンプ」です。初回なのでまずはLTspiceしてみるべしとやってみましたが、なんじゃらほい?

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トホホな疑問(60) リアルな部品の現実を見よ(その2)?コンデンサの直列抵抗

RC
Joseph Halfmoon

前回、RLローパスフィルタの周波数特性がシミュレーション結果と違う件を追求しました。なんのことはない、シミュレーションで使う理想的なL(インダクタンス)と違い、現物デバイスには「見えない直列抵抗(ESR)」が隠れているためでした。今回はRCローパスフィルタの現物の周波数特性の合わない件を追求。結局、同じ原因ね。トホホ。 “トホホな疑問(60) リアルな部品の現実を見よ(その2)?コンデンサの直列抵抗” の続きを読む

トホホな疑問(59) リアルな部品の現実を見よ?インダクタンスの直列抵抗

Inductance470uH
Joseph Halfmoon

さて、別件シリーズでRC/RL/RLCローパスフィルタの周波数特性をシミュレーションし悦に入りました。しかし「現物でそんな上手く行くわけねーずら」という声が聞こえてくるような。。。気のせい?そういうことで確認のため「シミュレーション通りの定数」の現物回路を組み立てて実機で測定してみました。確かに理想と現実は違う?

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SPICEの小瓶(48) RC、RL、RLCローパスフィルタの周波数特性

R1_LCcircuit_targ
Joseph Halfmoon

前々回、LTspiceの.MEASコマンドでカットオフ周波数を計算したのですが、「その方法では上手く行かない」ケースを見つけてしまいました。RLCのローパスフィルタの周波数特性を描こうとしたときにです。カットオフ周波数前に「小さなピーク」あり、前回方法では「ピーク前のまだ通過域」のところを誤って算出。これはイケない。 “SPICEの小瓶(48) RC、RL、RLCローパスフィルタの周波数特性” の続きを読む

帰らざるMOS回路(63) Xilinx Vivado、Accumulator

ACC_diagram
Joseph Halfmoon

前回はVivadoに「バンドル」されているIPからRAM-Based Shift Registerを練習。LUTを使ってFIFOみたいな構造を作れるIPでした。今回はAccmulatorです。入ってくる値をどんどん積算して結果を出力してくれるもの。なんか計算用のブロックを使って作ってくれるのか?どうなんだ? “帰らざるMOS回路(63) Xilinx Vivado、Accumulator” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(194) RLC バンドパスフィルタ

RLCbandpassDUT
Joseph Halfmoon

アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』最新記事の日本語版はまだアップされていなかったです。そこで今回は勝手実験です。ちょうど別シリーズでインダクタとキャパシタを使ったパッシブ・フィルタの計算をやってます。計算してそれきりだったので実機にておさらいしてみるかと。計算と違っていたらビックリなんだが。
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定番回路のたしなみ(51) Rectifierその3、トランス式単相全波整流回路

Trans1circuit
Joseph Halfmoon

前回前々回と整流回路を嗜んできましたが、いずれも入力の交流電圧そのままに直流に変換するものでした。やっぱり電源といったら商用電源100Vから電圧を落として直流にするものだろ~ということで今回はトランスを入れてみました。秋月殿で手に入るような「センタータップ付き電源トランス」を目標。ちゃんとシミュレーションできるのか? “定番回路のたしなみ(51) Rectifierその3、トランス式単相全波整流回路” の続きを読む

定番回路のたしなみ(50) Rectifierその2、単相全波整流回路

Rectifier2Circuit
Joseph Halfmoon

前回の「単相半波整流回路」のシミュレーションにはウソなところがありました。シミュレーション的にはショウガナイ(ノージンジャー)ということであります。しかし今回、単相「全波」整流回路をやる段になって、前回のようなウソッコな行き方ではシミュレーションできないこととなりました。真面目にとりくむ(誤魔化す)べしと。 “定番回路のたしなみ(50) Rectifierその2、単相全波整流回路” の続きを読む

定番回路のたしなみ(49) Rectifierその1、単相半波整流回路

Rectifier1ParamRL
Joseph Halfmoon

定番回路などと言いつつ、そういえばゴッソリやってなかったことに気づいた一群の回路があります。交流電源から直流を取り出すためのRectifier、整流回路です。今回から心を入れ替えて「嗜んでみる」ことにいたしましたが、SPICEだけ。手元に商用電源で実験できるような部品もないでのう。。。 “定番回路のたしなみ(49) Rectifierその1、単相半波整流回路” の続きを読む

帰らざるMOS回路(62) Xilinx Vivado、RAM-Based Shift R

RAMbasedSftBLKdiagU
Joseph Halfmoon

前回、Vivadoに「バンドル」されているIPのリストを眺めることができたので、今回から「練習」していきたいと思います。「代表的なところ」からと思いつつ、何が「代表的」なのかサッパリなので目についたところからです。今回はその名もRAM-Based Shift Registerです。FIFOみたいなものかね。知らんけど。 “帰らざるMOS回路(62) Xilinx Vivado、RAM-Based Shift R” の続きを読む