SPICEの小瓶(6) 電圧源の波形の設定用にPythonスクリプト作成開始

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Joseph Halfmoon

このところLTspiceを使うことが多くなって勝手に不便に思っているのが、独立電圧源の波形の設定です。SPICE自体は細かく時間とか制御できるので機能的にはまったく不満はありません。しかし大枠だけ決めてあとはお任せ、みたいなズボラな設定が欲しいです。そこでズボラな設定用のスクリプトの作成に着手。着手しただけ。まだ機能的には全然。

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SPICEの小瓶(5) 温度を変えてシミュレーション、ついでに物理定数

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Joseph Halfmoon

本気?でSPICEかけるときには、温度を振ってシミュレーションすることが必須です。常温で「動いた」と思っても温度が高い時、低い時にうまく行かないことはままあります。ICの設計であればさらに製造バラツキも考慮にいれて多数の組み合わせを確認する必要もでてきます。今回は別件記事のΔVBEが温度依存だったので、温度を振って観察してみます。

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(83) 定電流源、やっぱりキモはゼロゲインアンプなのよ

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Joseph Halfmoon

「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」の今回は2021年1月号です。とうとう2021年までたどり着きました。前回前々回とゼロゲイン・アンプでしたが、今回は「定電流源」、しかしてその実体はまたもやゼロゲイン・アンプです。それだけ大事だ、ということですかね。

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やっつけな日常(2) Scilab+Xcosで、伝達関数からシミュレーション

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Joseph Halfmoon

別記事にてLTspiceで制御理論の回あり、まだ途中ですがLTspiceでも制御理論の勉強できるのは分かりましたです。でも制御理論「向き」のツールあるんじゃないかと。。。今回は、これまた別件の信号処理でお世話になっているScilabとその上のブロックダイアグラム描いてシミュレーションできるXcosで同じことをやってみます。

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忘却の微分方程式(10) OpenModelica、抵抗1個のモデリング

JosephHalfmoon

前回は、微分方程式どころか、鶴亀算を計算しながら、実は鶴も亀もOpenModelicaの世界では「時系列的存在」であることにようやく気付きました。今回は、これまた微分方程式以前、御馴染みオームの法則を「実装」した抵抗1本、これが階層構造をもったオブジェクトなんだということを学んで行きたいと思います。ようやくモデリングの入口かも。 “忘却の微分方程式(10) OpenModelica、抵抗1個のモデリング” の続きを読む

忘却の微分方程式(9) OpenModelicaの方程式と変数

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前回は、「OpenModelicaのモデリングの心を学ぶべく」などと書きながら、OMNotebookのウインドウ性懲りもねー、とブー垂れて終わっておりました。ま、それでも付き合っていれば、段々分かってくることもあります。どうも普通のプログラム言語のイメージが、OpenModelicaのコードを理解するときの妨げになっていた、ということにふと気がついたんであります。 “忘却の微分方程式(9) OpenModelicaの方程式と変数” の続きを読む

忘却の微分方程式(8) OMNotebookに手こずる

JosephHalfmoon

前回から、OpenModelicaの「モデリングの心」を学ぶべく、OMNotebook上のDrModelicaを読ませていただいております。とはいえ、Exercise無しの手抜き学習。先の短い年寄りならばそれも許されようと(本当か?)しかし、OMNotebook、素晴らしいソフトだと思いつつも、「ケッ、なかなか思ったように動かねえなコイツ」と心の中で悪態をついておるこのごろ。 “忘却の微分方程式(8) OMNotebookに手こずる” の続きを読む

忘却の微分方程式(7) OMnotebookでModelicaを学ぶ

JosephHalfmoon

前回は、つい易きに流れてブロック図の方に行ってしまいました。これでもかなりな事は出来そうだし、第一に絵が面白いです。でもね、どうもModelicaというものをちゃんと知るためには、「Modelica言語」を避けては通れないみたいです。例によって楽して学べるものはないかいな、とインストールされたソフトウエアをみてみると、ありました。OMNotebookというものが。 “忘却の微分方程式(7) OMnotebookでModelicaを学ぶ” の続きを読む

忘却の微分方程式(6) OpenModelica、触ってみる

JosephHalfmoon

前回、インストールしたOpenModelicaにいよいよ触ってみたいと思います。しかしね、どこから始めたら良いのか。OpenModelicaもまた、複数の峰々が並ぶ深い山塊に例えられるかもしれません。登り口次第で入りやすいところもあり、そうでないところもあり。

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忘却の微分方程式(4) Xcos、Modelica、RC回路に手こずる

JosephHalfmoon

懐かしのアナログコンピュータに触発されて、ついつい微分方程式の大平原に踏み込み、ScilabのXcosへとやってきました。ブロックダイアグラムを描いたらば、微分方程式が解ける優れものです。しかしね、そのブロックダイアグラムったら、微分方程式を書き出さねばとても描けない。抵抗1個にコンデンサ1個の回路でも、私の頭の中には思い描けない。回路図なら簡単なのに。 “忘却の微分方程式(4) Xcos、Modelica、RC回路に手こずる” の続きを読む

忘却の微分方程式(3) Xcos、積分2つ、どっち?

JosephHalfmoon

初回前回と2回続けて、コロナなどの伝染病の流行モデルの中で一番簡単そうなSIRモデルの微分方程式を、Scilab/Xcosのブロックダイアグラムで「解いて」みました。そして、前回は3つも存在するゲインブロックの「もやもや」を解消しました。今回は積分ブロックの「もやもや」に決着つけたいと思います。なかなかSIRモデルから抜け出せませぬ。

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忘却の微分方程式(2) XcosのSIRモデルを手直し

JosephHalfmoon

前回、今更ながら、微分方程式をScilab、Xcosのブロックダイアグラムで解く題材として伝染病の流行モデルの中で最も簡単そうなSIRモデルを使わせていただきました。しかし、久しぶりで触るScilab、そしてまともに使ったことがなかったXcosということで、とりあえず解けた感はするものの、いろいろ不満あり。今回は細かいところにちょっと手を入れてみた報告でございます。 “忘却の微分方程式(2) XcosのSIRモデルを手直し” の続きを読む

忘却の微分方程式(1) 「コロナ 微分方程式」で検索

JosephHalfmoon

先週「アナログコンピュータ」ネタに手を出してしまい、ついつい微分方程式やらねば(思い出さねば)などと無駄なことを考えてしまいました。そこで「手頃な題材」として、コロナの感染モデルの方程式を解いてみるのはどうでしょうか。テレビじゃ方程式はでてこないけれど、良く出ているグラフを見ればきっと微分方程式に違いない。ネット探せば、方程式くらい直ぐに見つかるだろ、と考えました。

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