一昨年の「トランジスタ技術」を読み返していて気づいたのです。グラフに微分値(実際の計算は差分だろうけれど)も計算表示できるのだ、と。LTspiceのグラフ、シミュレーションした結果の電流とか電圧とかを計算して表示できるのは知っていたのです。さらにグラフに描いたトレースの「勾配」もグラフ表示できる、と。便利?
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(88) バイポーラトランジスタのエミッタ・フォロワ回路その1
「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」の今回は2021年4月号です。ようやく1年遅れ到達。今回もLTspiceでのシミュレーションから始めたいと思います。回路5種類あり実機で全部やるのは辛いです。シミュレーションでお茶を濁して、実機実験の数を減らそうという魂胆。
SPICEの小瓶(7) standard.bjt、書き換えちゃって大丈夫なの?
このところBJT使った実験が多いので、常備菜ということで定番の2SC1815(東芝製品はとっくの昔にディスコンなので海外製の互換品)を少し仕入れました。これまた定番の問題は、LTspiceのライブラリに2SC1815のモデルが含まれていないことかと。ネットを調べるとその対処方法も多数見つかるのですが、ちょっと?
SPICEの小瓶(6) 電圧源の波形の設定用にPythonスクリプト作成開始
このところLTspiceを使うことが多くなって勝手に不便に思っているのが、独立電圧源の波形の設定です。SPICE自体は細かく時間とか制御できるので機能的にはまったく不満はありません。しかし大枠だけ決めてあとはお任せ、みたいなズボラな設定が欲しいです。そこでズボラな設定用のスクリプトの作成に着手。着手しただけ。まだ機能的には全然。
SPICEの小瓶(5) 温度を変えてシミュレーション、ついでに物理定数
本気?でSPICEかけるときには、温度を振ってシミュレーションすることが必須です。常温で「動いた」と思っても温度が高い時、低い時にうまく行かないことはままあります。ICの設計であればさらに製造バラツキも考慮にいれて多数の組み合わせを確認する必要もでてきます。今回は別件記事のΔVBEが温度依存だったので、温度を振って観察してみます。
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(83) 定電流源、やっぱりキモはゼロゲインアンプなのよ
やっつけな日常(2) Scilab+Xcosで、伝達関数からシミュレーション
別記事にてLTspiceで制御理論の回あり、まだ途中ですがLTspiceでも制御理論の勉強できるのは分かりましたです。でも制御理論「向き」のツールあるんじゃないかと。。。今回は、これまた別件の信号処理でお世話になっているScilabとその上のブロックダイアグラム描いてシミュレーションできるXcosで同じことをやってみます。
忘却の微分方程式(10) OpenModelica、抵抗1個のモデリング
前回は、微分方程式どころか、鶴亀算を計算しながら、実は鶴も亀もOpenModelicaの世界では「時系列的存在」であることにようやく気付きました。今回は、これまた微分方程式以前、御馴染みオームの法則を「実装」した抵抗1本、これが階層構造をもったオブジェクトなんだということを学んで行きたいと思います。ようやくモデリングの入口かも。 “忘却の微分方程式(10) OpenModelica、抵抗1個のモデリング” の続きを読む
忘却の微分方程式(9) OpenModelicaの方程式と変数
前回は、「OpenModelicaのモデリングの心を学ぶべく」などと書きながら、OMNotebookのウインドウ性懲りもねー、とブー垂れて終わっておりました。ま、それでも付き合っていれば、段々分かってくることもあります。どうも普通のプログラム言語のイメージが、OpenModelicaのコードを理解するときの妨げになっていた、ということにふと気がついたんであります。 “忘却の微分方程式(9) OpenModelicaの方程式と変数” の続きを読む
忘却の微分方程式(8) OMNotebookに手こずる
前回から、OpenModelicaの「モデリングの心」を学ぶべく、OMNotebook上のDrModelicaを読ませていただいております。とはいえ、Exercise無しの手抜き学習。先の短い年寄りならばそれも許されようと(本当か?)しかし、OMNotebook、素晴らしいソフトだと思いつつも、「ケッ、なかなか思ったように動かねえなコイツ」と心の中で悪態をついておるこのごろ。 “忘却の微分方程式(8) OMNotebookに手こずる” の続きを読む
忘却の微分方程式(7) OMnotebookでModelicaを学ぶ
前回は、つい易きに流れてブロック図の方に行ってしまいました。これでもかなりな事は出来そうだし、第一に絵が面白いです。でもね、どうもModelicaというものをちゃんと知るためには、「Modelica言語」を避けては通れないみたいです。例によって楽して学べるものはないかいな、とインストールされたソフトウエアをみてみると、ありました。OMNotebookというものが。 “忘却の微分方程式(7) OMnotebookでModelicaを学ぶ” の続きを読む
忘却の微分方程式(6) OpenModelica、触ってみる
前回、インストールしたOpenModelicaにいよいよ触ってみたいと思います。しかしね、どこから始めたら良いのか。OpenModelicaもまた、複数の峰々が並ぶ深い山塊に例えられるかもしれません。登り口次第で入りやすいところもあり、そうでないところもあり。
忘却の微分方程式(4) Xcos、Modelica、RC回路に手こずる
懐かしのアナログコンピュータに触発されて、ついつい微分方程式の大平原に踏み込み、ScilabのXcosへとやってきました。ブロックダイアグラムを描いたらば、微分方程式が解ける優れものです。しかしね、そのブロックダイアグラムったら、微分方程式を書き出さねばとても描けない。抵抗1個にコンデンサ1個の回路でも、私の頭の中には思い描けない。回路図なら簡単なのに。 “忘却の微分方程式(4) Xcos、Modelica、RC回路に手こずる” の続きを読む