お手軽ツールで今更学ぶアナログ(157) スピーカの周波数特性、ここでのBWって何よ?

speaker_imp1
Joseph Halfmoon

アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』2023年3月号の実習2回目です。前回は手動にてスピーカのインピーダンスを測定。周波数に対してプロットしてみました。今回はネットワーク・アナライザとインピーダンス・アナライザを使って測定します。そこで唐突にBW求めよと投げかけられたのですがここでのBWって何?

“お手軽ツールで今更学ぶアナログ(157) スピーカの周波数特性、ここでのBWって何よ?” の続きを読む

OPアンプ大全を読む(22) THD、全高調波歪、いろいろ記載方法があるのね。

THD_N_Formula
Joseph Halfmoon

前回までの3回を費やして「4-7 OPアンプのノイズ」を読みました。今回の「4-8 OPアンプの歪」は一撃デス。ほぼ半ページしかなく、キモは上に掲げた公式のみ。前回の公式に比べりゃどうってことない?しかし、データシート上でTHDを調べるにつけ「闇が深い」のか「大人の事情」か、一筋縄ではいかない特性に思えてきました。
“OPアンプ大全を読む(22) THD、全高調波歪、いろいろ記載方法があるのね。” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(156) デジャヴ?スピーカのインピーダンス測定

Joseph Halfmoon

アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』2023年3月号の日本語版記事がアップされました。忘却力の年寄にはデジャヴかと。過去記事を経めぐって納得、ADALM1000(M1K)を使ってやってました。今回はADALM2000で同じことをやれと。当方はAnalog Discovery2で代行っす。

“お手軽ツールで今更学ぶアナログ(156) デジャヴ?スピーカのインピーダンス測定” の続きを読む

部品屋根性(95) 続コンデンサの周波数特性、アルミ電解とOS-CON、ついでにセラミック

C_DUT2
Joseph Halfmoon

前回はフィルム系?のコンデンサ2品をアナライザにかけて同じ容量でも大分性格が違うのね、と納得。今回は電解系?の極性のあるコンデンサ2品を比べてみます。一般的な「マイナスの帯」が印象的なアルミ電解と「ツーブロック風」の頭が印象的なOS-CONです。どちらも電源回路などでお馴染みのもの。 “部品屋根性(95) 続コンデンサの周波数特性、アルミ電解とOS-CON、ついでにセラミック” の続きを読む

部品屋根性(94) ありがち?コンデンサの周波数特性、セラミック、ポリエステル、ポリスチレン

capEC2
Joseph Halfmoon

第90回で使ったAD2のインピーダンスアナライザ機能で今回はコンデンサの周波数特性を測定します。ありがち?手元在庫をヒックリ返したらコンデンサいろいろ出てきました。今回は、容量0.01μF編ということで、積層セラミック、ポリエステル・フィルム、ポリスチレン・フィルムの3つを比べてみました。ポリなんちゃら、どこが違うの?
“部品屋根性(94) ありがち?コンデンサの周波数特性、セラミック、ポリエステル、ポリスチレン” の続きを読む

OPアンプ大全を読む(20) 引用「もっとも一般的に使われる係数は6.6である」、雑音尖頭値

Vnrms
Joseph Halfmoon

前回は信号源インピーダンスで支配的なノイズ源が変わる件でした。そこでの議論の単位は入力換算ノイズnV/√Hzであり「スペクトル密度」だったです。雑音密度カーブを帯域で積分すればノイズの実効値(RMS)が求まります。しかし問題になるノイズは、ピーク・ツー・ピーク、たまに来るデカイやつ(尖頭値)が問題だと。確率的な存在?
“OPアンプ大全を読む(20) 引用「もっとも一般的に使われる係数は6.6である」、雑音尖頭値” の続きを読む

部品屋根性(93) Zener ダイオード、Back to Back、どっち向けても同じ?

ZenerBtoB
Joseph Halfmoon

前回ゲルマニウム・ダイオードのIV特性をカーブトレーサしてみたので、今回はツエナーダイオードの特性を測ってみます。といって単なるツエナーでは面白くないので、ツエナーダイオードをバックツーバックに接続した場合の特性も測ってみたいと思います。接続のお作法、2通りある気がするのだけれど何か違うの?かねてから疑問。 “部品屋根性(93) Zener ダイオード、Back to Back、どっち向けても同じ?” の続きを読む

部品屋根性(92) 1N60、ゲルマニウム・ダイオード、最後の量産?IV特性比べてみるの回

1N60
Joseph Halfmoon

大昔の少年共にとってはゲルマニウム・ダイオードこそ電子工作世界へのハローワールド、私メも例外ではありませぬ。しかし時はうつろい、いまやゲルマニウム・ダイオードは絶滅危惧種であります。「最後の量産を弊社が大量仕入れしました」この一言にあおられてつい購入してしまいました。今回はシリコンダイオードとIV特性比べてみます。 “部品屋根性(92) 1N60、ゲルマニウム・ダイオード、最後の量産?IV特性比べてみるの回” の続きを読む

OPアンプ大全を読む(19) 3種のノイズのせめぎあい?OPアンプ内部のノイズでは

op27noise
Joseph Halfmoon

今回は外来ノイズではなくOPアンプ内部のノイズの回です。『大全』の該当部ではちょうどOP27を題材に解説されてましたので冒頭画像にOP27の規定を引用させていただきました。電流ノイズ pA/√Hzだって。スゲー小さいな無視無視などと思っていたら大間違いでした。3種のノイズの主導権争い、決め手は信号源インピーダンスだと。
“OPアンプ大全を読む(19) 3種のノイズのせめぎあい?OPアンプ内部のノイズでは” の続きを読む

部品屋根性(90) マイクロインダクタ、AD2のインピーダンスアナライザ機能で測ってみる

microInductorU
Joseph Halfmoon

別シリーズにてLC発振実験。マイクロインダクタを使用。470μH、アキシャルリードでブレッドボードに刺しやすいです。規定の周波数(0.796MHz)でのインダクタンス、Q値、そしてDCでの抵抗、最大電流など仕様書にきっちり書かれているのですが周波数特性のグラフなどは付属してません。そういえばということで思いだしました。

“部品屋根性(90) マイクロインダクタ、AD2のインピーダンスアナライザ機能で測ってみる” の続きを読む

GoにいればGoに従え(17) TinyGo、電子コンパス読み取り。micro:bit v2

GoMagResults
Joseph Halfmoon

前回micro:bit v2 搭載のSTmicroelectronics社製LSM303AGR「6軸センサ」とのI2C接続を確認。今回はLSM303AGRの2機能のうち、電子コンパス(磁気センサ)の読み取りを行ってみます。立派なアプリケーション・ノートが用意されてます。これさえあればバッチリ?ちゃんと読めよ、自分。
“GoにいればGoに従え(17) TinyGo、電子コンパス読み取り。micro:bit v2” の続きを読む

OPアンプ大全を読む(18) 「習慣的に0.1dBバンド幅」、要求の厳しいアプリでは

LT1399FlatnessA
Joseph Halfmoon

『OPアンプ大全』を先頭からチビチビと読み進めておりますが、進捗はかばかしくありませぬ。今回は「第2部4-6 OPアンプの周波数応答」の最後の項目「大域幅の平坦度」です。ページ数めっちゃ多いドキュメントであります。こんなペースでは死ぬまでに読み終わりませぬ。アナログ素人がすらすら読めるようなご本でもないケド。 “OPアンプ大全を読む(18) 「習慣的に0.1dBバンド幅」、要求の厳しいアプリでは” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(152) 負のリファレンス電圧の生成、意外なLEDの利用法?

minusVREFdut
Joseph Halfmoon

「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」、2023年2月号の日本語版記事がアップされてました。さっそく実習にとりかかります。テーマは負のリファレンス電圧の生成。±5V電源はあるのだけれど、-2Vといった参照電圧が欲しいといった感じですかね。初回の今回は意外なLEDの使い道が。
“お手軽ツールで今更学ぶアナログ(152) 負のリファレンス電圧の生成、意外なLEDの利用法?” の続きを読む

GoにいればGoに従え(16) TinyGo、6軸センサに誰?と micro:bit v2

LSM303AGRb
Joseph Halfmoon

第13回でmicrobit v2とv1.5のI2Cバスの差について調べました。しかしv2の内部I2Cバスについては触ってません。内部I2Cバスには3軸加速度センサと3軸電子コンパスが接続されてます。手元のmicro:bit v2ではLSM303AGRという1チップで両方できる優れもののデバイスが搭載されています。

“GoにいればGoに従え(16) TinyGo、6軸センサに誰?と micro:bit v2” の続きを読む