AIの片隅で(10) Actcastベータ版リリース

昨日、Raspberry Piにカメラを取り付けたので、がぜん気になってきたものがあるのです。

Actcast

という「クラウドサービス」です。気になった理由はRaspberry PiのGPUをAIの推論に使っているらしいから。Raspberry PiのGPUはあることは知っていても、NVIDIAのCUDAのように「表立って」使っているようなケースをほとんど聞いたことないので、かなり気になってました。そうしたらちょうど、今月8月1日にActcastはアルファ版からベータ版へと進んだというリリースが。タイミングが良いな。。。 “AIの片隅で(10) Actcastベータ版リリース” の続きを読む

AIの片隅で(9) 続Chainer Tutorial Book

前回、「Chainer演習はまた明日」などと書きながら、わずかに最初の項目を実施しておったんでございます。本来ならば、本日も投稿書いている暇あったら Chainer Tutorial Bookの勉強進めろよ、とも思うのですが、とりあえず演習に辿りつくところまでは書いておきます。そうしないと忘れてしまうから。 “AIの片隅で(9) 続Chainer Tutorial Book” の続きを読む

AIの片隅で(8) Chainer Tutorial Book

マイコン関係のWeb上開発ツール、例えばArm Mbed Compilerなどをこのところ触っている時間が長いのですが、AI関係に目を転ずれば、それどころではありませんでした。凄い事になってました。勉強不足にて、Googleの ColaboratoryというWebサービス、使ったことなかったんであります。今回、ChainerのWeb上のチュートリアルに素晴らしいものがあると聞き、触ってみればGoogle Colaboratoryの上に構築されたチュートリアル用の「ノートブック」でした。貧しくてGPUも買えない私でもお試し可能な素晴らしい環境です。何といっても無料が嬉しい。 “AIの片隅で(8) Chainer Tutorial Book” の続きを読む

AIの片隅で(7)Google Home Mini来た!

数日前、「Ok Google、<ラジオ局名>」などと言えばラジオをかけてくれる例のヤツが届きました。今頃になってようやく、文明開化、な感じがします。ま、とあるキャンペーンで手に入れたものであります。シンガポールから届きましたね。スマホを使えば似たようなことできますが、電話でもないのに「人前でスマホに何か語りかける」のに抵抗を感じる年寄りにとっては、誰憚りなく「Ok Google」言えるのは何か嬉しい。こないだまでやっていたラズパイ上の MNISTが「AI業界のHello World!」ならば、AIスピーカは、

AIへの門

であります。天国への門なのか、はたまた地獄の門か?ともあれ、付き合ってみるしかありますまい。 “AIの片隅で(7)Google Home Mini来た!” の続きを読む

AIの片隅で(6)ラズパイでChainer、続々編

一昨日は、非力なRaspberry Pi 1 Model B+で『AI業界のHello World!』ことMNISTのEpoch 1を実行するのに一晩かかったわけであります。そして、新規導入の

Raspberry Pi 3 Model B+

(そのうち Pi 4 も欲しいのですがね)を取り出し、Raspbianをセットアップした暁には、早速にChainerインストールしてMNISTの学習をやらせてみると誓ったのでした。やってみました。結論から言えば、昨晩走らせたものが今朝には完了していました。やっぱり、Pi 3速い。Pi 1の20倍くらい速い(といって、まだGPUレスのパソコンの方がPi 3の50倍くらい速いのですが)。 “AIの片隅で(6)ラズパイでChainer、続々編” の続きを読む

AIの片隅で(5)ラズパイでChainer、続

「学習」はラズパイ、ましてや非力なRaspberry Pi 1 B+にやらせる仕事ではないことは重々承知の上、パソコンとの比較例としてやってみた『AI業界のHello World!』MNISTへの挑戦です。前回は、パソコンからリモートログインしていたSSH接続が切れてしまい、「折角かなり走っていた」筈のラズパイ上のプロセスが死んでしまい、結果(EPOCH1の学習時間の測定でしかないのですが)に行きつきませんでした。そこで、screenコマンドでパソコン側が落ちてもラズパイ側でプロセスが維持できるようにし、再度、実行を仕掛けたのでありました。今日みれば、ようやく結果が出てました。それがこちら。 “AIの片隅で(5)ラズパイでChainer、続” の続きを読む

AIの片隅で(4)ラズパイとWSLの上にChainer

「ラズパイでAI」の本を3冊ほど読んだので、早速、実践あるのみかと。ま、「読んだ」といっても、つらつら「眺めた」程度であります。ホントのところ、自分で計算(実際に働くのはマシンですが)してみないと記憶にも残りませぬ。実を言えば、手元には Raspberry Pi 3 Model B+ も届いているのです。しかし、長年使った(埃を被っていた時間も長い)

Raspberry Pi 1 Model B+

でどこまでやれるのか(どの辺を超えると酷いことになるのか)調べておきたいと思いました。低価格、小スペースで人気の Raspberry Pi zero と同じCPUでもあるし。。。無理やりは承知で、まずは非力なArm11機で、どこまで行けるかやってみました。

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Literature Watch Returns(7) ラズパイでAI、目白押し

Raspberry Pi、日本式に略せば「ラズパイ」、の関連書籍が各社から多種刊行されていることは皆さんご存知かと思います。日に日に縮小している感のある書店の理工系書籍の棚の中、さらに縮小傾向の著しく感じられる電子工学系統の中にあってかなり存在感のある「分野」であると言えるでしょう。手をつけている出版社も多く、「ラズパイ」メインの月刊誌も成立しています。もともとホビーや教育用で始まったRaspberry Piですが、いまでは産業応用も広がり、数年前で毎年数百万台、今では一千万超えているのではないかと想像される出荷台数の半分くらいが産業用途らしいです。関連書籍が多い中、「多少絞り込む」つもりで、

Raspberry PiのAI応用関連

で調べてみましたら、まだまだ大量でとても全部はカバーしきれません。今回はその中から3冊だけ購入させてもらって読んでみました。事態は思った以上に進行している? “Literature Watch Returns(7) ラズパイでAI、目白押し” の続きを読む

土木でエレキ(7) AIの活用を道路の点検技術にみる

前回、AIとかICTとか使って何をやりたいの?みたいな視点で勝手に調べてみました。今回は、AIといって具体的にどんな算法を使っているのか手がかりないかと調べてみることにいたします。またもや手がかりにしたのは、NETISの維持管理支援サイトです。前回までは主にコンクリートの道路橋中心に調べさせてもらいましたが、今回は道路の舗装が対象です。昨年の年末に『「路面性状を簡易に把握可能な技術」の事後評価結果について』という「お知らせ」が公開されていました。ここに「いくつか手がかり」があったのです。

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IoT何をいまさら(9) IoT, M2M, AI, ML 言わせてもらえば

IoT (Internet of Things) と M2M (Machine to Machine)、どうも似たもので、よく隣あって書いてあります。違い、分かったような、分からないような。これとは別なものですが、この頃は「併用」されることが多いので、それらの近くにAI (Artificial Intelligence) とか、ML (Machine Learning) などという言葉も落ちていることが多いです。この2つの違いも、分かったような、分からないような。いろいろな人が、いろいろな説明をしていますが、この辺でこちらはこちらで、勝手きままに、見解を申し述べさせていただきたいと思います。

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AIの片隅で(3) バオバブ、データセット制作の強みは多言語コミュニティ

最近は、何かのフレームワークでちょっと「AIしてみよう」などと思い立つと「学習済」の係数データなどが一発でロードでき、ものの数分でサンプルプログラムが動いたりします。それで「ちゃんと認識した」などと喜ぶわけです。しかし、そのサンプルの陰には、学習にコンピュータがついやした時間があり、それどころか、学習用のテストセットを作るために「人間」が費やした膨大な時間もあったりします。私も実は小さな学習用のデータセットを作ったことがあるのです。ま、いろいろ小さなプログラムを作ったりして合理化はしましたが、基本は自分の目でみて画像を分類なので、とても面倒くさい、というよりやっていると「飽きる」作業でした。世間にはダウンロード可能な既存データセットもない分けではないですが、大抵は何かコンテストの題材だったりします。自分固有の目的にあったデータセットなど落ちている分けがありません。この手の作成需要があるんじゃないか、と思っていたところ、団員4号から連絡がありました。

テレビでやってるよ、TBSがっちりマンデー!!

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土木でエレキ(3) もうすぐ締切、土木学会インフラデータチャレンジ

土木分野でもAIとIoTを活用すべし、ということで動いている人が多いようです。そのものズバリのコンテストが今まさに締切になろうとしていました。

土木学会インフラデータチャレンジ

応募作品の概要登録期限が1月19日、作品そのものの登録期限が1月26日です。今日は1月17日なので、明日一杯くらいに何か「アイディア」を思いつけば、「アイディア部門」に応募できないこともないですが、ちと時間が無さ過ぎですね。特に「アプリ部門」には。賞金総額200万円、最優秀賞50万円だそうです。もう少し早く気づいておれば、応募したのに。。。

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介護の隙間から(24) 大混雑、AIとIoTで介護見守り

前回は見守りサービスへの3方向からのアプローチということで書かせていただきました。うち2方向は「在宅」向けのアプローチでした。しかし、目を転じてBtoB、施設向けの「見守り」となると、このところ各社の発表が相次ぎ、がぜん大混雑の様相を呈しています。キーワードは、

AI と IoT

です。2月に展示会がある、ということも一つのトリガにはなっていますが、それ以上の理由がありました。

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AIの片隅で(2) 自動運転テストコース、素早いなセンスタイム

ローカルニュースでもあまり大きな話題になっていなかったのですが、香港がベースのセンスタイムと言うAIのスタートアップ企業が、茨城県常総市(常総市の中でも石下とよばれる地区です)に自動運転のテストコースをオープンしていました。この素早さ、日本企業では考えられないかもしれません。

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