手習ひデジタル信号処理(83) Scilab、FSK、自力更生の必要なしだけれどやってみた

bfsk_waveform
Joseph Halfmoon

前回Scilab comm_tbxのask変調関数の様子がおかしい、ということで「自力更生」してみました。今回はaskの次はfskだろ~というありがちな順番で、fskです。しかしfskに関してはcomm_tbxの変調関数の挙動はおかしくないようにも見えるので、よけいな自力更生、の可能性大。念のためか。いやどーも。 “手習ひデジタル信号処理(83) Scilab、FSK、自力更生の必要なしだけれどやってみた” の続きを読む

Pico三昧(18) picotool有、pico-project-generator要導入

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Joseph Halfmoon

前々回、Windows11上にRaspberry Pi Pico のC/C++ SDK開発環境を設置、前回は2台目Picoを使ってPicoProbeもOKです。まだ足りぬものがありますな。ラズパイ4をホストにSDK使っていたときに多用したpico-project-generatorです。なぜか微妙に不整合なんだこれが。
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GoにいればGoに従え(17) TinyGo、電子コンパス読み取り。micro:bit v2

GoMagResults
Joseph Halfmoon

前回micro:bit v2 搭載のSTmicroelectronics社製LSM303AGR「6軸センサ」とのI2C接続を確認。今回はLSM303AGRの2機能のうち、電子コンパス(磁気センサ)の読み取りを行ってみます。立派なアプリケーション・ノートが用意されてます。これさえあればバッチリ?ちゃんと読めよ、自分。
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ぐだぐだ低レベルプログラミング(114)ARM64(AArach64)FABS他

FABSresults
Joseph Halfmoon

今回はFABS「他」などと省略してしまいましたが、残りはFNEGとFSQRTです。絶対値(FABS)に符号反転(FNEG)そして平方根(FSQRT)です。いずれもソース一つをとって結果ひとつをデスティネーションに返すもの。例によってARMv8.0に半精度はないので、単精度と倍精度のみ。お楽? “ぐだぐだ低レベルプログラミング(114)ARM64(AArach64)FABS他” の続きを読む

SPICEの小瓶(27) アナログ電圧平方根回路ビヘイビアモデル、除算回路の手を使う?

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Joseph Halfmoon

前回のアナログ電圧二乗回路(ビヘイビアモデル)はちょろかったですが、今回の平方根回路(ビヘイビアモデル)は難しかったです。再び教科書をのぞき見しながらモデルをこさえました。確かに平方根をとれてるのだけれども狐につままれたようです。自分を二乗したものが相手と等しければ自分は相手の平方根だと。 “SPICEの小瓶(27) アナログ電圧平方根回路ビヘイビアモデル、除算回路の手を使う?” の続きを読む

MicroPython的午睡(103) ESP32版、12bit ADC、アッテネータ設定と読み取り

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Joseph Halfmoon

最近別シリーズの「Rubyちゃん」の次に「MicroPython」する巡りあわせ。RX631マイコン上のmruby処理系で動作させたものをほぼそのままESP32のMicroPython処理系でもやってみる展開です。今回はADC(アナログデジタルコンバータ)。処理系の違いというよりマイコンの考え方の違い、割り切り? “MicroPython的午睡(103) ESP32版、12bit ADC、アッテネータ設定と読み取り” の続きを読む

データのお砂場(80) R言語、sunspots、太陽黒点数の月次データとな

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Joseph Halfmoon

R言語所蔵のサンプルデータセットをABC順(大文字)優先で拝見させていただいとります。今回はsunspots、太陽黒点数データです。毎度サンプルデータセットのデータは古いよなどとブー垂れてましたが今回は古いことにも意義があります。3つのデータセットをあわせると1700年以来2014年までのデータが含まれている、と。
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定番回路のたしなみ(24) LC発振で正弦波、コルピッツ発振回路、トランジスタ編

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Joseph Halfmoon

前回の電子工作業界?のハローワールド非安定マイブレータで発振回路に目覚めました。今までギッタンバッコンするような回路ばかりだった気がします。こんどは滑らかな正弦波(サイン波)を出力する回路がいいです。心が洗われるな。ホントか。そこでこれまた定番、コルピッツ発振回路をやっつけてみました。BJT1個でLC発振の巻デス。
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Rubyと一緒(5) GR-CITRUSのADCの参照電圧、結局1種類じゃん?多分。

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Joseph Halfmoon

特価品(見切り品?)のGR-CITRUSボード(RX631搭載)で組み込みRuby(mruby)してます。前回はDAC出力だったので、今回はADC入力を使ってみます。マニュアル拝見すると基準電圧が3種類、レゾリューションが2種類で合計4種もの動作モードがあるように見えます。でも回路図みるとそんな筈がないです。どゆこと? “Rubyと一緒(5) GR-CITRUSのADCの参照電圧、結局1種類じゃん?多分。” の続きを読む

忘却の微分方程式(94) 反復練習57、全微分。diff()で解けるんだが。。。Maxima

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Joseph Halfmoon

前回も偏導関数でした。偏微分の先には全微分あり?で、今回は全微分です。なんのこっちゃ?Maxima様にお願いする分には、全微分も「いつもの」diff()関数一発で求まります、一撃。ただし「全部(変数について)微分しろ」という指定なので事前の取り決め必須。人間のように「多分これは定数ね」とか勝手に判断してくれません。
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OPアンプ大全を読む(18) 「習慣的に0.1dBバンド幅」、要求の厳しいアプリでは

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Joseph Halfmoon

『OPアンプ大全』を先頭からチビチビと読み進めておりますが、進捗はかばかしくありませぬ。今回は「第2部4-6 OPアンプの周波数応答」の最後の項目「大域幅の平坦度」です。ページ数めっちゃ多いドキュメントであります。こんなペースでは死ぬまでに読み終わりませぬ。アナログ素人がすらすら読めるようなご本でもないケド。 “OPアンプ大全を読む(18) 「習慣的に0.1dBバンド幅」、要求の厳しいアプリでは” の続きを読む

オプション沼(14) 最適化で以下省略なコード書いてみました。gcc -O3オプション

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Joseph Halfmoon

別シリーズのRust記事にて時間計測しようとしたらばコンパイラの最適化のために計測対象が「消えてた」件これあり、ありがち?今回こちらでは消えて(飛ばされてしまう)c言語コードをあえて作成しgccの最適化オプションの「威力」を痛感してみたいと思います。最適化は奥深いのでまたやるつもりですが。 “オプション沼(14) 最適化で以下省略なコード書いてみました。gcc -O3オプション” の続きを読む

連載小説 第127回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出

Maiko Yonbito
Momoe Sakurada
ペンネーム
桜田モモエ

<これまでのあらすじ>

サイコーエジソン株式会社の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。訳あって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICの営業に携わっています。10年近くに及ぶ海外赴任(アメリカ、ドイツ)を経て、4月から久し振りの日本勤務です。20世紀も終焉に近づいていく中、我々の電子デバイスビジネス(半導体、液晶表示体、水晶発振デバイス)はどうなっていくのでしょうか。

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(152) 負のリファレンス電圧の生成、意外なLEDの利用法?

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Joseph Halfmoon

「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」、2023年2月号の日本語版記事がアップされてました。さっそく実習にとりかかります。テーマは負のリファレンス電圧の生成。±5V電源はあるのだけれど、-2Vといった参照電圧が欲しいといった感じですかね。初回の今回は意外なLEDの使い道が。
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