OPアンプ大全を読む(16) 周波数特性 6dB/oct、12dB/oct それが問題だ

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Joseph Halfmoon

前々回前回と周波数応答に関係するパラメータである、スルーレート、セトリング時間を順に勉強してきました。今回は周波数応答の本命?利得帯域幅積(GBW)です。ただね、電圧帰還形オペアンプと電流帰還形オペアンプで特性というか考え方が多いに異なるみたいです。今回は電圧帰還形オペアンプの回ぞなもし。刻むな、自分。

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連載小説 第126回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出

Maiko Yonbito
Momoe Sakurada
ペンネーム
桜田モモエ

<これまでのあらすじ>

サイコーエジソン株式会社の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。訳あって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICの営業に携わっています。10年近くに及ぶ海外赴任(アメリカ、ドイツ)を経て、4月から久し振りの日本勤務です。20世紀も終焉に近づいていく中、我々の電子デバイスビジネス(半導体、液晶表示体、水晶発振デバイス)はどうなっていくのでしょうか。

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(150) WaveForms、実験自動化最初の一歩?

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Joseph Halfmoon

『StudentZone』2月号の日本語記事がアップされるまでの「つなぎ」として、Digilent AD2、WaveFormsのScript制御の練習を続けてまいりたいと思います。いよいよ今回は実験自動化っぽいことをやってみます。印加するDC電圧をプログラムで制御しながら、そのときの電流、電圧を測定するだけのもの。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(150) WaveForms、実験自動化最初の一歩?” の続きを読む

RustにいればRustに従え(11) 行列積を求めたいです。普通な感じで。mut有for有

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Joseph Halfmoon

前回は素朴な方法で2次元配列に乱数を詰め込みました。今回は詰め込んだ配列2つをもってきて行列積を求めてみたいと思います。これまた一目瞭然な素朴な方法。後々いろいろ実験するための準備とな。しかしそれにしても行列積の検算どうしましょう。とりあえず行列がお得意らしいR言語にお願い。検算してよかったデス。。。
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ブロックを積みながら(113) Node-RED、CSSセレクタでHTML要素を抽出

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Joseph Halfmoon

前回はWebからとってきたhtml文書の中の<table>要素を抽出してNodeRedダッシュボードに表示してみました。今回はCSSセレクタを使ってより細かいレベルで要素抽出を行ってみたいと思います。フロントエンドがお得意の人には簡単なんだろうが、低レベルプログラミングな年寄には慣れない高水準だなあ。

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IoT何をいまさら(120) 続Arduino用ソースをWSL2上でGoogle-test

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Joseph Halfmoon

前回に引き続き、Arduino環境用に書いた関数をWSL2(Ubuntu)上でGoogle-testしています。多少進捗があったのは「文字列で書いた16進数の計算式」を「評価」して結果を数値で返せるところまでテストが進んだことです。160行ばかりの短いコードだけれども一応インタプリタもどき。今のところ即値の計算のみ。
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手習ひデジタル信号処理(80) Scilab、変調/復調系関数、どこまでOKなの?

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Joseph Halfmoon

ScilabのScilab Communication Toolbox(comm_tbxと略称)をありがたく使わせていただいております。前回までのプロット系の関数などは便利に使えるのですが、どうも変調/復調系の関数、特に復調(demodulation)系が怪しく思えてなりませぬ。復調は自分でやってみろと?

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部品屋根性(88) AD8506、単電源、レールツーレール入出力、デュアル・オペアンプ

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Joseph Halfmoon

別シリーズ記事にてADコンバータ使用。信号振幅は大きいのでAD直結でもOK。でも小さい信号になってくるとアンプが欲しくなるでしょう。今時のマイコンのADなので電圧3.3Vの単電源がいいです。ということで大分前に仕入れてあったのがAD8506のDIP化モジュールです。ピンヘッダをはんだ付けすればDIPに見えるもの。

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GoにいればGoに従え(14) TinyGo、micro:bit v2、CDSセンサ読み取り

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Joseph Halfmoon

前回までで、micro:bit v2上でv1.5上でできていたことが出来るように復旧できました。今回からアナログ入力に戻ります。まずはDC的な動きのないアナログ電圧で処理できるものということでCDSセンサを取り付けてみました。ありがち?ちょっとした明るさの変化にも敏感に反応してくれるCDSセンサは実験しやすいです。 “GoにいればGoに従え(14) TinyGo、micro:bit v2、CDSセンサ読み取り” の続きを読む

ぐだぐだ低レベルプログラミング(111)ARM64(AArach64)FRINTx

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Joseph Halfmoon

前回前々回と浮動小数点レジスタと整数レジスタの間での整数/固定小数点数変換をエクササイズしてきました。しかし今回は浮動小数点レジスタ間での「整数変換」です。フォーマット上は浮動小数、でも中身は整数ピッタンコの値というやつ。またまたメンドイ「丸め」が登場して命令ニーモニック数が激増。A64ホントに命令多いな。 “ぐだぐだ低レベルプログラミング(111)ARM64(AArach64)FRINTx” の続きを読む

定番回路のたしなみ(22) CD4046でFM復調(FM Demodulation)

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Joseph Halfmoon

CD4046は噛めば噛むほど味がでる(スルメか)デバイスであります。前回はフツーにPLL(フェーズロックドループ)で周波数の逓倍回路だったですが、今回はFM変調された波形から復調(デモジュレーション)を試みます。それにしてもテスト用にFM変調波形を作らないといけないけれどどうするの?

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MicroPython的午睡(100) ESP32版、ブートモードに入らなくて焦りました

Joseph Halfmoon

前回までSTM32版でMicroPythonしてきました。回重ねたので今回からESP32版に「戻りたい」と思います。以前にもESP32機でMicroPythonしてましたが「手足の少ない」M5ATOMLite機でWiFi経由の操作が主でした。今回からは端子が出ているESP32DevKitC機を使っていきたいと思います。
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データのお砂場(77) R言語、sleep、スチューデントの睡眠データとな

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Joseph Halfmoon

今回のサンプルデータセットには “Student’s Sleep Data” というタイトルがついてます。以前であれば「学生さんのデータなの?」とボケをかますところです。今では知っています。また出たなStudent先生、t検定をやれってことですかい?データ自体は「眠くなるお薬」を飲んだ時の睡眠時間のデータらしいっす。

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SPICEの小瓶(24) 電圧制御電圧源のPOLYでアナログ電圧乗算回路のビヘイビアモデル作る

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Joseph Halfmoon

前回、従属電圧源のPOLY記法を使って電圧加算回路(係数マイナスにすれば減算回路)のビヘイビアモデルを作りました。今回はその余勢を駆ってアナログ電圧の電圧乗算回路のビヘイビアモデルを作りたいと思います。POLY記法がわかればほとんど一撃なんだ、これが。調子に乗りすぎ?

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