忘却の微分方程式(86) 反復練習49、回転体の体積を求める、Maxima

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Joseph Halfmoon

前回は、ある軸にそった断面積が分かるときに体積を求める例題でした。今回はその応用という感じ?曲線をある軸の周りに回転させたときにできる曲面と「回転軸座標のある範囲」で囲まれる体積を求めよ、という感じっす。そのままでは前回とあまり変わらないので、ちょいとひねり、いや回転を加えてるみたい。 “忘却の微分方程式(86) 反復練習49、回転体の体積を求める、Maxima” の続きを読む

MicroPython的午睡(95) STM32版、ハードウエアCRC32演算器の試用

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今回からSTM32版の独自部分、stmモジュール内に定義された定数を使ってSTM32のハードウエアを探っていきたいと思います。今回は一番簡単そうなところということでCRC32計算ペリフェラルを使ってみたいと思います。このペリフェラル、使用するのは簡単だけれど、検算がメンドイ。

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データのお砂場(72) R言語、pressure、水銀の蒸気圧、単位はミリメートルHgで

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Joseph Halfmoon

今回、解説のvapor pressure of mercury in millimeters (of mercury)という句を読んで、一瞬親父ギャグと思った私の頭が親父ギャクです。水銀の蒸気圧曲線データです。古いので単位もmmHg(水銀柱高さ)です。当時はSI単位じゃなかったんだな。水銀が重なるのはいたしかたない。
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部品屋根性(86) TC74HC4020AP、14Stage binary counter

TC74HC4020AP
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別シリーズで「分周器」が必要であったのでTC74HC4020APを購入。いったい74HCシリーズなんだか、4000シリーズなんだかハッキリしろい、という感じのネーミングのデバイスであります。その心?は4000シリーズの同一型番品と端子機能互換だけれども電気的には74HCシリーズ同等ってことかい?知らんけど。 “部品屋根性(86) TC74HC4020AP、14Stage binary counter” の続きを読む

オプション沼(9) gccの-Dオプション、意外な使い方もあり?私は人生複雑にしたくないケド

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Joseph Halfmoon

前回はプリプロセスで止め、コンパイルに進まない-Eオプションでした。今回もプリプロセッサ関係のオプション続けます。-Dオプションっす。よく使うやつ?そんなの知ってる。でも改めて取り組んでみると「新たな世界が開ける」ような気がしないでもないです(個人の感想デス。)まあ、人生複雑にしたくなければ深みにハマらん方が良い? “オプション沼(9) gccの-Dオプション、意外な使い方もあり?私は人生複雑にしたくないケド” の続きを読む

連載小説 第121回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出

Maiko Yonbito
Momoe Sakurada
ペンネーム
桜田モモエ

<これまでのあらすじ>

サイコーエジソン株式会社の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。訳あって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICの営業に携わっています。米国現地法人のSS-Systemsを経て、今はミュンヘンにあるヨーロッパ現地法人のEdison Europe Electronics GmbHに勤務しています。世界中で携帯電話の普及というビジネスの波が起こっていました。我々の半導体製品もその波に乗って大忙しです。そこへ液晶表示体と水晶製品のビジネスも統合され、更に大忙しです。 “連載小説 第121回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(144) AD654にXOR1個つなげてPLLじゃ

PLL_DUT
Joseph Halfmoon

「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」の2022年12月号の実習2回目です。前回不足していた部品もそろったのでPLL(Phase Locked Loop)動作を実習して行きたいと思います。といって今回のは前回でもやればできた部分なのだけれども。まあお楽が一番てか。
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定番回路のたしなみ(16) 「伝統のデバイス」723を使って可変電圧レギュレータ

NJM723
Joseph Halfmoon

今回はそのルーツをフェアチャイルド・セミコンダクタに遡るレギュレータIC、723をつかって可変電圧のレギュレータを作ってみたいと思います。今回使用したのはNJM723D(日清紡マイクロデバイス社)ですが、寄る年波に勝てず?保守品種とな。でもま定番デバイス、代替品はあるみたいです。秋月殿ではまだNJM723D購入可能。
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RustにいればRustに従え(5) FIRフィルタの実体たった1行? mut無、for最小

firfiltercode
Joseph Halfmoon

前回の投稿後に再び@rithmety様のご指導ありコードを改良することができました。ありがとうございます。おかげで今回はFIRフィルタの計算に取り組めます。100次のローパスフィルタとな。結構強力っす。でもフィルタの実体はほとんど1行。Rustも強力にして簡潔。例によってアカラサマなmutなし。表示以外のforなし。 “RustにいればRustに従え(5) FIRフィルタの実体たった1行? mut無、for最小” の続きを読む

ブロックを積みながら(107) Node-RED、SQLクエリの結果グラフ化その2

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Joseph Halfmoon

前回、過去データに対するSQLクエリの結果をグラフ化してみたのですが、狭い範囲の室温をグラフ化したので、スイッチがチャタリングでも起こしたような波形になってしまいました。その割にデータ点数多すぎ。今回は取り出したデータに「フィルタ」をかけても少し見やすくしてみます。 “ブロックを積みながら(107) Node-RED、SQLクエリの結果グラフ化その2” の続きを読む

やっつけな日常(50) a transitional dummy packageって何?

dummyPackage
Joseph Halfmoon

前回なぜかは知らねど自動インストールされた raspinfo なるスクリプトファイル、なかなか便利。その割に使ってないっすけど。そうしたら、今回あろうことか、raspinfoパッケージ、「もう必要とされていません」と表示されました。どうしたんだ?私は知らなかった、transitional dummy package。

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OPアンプ大全を読む(11) 入力インピーダンス、規定無のOpAmpも多いみたい、知らんけど

OpAmps
Joseph Halfmoon

前回のIB(入力バイアス電流)に続き、今回も入力の特性パラメータです。入力インピーダンスとな。本文読んで2種類の入力インピーダンスについては「理解した」気になりましたが、前回に続き「自分じゃゼッテー」測定できん、こと確定。それどころか、どうもデータシートに入力インピーダンスが記載されていないケースもままある。ホントか?

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手習ひデジタル信号処理(74) Scilab、今頃になってsyslinの使い方を知る

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Joseph Halfmoon

前回 poly を使った多項式の定義がわかったような気がしたので、今回はそれを使って伝達関数を定義してみます。これまた過去に毎度もお世話になっている割にはなんだか謎なsyslinという関数を使って「使える形」にしていきます。線形システム?いや伝達関数のまま?なんじゃそりゃ。調べてみれば違いは一文字?

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IoT何をいまさら(116) ESP32C3版Xiaoで車輪の再発明、行入力その2

ESP32C3XIAO_DUTupdated
Joseph Halfmoon

前回の行入力ルーチンの改良をするつもりが、Xiao-ESP32C3のブレッドボードの整理(SDスロットとカラーLCDを並べて載せる)に時間とってしまい、ソフトの改良は「僅か」であります。でも、とりあえずカーソルを左右に動かして上書き編集と、以下消去くらいはできるようになりました。行入力っぽくなってきた? “IoT何をいまさら(116) ESP32C3版Xiaoで車輪の再発明、行入力その2” の続きを読む