データシートを読む(6) STM32F401xD/xE その6

JosephHalfmoon

前回かなり「飛ばした」お陰でようやく

Functional overview

に到達いたしました。ここからいよいよ面白くなる、かと言えばそうでもないと思います(個人的な感想です。)以前に書かせていただいた通り、データシートのコアな部分は、無味乾燥に見える表やら図の方です。データシートの中では珍しく読むところがあるFunctional overviewは、そこへ至るためのお膳立て、くらいなものでしょう。

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鳥なき里のマイコン屋(84) VS CodeでESP-IDF

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このところ、VS Code+PlatformIOを使わせていただき、M5StackそしてESP32 DevKitCと「ESP32系」でビルドを何回かやってきました。しかし、フレームワークは毎度おなじみArduino。Arduinoは便利で大好きですが、ESP32の場合「本格的にRTOS」するならばArduinoの下に隠れているFreeRTOSに触れる環境、ESP-IDFを使えるようにせねばなりませぬ。メンドイな~と思っていたのですが、PlatformIOにお願いすれば、何もメンドイことは無かったのでした。これまたお楽で結構。

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鳥なき里のマイコン屋(83) VS CodeでESP32続、LCD

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前回、VS Code+PlatformIOでESP32 DevKitCを動かしてみました。デバッグプローブが手元に無いので、とりあえずUSBシリアル経由でprintfデバッグは出来ることを確認。しかし、何か足らない感じ。最近、M5Stack系のLCD持つデバイスに慣れていたので、自前のLCDの便利さに慣れてしまった?そこでLCDパネルをESP32に接続してみました。 “鳥なき里のマイコン屋(83) VS CodeでESP32続、LCD” の続きを読む

ブロックを積みながら(3) Blockly、Toolbox拡充ス

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前回は、Blocklyのリポジトリをラズパイ上にクローンさせてもらい、ラズパイ上のHttpdでBlockエディタの画面を表示、とりあえずJavaScriptのコードが生成できるところまで確認しました。しかし、ツールボックスがいかにも貧弱。今回は、またGuideとDemoを読みながら、ツールボックスを拡充してみたいと思います。 “ブロックを積みながら(3) Blockly、Toolbox拡充ス” の続きを読む

データシートを読む(5) STM32F401xD/xE その5

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前回まで4回も使ったのに、表紙のあたりから抜け出せておりません。今回は、ページをめくって先に進みたいと思います。なんと一気に十ページ以上!内容が無い分けではないのです。大事な部分なのですが、そこに「書いてある」ことさえ押さえていれば、後で必要なときに参照すれば良い部分ではないかと思います。 “データシートを読む(5) STM32F401xD/xE その5” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(82) VS CodeでESP32 DevKitC

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前回まで、SSHでRemote接続が続いたので、今回はVS Code+PlatformIOでのクロス開発に戻ります。ターゲット・ボードはEspressif Systems社のESP32 DevKitCです。ESP32はデュアルコアCPU。フレームワークはお手軽にArduinoでやってみます。実を言えば既にM5Stackで、ESP32のAruduino環境はセットアップ済です。簡単にできる筈ですが。 “鳥なき里のマイコン屋(82) VS CodeでESP32 DevKitC” の続きを読む

IoT何をいまさら(57) M5Stack, ENV UNIT

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以前に購入させてもらったものの、眠っていたセンサがありました。M5Stack用のENV UNIT、環境センサユニットです。お手頃価格で温度、湿度、圧力が測定できるもの。だたちょっと引っかかるところがあって買った直後に後回しにしてそれっきりなっていました。今回ある切っ掛けがあり動かしてみたのです。このセンサユニット、M5Stack GrayのGroveコネクタに接続するのですが、I2Cバス上に5Vのデバイスと3.3Vのデバイスが混在しているのに、レベル変換ICとか無しで平気で動く。なぜなの?根性だせば出来る? “IoT何をいまさら(57) M5Stack, ENV UNIT” の続きを読む

データシートを読む(4) STM32F401xD/xE その4

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前回ようやくFeaturesに入りました。今回はFeaturesだけでなく、適宜後方におかれているFunctional overviewについても参照しながら読み進めたいと思います。まあ、いろいろ書いてありますが、最初は、

電源、クロック、リセット

でしょうかね。CPUコアとか目立つ大きな部分はありますが、なんと言っても、電源、クロック、リセットなければチップは動きません。その上この3つは関係が深い。どのMCUもそうですが、ここが安定していないとトラブルの元です。地味だけれど大事な部分。 “データシートを読む(4) STM32F401xD/xE その4” の続きを読む

ブロックを積みながら(2) BlocklyでWebサイトにBlockエディタを組み込む

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前回、Visual Programming Language(VPL)を勉強すべし、という決意だけは固めたのであります。最初は既に使ったことのある、Micro:bitのMake Code、それともM5StickCのUI Flowとも考えたのですが、画面に見えているブロックエディタの「中の人」ならぬ「中のコード」に迫りたい。どうなってんの?それであれば、源流方向に遡るしかありますまい。 “ブロックを積みながら(2) BlocklyでWebサイトにBlockエディタを組み込む” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(81) VS Code, Remote, makeしてgdb

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前回、VS CodeからRemoteでJetson Nanoに接続しました。cupyモジュールを使ってGPU呼び出しているPythonコードについては、編集も、デバッグ実行も上手く行きました。けれど、cudaの「.cu」拡張子のソースプログラムについては編集はOKだったですけれど、VS Codeからのビルドがうまくできず、尻切れトンボでした。Makefileはあるので、ターミナルから make と打てば事は済むのですが。でもカッコよくVS Codeからショートカット一発でmake起動したい。今回は、.cuのビルドをし、返す刀でRaspberry Piに「横展開」。そして、ちょいと先までやってみたいと思います。 “鳥なき里のマイコン屋(81) VS Code, Remote, makeしてgdb” の続きを読む

データシートを読む(3) STM32F401xD/xE その3

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前回は、表紙の上の方の「3行」読むのに1回費やしてしまいました。こんなペースでは何時になったらデータシート1冊読み終えるのか分からないので、スピードアップを図りたいと思います。とは言え、「ひっかかるところ」にはこだわって行きたいです。端から潰していけばそのうち早く読めるかも? “データシートを読む(3) STM32F401xD/xE その3” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(80) VS CodeでJetson Nano

JosephHalfmoon

前回は、PC上で実行しているVS Code(エディタ)から、リモートのRaspberry Pi 3 model Bに接続し、ファイルが編集できる、できると喜んでおりました。ラズパイで出来たものなら、多分、そのまま Jetson Nanoでもできるのではないかと考えました。実際EDITできました。が、いろいろ試していくと、「楽ちん」といかない部分がありそうです。 “鳥なき里のマイコン屋(80) VS CodeでJetson Nano” の続きを読む

特許の失敗学[8] クレーム(その3) 発明の本質

特許の失敗学
「発明の本質」

クレーム(特許請求の範囲)は特許担当者にとって最重要なアウトプットです。上手いクレームができると仕事の達成感があり、特許出願に続く特許権利化や特許権活用に期待できます。上手いクレームとは、特許法の特許要件を備え、必要十分な最小の構成要素で、瑕疵が無く、かつシンプルなクレーム、であると考えます。その前提として「発明の本質」を捉えねばなりません。発明者のみならず、特許担当者や担当弁理士も「発明の本質」が何かを考えます。ところが優れた発明は「発明の本質」が解明しがたいことがあります。後年の実施製品を見て「発明の本質」に気が付いて後悔するという失敗は「特許あるある」でしょう。 “特許の失敗学[8] クレーム(その3) 発明の本質” の続きを読む

データシートを読む(2) STM32F401xD/xE その2

JosephHalfmoon

前回は、STマイクロエレクトロニクス社のSTM32F4ファミリのデータシートを題材に、データシートの大まかな構造から眺めてみました。今回は、各部の読み込みを進めて行きたいと思います。まずは「表紙」から。たかが表紙、されど表紙? “データシートを読む(2) STM32F401xD/xE その2” の続きを読む