IoT何をいまさら(43) M5Stack.hの中身を確認しとこう。

ArduinoIDEでM5Stackのプログラムを書くのは使いやすくて気に入ったのですが、ちょっと何かムズムズする感じなのが、ヘッダファイルです。普通のCやC++ならヘッダを沢山インクルードしないとイケない筈なのに、M5Stack.hをインクルードするだけで、ほとんど何でも書けてしまう。楽でいいけれども、ちょっとどうなっているのか知っておかないと落ち着かないです。 “IoT何をいまさら(43) M5Stack.hの中身を確認しとこう。” の続きを読む

自動車の不都合な真実(2)MT車の限定免許

『政府方針 新型車に自動ブレーキ義務化 国際基準採用 2021年11月から』
という報道記事のコメント欄を見ていた時、気になるコメントを発見しました。曰く、「高齢者にMT車の限定免許を交付すればよい。」そのココロは、MT車は誤って暴走するAT車と違い、失敗するとエンジンがストップして停止します。つまりMT車は、Fail Safeな自動車なのです。背景として、いろいろ提案(販売)されているペダルの踏み間違え防止手段が、なかなか普及しない現実があります。
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IoT何をいまさら(42) M5Stack、マイクロSDカードにロギング

M5Stackの入門書と、ESP32の「技術百科」の2冊を買ってしまったので、ブラブラしている分けにも行きません。まずは作らねばと言いながら後回しになっていた、M5Stackをセンサのロガーに使う件を進めてまいりたいと思います。データ保存にマイクロSDカードが使え、バッテリとLCDでスタンドアロンでも使えるM5Stackはまさにポケットなロガーとしても最適かと思います。 “IoT何をいまさら(42) M5Stack、マイクロSDカードにロギング” の続きを読む

自動車の不都合な真実(1)

あおり運転や高齢運転者の事故に起因した法律改正の報道が立て続けにありました。これらは、ドライブレコーダーや自動運転装置の普及を促し、売り上げを増大させることを副次的な目的とした自動車産業と政府との協調戦略かと思いきや、必ずしも政府と自動車業界が一枚岩に見えない事案に遭遇しました。
そこで、本件の表題を考えましてGoogleに訊いてみます。

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土木でエレキ(24) 河川の水位計測その3

前回前々回と河川の水位計測を勉強してまいりましたが、電子デバイスネタの本丸と思しき非接触式の水位計測には行きつけませんでした。今回は、初回でちょっと触れた国土交通省水管理・国土保全局 革新的河川プロジェクトの第1弾の評価結果を読ませていただきたいと思います。この中には、非接触式を使用した水位計測の事例が多数。読めば非接触式センサのいろいろとその得失がみえてまいりましょう。 “土木でエレキ(24) 河川の水位計測その3” の続きを読む

土木でエレキ(23) 河川の水位計測つづき

前回は本題である河川の水位計測のための「モダンな」センサ(デバイス)の勉強に入る前に力尽きてしまいました。今回はようやく本題に入りたいと思います。話が飛んでいると思われた場合は、お手数ですが前回からご覧ください。 “土木でエレキ(23) 河川の水位計測つづき” の続きを読む

土木でエレキ(22) 河川の水位計測

ちょっと前、お友達のNさんからメールをいただきました。「日野橋、未だ通行どめ」と。台風19号での橋の崩落、損傷の投稿をフォローしてくれたのでした。調べてみると復旧予定は来年の梅雨時くらいみたいです。多摩川渡るのも中々大変。。。今年はきっと水害が多かった年として記憶されるに違いありません。水害対策の基本となるのが、水位を知ることでしょう。今回は、河川の水位計測についてちょっと調べ始めましたが、結構奥深い分野だ、ということが分かってきました。 “土木でエレキ(22) 河川の水位計測” の続きを読む

Literature Watch Returns(12) ESP32マイコン技術百科、インタフェース2020年1月号

前回はM5Stackの入門書でした。M5Stack搭載のマイコンはESP32であります。今回はそのESP32つながりで同時購入したCQ出版社発行の『インタフェース』誌2020年1月号をとりあげさせていただきます。M5Stackにも1章さかれているくらいなので内容的にもろ被りかと思えば全然そんなことはありません。「技術百科」だ、入門ではない!と。 “Literature Watch Returns(12) ESP32マイコン技術百科、インタフェース2020年1月号” の続きを読む

Literature Watch Returns(11) 下島著、『みんなのM5Stack入門』、リックテレコム

正月休みには何かやろうと思うのですが、あっちへ行ったり、こっちへ行ったりしている内に毎年終わってしまいます。懲りずに休みに「やってみる」(読むではありませんよ」つもりで、今年も書籍を何冊か買い込みました。最近埃を被っているマイコンボード共に喝(どちらかといえば触らないでいる自分が主因ですが)を入れるために。そのターゲットの一つが、

M5Stack

であります。小さなボディにいろいろ詰め込んだ一品。なかなか完成度も高く、まさにIoT向け。何か触る切っ掛けが欲しい。 “Literature Watch Returns(11) 下島著、『みんなのM5Stack入門』、リックテレコム” の続きを読む

IoT何をいまさら(41) 高級スポーツウオッチの脈拍計測

お友達のKさんの「おすすめ」でバーゲンで買った約2000円のスマートウオッチ、「脈拍だけじゃない血圧も測れるぞ」とか、「歩数も当然」とか、いろいろ書いてしまいました。そうしたらお友達のSさんから、今度は高級スポーツウオッチのセンサ部を見よ!とばかりに写真を頂いてしまいました。この業界の老舗Polar社のスポーツウオッチの裏側写真です。一目みれば2000円スマートウオッチとの違いが分かります。そのすごさの一端を勉強してみました。 “IoT何をいまさら(41) 高級スポーツウオッチの脈拍計測” の続きを読む

AIの片隅で(19) CuPy、NumPy、単精度、倍精度

前回の投稿でChainer開発終わって寂しい件を書かせていただきました。しかし、CuPyの方は開発を益々?継続のようであります。そういえば、Chainerの裏でCuPyが動いているのは知っていましたが、直接使ってみたことってなかったかも。それにちょっと気になるのがNumPyと凄く互換性が高く見えるけれど、「所詮」CPUとGPUの違いあり、精度の違いなどどう処理されているのでしょうか。とりあえずやってみました。 “AIの片隅で(19) CuPy、NumPy、単精度、倍精度” の続きを読む

AIの片隅で(18) Chainer、開発の終わり

12月5日づけで、ちょっとショックなプレスリリースが出てました。日本を代表するAI(人口知能の方、最近投稿に頻発しておりますAugumentation Indexではありませぬ)ベンチャー企業であるPreferred Networksさんの以下のプレスリリースであります。

Preferred Networks、深層学習の研究開発基盤をPyTorchに移行

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IoT何をいまさら(40) 無印スマートウオッチ、歩数計

前回投稿で購入した無印スマートウォッチの黒幕?と思われるセンサ屋さんが登場しました。売りは超小型の3軸加速度センサでした。本当にそこのセンサが無印スマートウオッチに使われているかどうかは分解しないと確かめられません。しかし、ま、加速度センサをスマートウオッチに使うプリミティブ機能としては、歩数計でしょうか。とっかかりとして、他社製品と比較を試みました。
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IoT何をいまさら(39) mCube Inc.、IoTじゃないIoMT?

昨日の「血圧測れるスマートウオッチ」投稿で、mCube Inc.というセンサ屋さんが引っかかってきました。メーカ不詳の中華スマートウオッチとYoho Sportsなるスマホ上のアプリの線上に浮かんできたので、中国の会社?と思われたかもしれません。が、米国シリコンバレーの会社でした。なかなか加速度センサで特徴を出している感じ。 “IoT何をいまさら(39) mCube Inc.、IoTじゃないIoMT?” の続きを読む