
前回、今更ながら、微分方程式をScilab、Xcosのブロックダイアグラムで解く題材として伝染病の流行モデルの中で最も簡単そうなSIRモデルを使わせていただきました。しかし、久しぶりで触るScilab、そしてまともに使ったことがなかったXcosということで、とりあえず解けた感はするものの、いろいろ不満あり。今回は細かいところにちょっと手を入れてみた報告でございます。 “忘却の微分方程式(2) XcosのSIRモデルを手直し” の続きを読む
デバイス作る人>>デバイス使う人>>デバイスおたく
前回、今更ながら、微分方程式をScilab、Xcosのブロックダイアグラムで解く題材として伝染病の流行モデルの中で最も簡単そうなSIRモデルを使わせていただきました。しかし、久しぶりで触るScilab、そしてまともに使ったことがなかったXcosということで、とりあえず解けた感はするものの、いろいろ不満あり。今回は細かいところにちょっと手を入れてみた報告でございます。 “忘却の微分方程式(2) XcosのSIRモデルを手直し” の続きを読む
第2回で、愛用のアナデバM1Kには負電源無いしなあ、などとブーたれておりました。しかし、「そいつは心得違い」だということが、アナデバ様のウエブサイトを読んでいて気付きました。0Vから+5Vまでしか出力が出ない筈のM1Kを使って、プラマイ5V、10Vの電位差の実験をやってました。魔法?ではなく、算術。しかしその為には、M1Kの制御ソフトであるAliceにFormula(式)の計算をやってもらわないとなりません。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(4) AliceでFormula波形表示” の続きを読む
先週「アナログコンピュータ」ネタに手を出してしまい、ついつい微分方程式やらねば(思い出さねば)などと無駄なことを考えてしまいました。そこで「手頃な題材」として、コロナの感染モデルの方程式を解いてみるのはどうでしょうか。テレビじゃ方程式はでてこないけれど、良く出ているグラフを見ればきっと微分方程式に違いない。ネット探せば、方程式くらい直ぐに見つかるだろ、と考えました。
“忘却の微分方程式(1) 「コロナ 微分方程式」で検索” の続きを読む
夏が来れば思い出す。
暑い日の外出にはモバイル扇風機。というわけで、ダイソーで小型扇風機を物色していたところ、超小型のモバイル扇風機を見つけました。扇風機の羽、モーター、USBコネクタで構成されており、これ以上の小型化は困難と思われます。家に帰って検索してみると、2020年の新製品ということがわかりました。
出典:【5/23】2020年~セリア追加!!ダイソーの手持ち扇風機がもう発売、今年はアレ付属で、便利になった|Type.b
https://type-b.org/daiso_fan2020#523
“備忘録 2020/06/07 物欲日記 モバイル扇風機” の続きを読む
5,6年前だったかもしれません。表紙と内容のギャップに萌える技術書に出会ったのは。その時はソフトだったですが、日本語の解説書などまだない分野に、表紙だけみるとマンガ本に見えるが、内容はかなり高度な技術書が売られていて衝撃をうけました。どうもそれ以前からの潮流であり、年寄りが気付いていなかっただけで若い人々はとっくに進んでいたのでした。コミケならぬその手の本のイベントもあり、凄い時代になったものだ、と感心しておりました。
“Literature watch returns(17) 技術部ならわかるアナログコンピュータ 第1弾ラブサーキット編” の続きを読む
「続」というほどの「続」じゃないんでありますが。前回、「動いた」などと唱えながら、実際には部品がちょっとトラブッたために(オノレの不注意ですが)片肺飛行の波形しかお見せできなかったです。本日は、ちゃんと2相で動作しておるところの波形をばお目にかけます。「古代技術」2相ノンオーバラップクロックについては前回をご参照ください。 “帰らざるMOS回路(17) 続、2相ノンオーバラップクロック” の続きを読む
ダイナミック回路は、「仮初な一時の電荷」を当てにして動く回路と言ったら怒られるでしょうか。以前から、やるやると言いながら中々手をつけないできましたが、ここに来て部品も少しく届いたので手をつけることにいたしました。ま、ね、そういいながら部品に振り回されておるのですが。今回は、ダイナミック回路を始めるための準備であります。 “帰らざるMOS回路(16) 2相ノンオーバラップクロック” の続きを読む
前回、前々回とアナデバ社のOPアンプOP97をちょっと触ってみました。このIC、前にも書きました通り、アナデバ社のアナログ学習用部品キットALALP2000に含まれていたものです。みればキットには9種類の「オペアンプ」が含まれております。今回は、どんなものがキット同梱されているのかデータシートで確認してみました。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(3) ADALP2000のオペアンプ共” の続きを読む
前回は、Analog Discovery 2を使ってアナデバ社のオペアンプ、OP97をボルテージ・フォロワ構成にしてそのスルー・レートを「測って」みました。Analog Discovery 2は目出度くADALM2000の代替が務まりました。でもね、ADALM1000でOP97動かすことはできないのかしらん?やってみると条件は変えないといけないですが、動かすことができました。意外に簡単、でもできないことはできない。
“お手軽ツールで今更学ぶアナログ(2) OP97をM1Kで動かしてみる” の続きを読む
「コロナのせい」で妙なものが欠品。家の近くではLR41電池がありません。多分、体温計用?でしょうか。「帰らざるMOS回路」シリーズは、デスクリートのMOSトランジスタで「古代のMOS回路」を振り返ると言いつつ、「お手軽なアナログ学習ツール」のテーマの回がままあります。ツールはMOSの話とは違うし、やっているとバイポーラも出てくるし、で今回別シリーズに分けさせていただくことにいたしました。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(1) OP97のSlew Rateを測ってみる” の続きを読む
特許の失敗学[2] 自筆明細書 の投稿では、技術者が「特許明細書」を自筆する困難性を書きました。US特許の場合は、少なくとも「英語」という困難性が加わります。日本の特許事務所は、米国の現地代理人を通じてUS特許実務を行います。米国弁理士(Patent Agent/Attorney)の資格を持っていない限り、自分でUS特許の執筆(翻訳)や出願権利化の手続きをするのは無理でしょう。 “特許の失敗学[17] 特許と英語(2) US特許出願の提案” の続きを読む
第12回では「なんちゃってNAND型ROM(もどき)」を作ってみました。ベースになったのは、第11回の直列接続されたNMOSトランジスタ群です。このトランジスタの直列接続はまだまだ噛み応え?があります。今回は、NAND型ROM(もどき)を「改造」してPLA(Programable Logic Array)回路を構成してみたいと思います。 “帰らざるMOS回路(15) なんちゃってPLA(もどき)” の続きを読む
前回「特許と英語(0) 私の英語歴」では、US特許のため英語能力の必要性を述べました。「うちは日本特許だけで勝負するで」と仰る方は「英語」は不要かもしれません。しかし、特許庁の「アドバス」が稼働すると、外国語文献が引例の先行技術として拒絶理由通知に示されることが予想されます。その場合は、先行技術文献は英語の可能性が高い。機械翻訳が完璧でない現状では、英語能力は必要となります。
ここで問題です。
『 fly on the wall を和訳せよ。』
“特許の失敗学[16] 特許と英語(1) なんちゃって英語学習” の続きを読む
第11回で、Analog Devices社の実験用部品キットADALP2000が到着と書きました。喜び勇んで蓋を開いたその瞬間に、一つ気付いたことがあったのです。裏ブタに描かれているアナデバ社の実験ツールADALM2000のピン配置、なにか凄く見慣れた配置でないかい。そうです、愛用のDigilent社製Analog Discovery2のピン配とクリソツ。信号端子の色までそっくり。 “帰らざるMOS回路(14) ADALM2000とAnalog Discovery2、他人の空似?” の続きを読む