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前回は486本だったので、今回はPentium「関係」の御本です。Pentiumでも後期。登場した当時はインテル期待のテクノロジだった筈のMMXですが、インテル自ら「黒歴史」化してとっくの昔に非推奨な機能です。でもま、多分、今でも互換性のために奥底に眠っているかも。決して呼び出されることは無いのだけれども。どうなんだ。
“L.W.R.(59) MMXテクノロジ最適化テクニック 小鷲英一著 1997、アスキー” の続きを読む
デバイス作る人>>デバイス使う人>>デバイスおたく
前回は486本だったので、今回はPentium「関係」の御本です。Pentiumでも後期。登場した当時はインテル期待のテクノロジだった筈のMMXですが、インテル自ら「黒歴史」化してとっくの昔に非推奨な機能です。でもま、多分、今でも互換性のために奥底に眠っているかも。決して呼び出されることは無いのだけれども。どうなんだ。
“L.W.R.(59) MMXテクノロジ最適化テクニック 小鷲英一著 1997、アスキー” の続きを読む
前回が昨年クビになったインテルのCEO様がお書き(共著)になった386本。そこで今回は486本です。80486は平成とともに市場に登場したデバイスです。昭和の御代から外れますが、前世紀のご本ということで本シリーズの古文書の定義には合致します。でもね時代の空気を思い起こさないとちょっと何言っているか分からない?
前回が80286だったので、今回は80386です。昭和63年に工学社さんから翻訳出版されたもの。原著はクロフォード氏とゲルシンガー氏による前年の御本です。80386を設計したチームの中心人物お二人さまの御執筆。そういえばゲルシンガー氏はインテルのCEOまで務めたですが、昨年秋にクビになられた筈。およよ。
“L.W.R.(57)80386プログラミング、クロフォード、ゲルシンガー著 岩谷訳 1988” の続きを読む
前回まで、昭和の御代の「コンピュータ・アーキテクチャ本」を3冊ほど眺めてみました。今回も昭和の御代の御本ですが、個別の半導体マイクロプロセッサについての解説書です。インテル80286とな。IBM PC/ATに登載されたプロセッサにして、今にいたるパソコン世界の根っこの方に鎮座するプロセッサです。その割にやらかしている? “L.W.R.(56) 80286ハンドブック、大貫、田中、蓑原著 1985、アスキー” の続きを読む
老人の勝手な意見では「コンピュータ・アーキテクチャ本」はシリーズ第38回のヘネシー&パターソン本の前と後で分けられるっと。出版は1990年(平成2年)なので、今回経めぐっている昭和の時代の御本は全て「それ以前」ということになります。今回の御本、翻訳版は平成元年だけれど原著は昭和の時代の産物。「それ以前」の時代の頂点?
前回から昭和の「コンピュータアーキテクチャ」の御本を巡ってます。今回は10年以上下って昭和63年。ギリ昭和。頭に関する「VLSI」という4文字に半導体関係者は感激。前回はまだ大型機の影が落ちてましたから。前回のトラディショナルなコンピュータからすると現代的なマシンにつながる概念が多くなってます。しかし方向性は?
“L.W.R.(54) VLSIコンピュータ・アーキテクチャ、村岡洋一著、1988、近代科学社” の続きを読む
今回から3回にわたり、昭和の「コンピュータアーキテクチャ」の御本を経めぐりたいと思います。今回は山田博先生のそのものズバリのタイトル「コンピュータアーキテクチャ」でございます。初版は昭和51年。約50年ほど前の御本です。前回の御本の室賀先生同様、山田先生も黎明期の日本のコンピュータ業界の大先達デス。富士通の偉い人ね。 “L.W.R.(53) コンピューター・アーキテクチャ、山田博著、1976、産業図書” の続きを読む
今回は前回より約10年遡り、『論理設計とスイッチング理論』です。著者は当時の日本のコンピュータ業界(および半導体業界)で知らぬ人のいない第一人者であった室賀三郎 先生です。ただし、御本の来歴はちと変則。室賀先生が自ら英語で著した教科書をご本人と笹尾先生が翻訳したという体裁。元はbit誌の臨時増刊であったらしいデス。
“L.W.R.(52) 論理設計とスイッチング理論、室賀/笹尾訳、1981、共立出版” の続きを読む
前回は1980年代後半から1990年代ごろのRISCの代表選手の一つ、MIPSの解説書でした。MIPS取り上げたのなら2大巨頭のもう一方を取りあげないわけにいかんでしょう。SPARCです。掘り出したご本はSPARCアーキテクチャに関する論文集です。これ1冊読めばSPARCの心が分かるとか分からんとか、誰が言った?
今時、RISCプロセッサといえばArmかRISC-Vですが、1980年代後半から1990年代ごろ、RISCといえばSPARCとMIPSが2大巨頭でした。SPARCはSUN、そしてMIPSにはSGIというワークステーション大手がつき、特にSGIはハリウッド映画のCGを担っていたりして栄華を極めてました。その時代の文書。
“L.W.R.(50) MIPS RISC ARCHTECTURE、1992年、MIPS” の続きを読む
前回は昭和の古文書でしたが今回は平成です。「今時の若者は知らん」でしょうが、平成の御代の初めころ、日本のパソコン業界に一大変化をもたらしたOSにDOS/Vというものがありました。PC-DOS(MS-DOSをIBM社ではこう呼んでました)の「1変種」であったのですが、日本の業界にとってはペリーの黒船のごとき存在でした。
古文書を掘り出しました。約40年前の「Smalltalk」です。1980年代中盤Unixのワークステーションなるものが各自の机の上に載るか載らないかという時代(会社。)家ではMS-DOSのパソコンがせいぜいっす。その中にあって「オブジェクト・オリエンテッド」なSmalltalkシステムは燦然と輝いてました。高嶺の花ね。
“L.W.R.(47) Smalltalk、鈴木則久著、昭和61年(1986年)、産業図書” の続きを読む