
盛りを過ぎた桜の花びらが、折からの風に舞い落ちます。眺める人とてまばら。名所というほどの場所ではないものの、何時もの年であればそれなりに賑わったものですが、今年は座って見上げているのも憚られる。ただ花びらの舞い落ちる中を黙々と歩くのみ。
そんなことを書き連ねつつ、Webで検索しておりましたら、一足はやく寂しいお知らせがひっそりとでておりました。2020年3月9日づけ。
※『Literature Watch Returns (L.W.R.)』の投稿順 index はこちら
Microsoft社より。
一行引用させていただけば、
Now it’s time to say goodbye to the TechNet Gallery.
だそうです。As of today(つまり3月9日)で、既に read-onlyとなっておると。6月のどこかで正式にretireとなるらしい。ま、その後も samples browserというところにリダイレクトされるので、既存の情報を辿ることはできそうですが。
正直言って、そんなに熱心に読んでいたわけじゃない。たまに、何か調べていて「迷いこむ」といったらオカシイですが、拝見させていただいていた程度。しかし、助かったことも時々あったような気もする。
理由に曰く。
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- 「GitHubでいいじゃないか」、確かに。
- 「ソーシャルメディアとかブログでいいじゃないか」、確かに。
- 「マイクロソフトのサイトの中で統合」、確かに
いずれも頷ける理由の最後、また、1行引用させていただきます。
Very low utilization of most of the content
これはキツイ。本ブログなどもこれ言われたら何ともならないな。結構ね、複数条件の重なったピンポイントな話題が多かったのだと思います。ディープというべきか、あるいは、ロングテールの尻尾の先と言うべきか。いろいろ調べたあげくに迷い込む人には一筋の光明を与えてくれるのかもしれません。しかし、やってくる子羊は少ない。何か検索する度に上位に現れ出でる、通り一遍の内容を書いてあるだけのサイト(本ブログもそういわれる恐れもままあり、しかし、「幸いなこと」にいまのところ検索上位に並ぶことは、ほとんどない筈なので害悪はそれほどでもないか)に比べたら、「内容はあった」気もするのですが。
コロナの影に消えゆくTchNet Galleryか。侘しいものよのう。
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