メールが届くのを待っています、AIの学習完了のメールを。ごく「些細な」データセットにて数時間もすればお返事があるもの、と予想していたのです。しかし1週間、音沙汰無し。エラーなどではなさそう。それで待ち時間にインタフェース誌の10月号を読ませていただいておる次第。勃興するAIチップ、百花繚乱、しかし、乱流の動きでせうか。
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まずは、本題のインタフェース2020年10月号の「AIチップ図鑑&実力大研究」について、ネタバレにならない程度にご紹介させていただきましょう。ちょっと比較のために引き合いに出させていただきますのが、同じCQ出版社のトラ技の昨年11月号であります。
Literature Watch Returns(9) 「世界のAIマイコン」特集、トラ技2019-11月号
まあ、似たような特集を、あちらでも、こちらでも、ということは無し。どちらかと言えば、昨年11月の状況と、今年10月(実際には編集時期の「スナップショット」であるので数か月のディレイあり)の状況は違う、と捉えるべきでしょう。さらに言えば、昨年のトラ技様の特集は、RISC-VコアのAIチップに偏った内容でありました。今回のインタフェース誌の方が「満遍なく、広く、なるべく公平に」な感じがします。また、エッジ側、サーバ側のバランスもとって、高いところから、あれもある、これもあると、現時点での「AIチップ業界」の状況を切り取っておるという感じです。詳しく知っている人には物足らない内容かもしれませんが、私のような興味はあってもアウトサイダーなものには、この1冊で全貌が把握できる(本当かどうかは不明)のでありがたい特集であります。
私が手元に持っているチップやボードもいくつか登場はします。例えば、手元にあるNvidiaのJetson Nanoが登場します。が、より新しいJetson Xavier NXの性能を際立たせるための比較相手、悪く言ったら「かませ犬」ってやつですか。ベンチマークをみると、Nano駄目だな~、遅いぜ、Xavier早いな~、欲しいな~という感じ。ま、最近、埃を被っているNanoなので、今直ぐ買い替えることはありますまいが。
また、もっているものと言えば、RISC-VコアとCNNアクセラレータを組み合わせたKendryte K210を搭載したM5StickVも登場します。他の記事が比較的大所高所からチップの特徴や性能を論じているのにくらべ、K210関連記事(Appendixあつかい)は妙に具体的であるのですが、ハッキリいって尻切れ、です。K210やM5StickVについて調べるならば、本シリーズでも以下の回で取り上げさせていただいた aNo研様の
の方が、ずっとインフォーマティブ、ってやつですか。ま、それぞれの本の狙いというのが、違うところにあるのでショウガナイといえば、ショウガナイですが。
さて、私が待っているメールに話を移させていただきます。それは上記のM5StickVに関連するものです。上記のaNo研様の御本には、自前の環境でK210向けのCNNの学習済データを生成する方法が説明されております。やってみようと思いつつ、正直、かなり面倒なので、もっと「お手軽」なもの無いかな~と探してみたわけであります。さすがM5Stack社は考えています。M5StickVの関連ページに
V-Training
というサイトがあるのです。ごくごく限られた容量とカテゴリ数の画像データセット対象ではあるのですが、データセットをアップロードすると、M5StickV用の学習済データを生成してくれるというサービス。早速、おちゃらけて小さなデータセットを作り、アップロードしてみたんであります。
待つこと1週間
音沙汰ありません。該当のホームページ観察すると、アップロード時点で、私の前に数本の滞留タスクが見えたのですが、現時点で先頭タスクは1週間前と変わらず、待ちのタスク数は20本ほどに増えています。どうしたことだ。何かトラブっている。それとも「中の人」がお休み?
インタフェース誌の特集でも中華系のAIチップは情報の少なさが指摘されていましたが、なにか良く分からないところがあるのじゃな~。
まあ、お返事を気長に待つことにします。返事が来たら、M5StickVつかったデータセットの作成体験など書き留めるつもりでおります。しかし、忘れてしまう前にメールがくるのかいな?