2入力のXORゲートが1個欲しかったのです。そういうときには東芝ワンゲートロジック?ということでTC7SH86FU購入させてもらいました。しかし製品ページみてもワンゲートロジックとか書いてないし。最近はそういうこと言わないの?しかしSOT-363パッケージ、老眼の目はショボショボ、半田ごて握る手はブルブルっす。
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TC7SH86FU
東芝殿の製品ページが以下に
そんな何ゲートもいらない、1ゲートあれば済むのよ、というときに「ベスト・フィット」なのが東芝ワンゲートロジックじゃないかと思います。最小入力端子数の1論理ゲートのみ、超小型表面実装パッケージ。最近は似たようなものが出ている気もするのですが、やはり安心と実績の東芝殿であります(個人の感想です。)
でもね、今回購入させていただいた2入力イクスクルーシブOR(排他的論理和)、「ワンゲートロジック」とはどこにも書いてないっす。いつの間にか看板おろしたの?それともワンゲートロジック名乗る何か規範があるのか?
さて半田付け不得意な上、老眼で、手も震えるこの年寄にとってはワンゲートロジック、大敵であります。なにせパッケージが小さいです。SOT-363パッケージとな。ほぼ2mm角の大きさで、ピンピッチは0.65mmです。普段表面実装品は1.27mmピンピッチ品にしておくのですが、今回は半減。まあ0.5mmよりは「まし」とは言え、私にとってはレベルが高いです。
SOT-363のSIP化ボード
基本、ブレッドボードではんだ付けせずにお楽に実験してます。仕方なくハンダづけするのが、表面実装品をDIP化するときくらいです。秋月電子通商殿の各種DIP化ボード製品には大変お世話になっております。しかしね、SOT-363をみたら、DIP化ボードは見当たりませんでした。SIP化ボードとな?
最大限の努力をもって、2枚だけボード組みたてました。こんな感じ。
こうしてみても見なくても、はんだ付けキタナイです。ぼてっと垂れてきそうだし。でも最大の問題は、ちゃんと電気的に接続しているのかどうかですな。テスタであたっても、本当に導通しているのか否か怪しいです。
テストの必要を認む
ロジックテスターのような大それたものはともかく、本当にXORしているのかどうか、確かめないと使えないっす。そこで、Digilent製Analog Discovery 2のロジック・パターンジェネレータ+ロジアナ+電源機能を使いました。接続はこんな感じ。
はんだ付けはボロボロだけれど、ちゃんと排他的論理和しているみたいです。よかった。
それにしてもXORくらいならいいけれど、もっと複雑なロジックデバイスをテストしようとしたらどうしたらよいかな。