Pico三昧(51) ラズパイPico2:RP2350、MicroPythonでRISC-V

Joseph Halfmoon

前回まで文書ばかり読んでいたので実機をいじりたくムズムズ。たまたまMicroPythonのサイトみたらば、以前試用させていただいたときにはまだPreview版だったPico2用のバイナリがReleasesになってました。それどころか以前不在だったRISC-Vモード用もリリースになってました。これは使ってみるしかない!

※Pico関係投稿一覧は こちら 『Pico三昧』は一覧の末尾付近にひっそりと。

※Pico2対応のMicroPython処理系(バイナリ、uf2形式)は以下のURLからダウンロード可能です。

https://micropython.org/download/RPI_PICO2/

9月の過去回

以下の過去回では、ラズパイPico2上のMicroPython(コアはArm Cortex-M33用)をインストールしてLチカしてます。

Pico三昧(24) ラズパイPico2、MicroPythonで吉例Lチカ

このときのバージョンは1.24.0 であり、まだ Preview 扱いでした。また、Arm用のバイナリは存在するものの、RISC-Vモードはタイトルに痕跡があるだけでした。しかし、11月も下旬になろうとする現在、状況は大きく変わりました(どうした?)

    • Pico2用のMicroPythonにリリースビルドが用意されていた(先月10月のうちに。)バージョンは 1.24.0 で9月にインストールしたものと変わらない。
    • Armモード版だけでなく、RISC-Vモード版もバイナリが存在する
早速RISC-Vモード版をインストール

.uf2形式のバイナリであるので、Bootボタンを押しながらPico2をUSB接続し、現れた「ドライブ」に以下のファイルを放り込んでやってインストールは完了です。

RPI_PICO2-RISCV-20241025-v1.24.0.uf2

早速、Thonnyから接続してみたところが以下に。MicroPython1_24_0_PP2350_RISCV

RISC-Vのようです。まあ、MicroPythonからなのでArmだろうが、RISC-Vだろうが表面的には一緒です。

まずは modules 一覧を眺めてみます。ぜんぜんフツーじゃねえか。MicroPython1_24_0_modules

sysモジュールの先頭付近が以下に。sys

platform.platform()関数を実行してみたところが以下に。platform

machineモジュールの頭のところが以下に。machine

rp2モジュールの中身が以下に。rp2

もちろん、Arm用のMicroPythonで動いていた吉例Lチカのコードなど、問題なく走ります。RISC-VでもPico2できそうやんけ。やるしかない?

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