アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』の2024年9月号(和文版)の実習3回目です。前回は包絡線検波器(といっても部品3個)の実機でした。しかし波形を眺めただけでFFTしてませんでした。そこで今回は積み残しのFFT測定。それにしても波形がひん曲がっているのが気になります。原因はコンデンサとな。
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※学生でもないのに勝手に実習をさせていただいておりますアナデバ様の記事(日本語版)が以下です。
まずはスペアナ機能で積み残しの観察
アナデバ様ご指定のアナデバ製ADALM2000にも、Digilent製Analog Discovery2にもスペクトルアナライザ機能あり。基本的な機能は「似たようなモン」みたいですが、細かい使い勝手は両者一長一短あるみたい。
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- 10Hz~20kHz測定
搬送波 10kHz、信号波100Hzという設定で入力の変調波を生成しているので、まずは両方の周波数帯を一度に見られる範囲を観察せよとの思し召しです。こんな感じ。
当然、搬送波と信号波の両方のところにピークはあるものの、急峻なピークが現れているアナデバ様記事波形に比べるとだいぶグダグダな感じがします。ううむ。
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- 9.5kHz~10.5kHz測定
アナデバ様記事波形だと、搬送波とサイドバンドが綺麗に描けていて、そんな高調波どもがグダグダ沢山見えてないんですけど。ま、見えてるものはしょうがない。ノージンジャー。
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- 0kHz~200Hz
つづいて信号周波数100kHz付近を拡大してみよ、と。こんどはどうよ。
まあ、100Hzのところに確かにピークがあり。あたりまえか。
前回から気になっていた波形の歪の件
上の測定も前回の回路そのままの以下のような時間波形で測定してます。前回波形も再掲。
前回はこの問題を見て見ぬ振りで通り過ぎてしまいました。
今回は直接の原因を究明。コンデンサでした、1μFの。部品交換したら以下のような「歪んでない波形」が得られました。
部品交換したら済むってもんじゃねえ!考察はないのか、考察は。