ソフトな忘却力(84) Spyder IDE でのプロットの小技のお勉強

Joseph Halfmoon

「サイエンティフィックPythonのための」IDE、Spyder上にてScientific Python Lectures様のレクチャ実習中。今回よりMatplotlibの実習に入りたいですがその前にSpyder上でのプロットの扱い方の小技を2,3確認しておきたいと思います。過去回でも既にちょっと使っておりますがな。

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※レクチャ実習中といっても、「準拠」しているのはレクチャの章立てくらいです。Scientific Python Lectures様のコースは例題だけでなく、エクササイズなども充実、それを全部順番に解いていったら必ずや立派な人になれるだろ~とは思います。でもキチンとやったら、死ぬまでに終わらない、と手抜き正当化。

Spyderのプロット「バックエンド」の制御

レクチャの4.2.1のところにある「デフォルト」設定でのシンプルな正弦波、余弦波プロット例をそのまま使わせていただきます。エディタ上でのコードが以下に。plotSampleCode

上記のスクリプトを、「何のおまじないもしない」ままで走らせてみます。IPythonコンソールには以下が表示されます。plotSampleDefault

上記を拝見するに、

    1. デフォルトで図面はPlots ペインに表示される
    2. コンソール内にもプロットして欲しくば「Mute inline plotting」オプションを外せ

ということらしいです。実際、Plotペインをみやれば、以下のようにグラフが表示されてます。plotDefault

先ほどの「オプション」どこにあるかというと、Plotsペインの右肩の「メニュー」アイコンの下です。こんな感じ。plotsPaneOptionsEC

この状態で、おまじないを発しておくのがよろしいようです。

%matplotlib inline

すると、以下のようにIPythonコンソール内にも(Plotsペイン内にも)グラフが表示されるようになります。inlinePloting

 

一方、以下のおまじないであると、別ウインドウでプロットしてくれます。

%matplotlib

こんな感じ。plotMagic

 

プロット結果の輸出

プロット結果をセーブしたり、コピペするためにはPlotsペイン上での右クリックが使えます。savePlot

なお、同じことが、Plotsペインのツールバーにもアイコンになって配置されてます。左上のところっす。toolbar

まあ、この辺が分かったところで次回からはお楽しみのMatplotlibの練習。

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