
アナデバ様のWeb記事『StudentZone』の2025年9月号(日本語版)の実習4回目。過去回の回路、みんなダウンロード出来たんじゃん。今回は過去3回の集大成?で「ダブル・バランスド・ミキサ」をシミュレーションするの回ですが、そこにはダウンロードリンクあり、ダブルだけでなく過去回のシングルなども全て含まれてました。
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多分、中の人が、お惚け老人のような横着者が回路をダウンロードできることを知ると、何も手を動かさずに御仕舞になる危険性を察知されたのかも知れません。アナデバ様Web記事のリンクは、さも末尾の「ダブル・バランスド・ミキサ」の回路をダウンロードできるリンクだよ、という感じに見えるのですが、ダウンロードして開いてみると、以下の如し。
なんだ、過去回でやったような回路も入っているじゃん。
過去回相当の回路図2点
まずは過去回で練習したやつ。Singlebal_ltspice.ascです。ディスクリートなMOSトランジスタで構成したシングル・バランスド・アクティブ・ミキサね。
お次も過去回。LTC1043_ltspice.ascです。こちらはLTC1043スイッチト・キャパシタ・ビルディング・ブロックをつかったシングル・バランスド・スイッチング・ミキサね。
ギルバート・セル
さてここからが今回範囲っす。まずは、ディスクリート部品で作った「ギルバート・セル」です。今回テーマの「ダブル・バランスド・アクティブ・ミキサ」そのものの原理回路だと思います。回路図が以下に。
入力信号として電流源がI1、I2の2個、LO(局発)としてV1、V3の電圧源が2個含まれとります。入力信号は1.1GHzの正弦波、局発が1GHzのパルスというモロRFな周波数の回路みたいです。1.1GHzから0.1GHz(100MHz)へとダウンコンバージョンを目論んでいるみたい。
出力信号にFFTかけたものが以下に。目論見どおり100MHzの信号が取り出せているみたい。
LTC1043使ったダブル・バランスド・ミキサ
さてお次の回路は、前回「シングル・バランスド」で使っていたLTC1043を晴れてダブル・バランスドでつかうものみたい。回路が以下に。
みかけ前回の回路とあまり変わらんけど、前回は2つしか使ってなかった入力端子を4つ全部使ってますな。
前回同様、局発はLTC1043内蔵の210kHz。入力は50kHzなので、アップコンバージョン構成です。210+50=260kHzと、210-50=160kHzの信号が得られる筈。
カーソルの示す周波数を見ると、だいたい160kHzとピッタシ260kHzが見えてます。OKだね(ファイルをダウンロードして走らせただけだが。)



