巨大なマシン、膨大な電力、そして頭の良い人々が関わっている「花形」AIもあれば、世の片隅で、AI入れろ!と誰かにせっつかれて無理やりなんとかしているちょっと残念なAIもあるかと思います。そんなと言っては失礼ですが、とにもかくにもAI入るとなれば、いままでそのアプリには不要だったクラスのプロセッサが売れるかなとか、メモリも増やさないとね、センサもいるよ、とかデバイスビジネスの何かに繋がりそうな期待が盛り上がります。が、部品屋風情などの淡い期待に比べたら、AI使って何か「おもろい仕組み(儲かるやつ)」を盛り込んだ方こそ一番でしょう。現状は、ともかくAIと言っておかないと乗り遅れる、という感じでしょうか。しかし、数日前、ちょっと気になる記事がありました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3724575001112018916M00/
パナソニックの家電部門の偉い方が「全家電製品群にAI パナソニック、21年までに」とおっしゃったらしい。一瞬、そんな全部に入れるなんて無理、と思ってしまった私は小心者です。AI入らないような製品やっている部門はリストラか?ついつい愛用のPanasonic製ER-GN10、これにAI入るんかな~と考え込みました。添付写真です。鼻毛カッターです。今更手動の鼻毛切りバサミには戻れない逸品です。ま、記事をよくよく読めば「高価格帯のモデルに」と注釈もあり、そんな過激な話ではなさそうなのでとりあえず安心しましたが。20年までに全製品にAIを搭載することを表明している海外の大手メーカもあるので、もしかすると乗り遅れ感を出したくなかっただけかもしれませんが。