次々と検証?される「Armのお供にレガシー8051説」ですが、本日取り上げさせていただくのは、アナログ半導体会社の最右翼といってよいでしょうAnalog Devices社です。ご存知ない方に申し上げておきますと、アナログといっても出入り口だけがアナログで、内部の処理はデジタルという信号処理システムは現在とても多いのです。Analog Devices社(以降アナデバと勝手に省略させていただきます)は、そんなデジタル信号処理にもぬかりはありません。
鳥なき里のマイコン屋(5) Arm Cortex-Mのおさらい
「Armのお供に8051説」を唱えて以来、快調?にArmコアと8051コアの両方をMCUに採用している各社を経めぐっています。しかし、その度出てくるArm Cortex-M0とか、M3とか、M4とかArmコアにもいろいろあって分けが分からない。そこで今回はちょっと立ち止まって、MCU向けのArmコアのおさらいをしておきたいと思います。
部品屋根性(2) HDMIケーブルを延長?
WiFiとか、プラチナバンドとか言葉が出てくる無線は、見えないけれど一般にもプレゼンスは大きいと思います。それに比べると、各家庭に光ファイバが通って久しいわりには、オプト系つまり光を使って通信する場合に用いる各種の電子デバイス(光学系もふくみます)のコンシュマーに対するプレゼンスは大きいようには見えません。この頃(といって何時からなのか、20年前のこともこの頃といってしまう今日この頃)、市場的にも非常に大きくなっているにも関わらずです。データセンタとかスパコンとか、高い光ファイバの束がごっそり通っているような場所もままありますが、普通に目にするものでもないからでしょう。とは言え、今この文字入力もどこかで光ファイバを通じてサーバに至っている筈。なにか光ファイバのご利益が目に見えるような身近なアプリはないかいな、ということでちょっと調べてみました。
介護の隙間から(10) バイタルセンサ再び
鳥なき里のマイコン屋(4) Cypressいつの間に
快調に仮説検証がつづいている「ARMのお供に8051説」です(そういう会社ばかり取り上げているのだろ~と言われると返す言葉もありませんが)。そんな中、本日とりあげるのは、Cypress Semiconductor社のMCUです。CypressのMCUと言えばユニークなアナログを搭載したPSoCという頭でいたのですが、その頭は古い頭でした。ちょっとびっくり。まあ、当然といえば当然なのですが。
介護の隙間から(9) 徘徊感知機器の源流
バイタルセンシング(1) 脈拍を測るセンサ
昨日、介護テーマで非接触のバイタルセンサで呼吸や脈拍がとれるぞ、と書かせていただきました。書きながら、脈拍を測定する方法、今書いている方法以外にも、結構いろいろあるよな~、と思い出していました。そこで本日は、介護からは離れて脈拍をとるためのセンサを取り上げます。ただし、大人のお約束ということで、取り上げるのは一般消費者が購入できるようなタイプといたしました。
介護の隙間から(8) バイタルセンサ、徘徊検知だけじゃ勿体ない
今回注目するのは、バイタルセンサー(脈や呼吸といった生体特有の情報をセンスするセンサ)を用いた見守りシステムです。どうも荷重センサとか無線タグとかばかり考えていると、計測の対象は人間様なのだ、ということを忘れそうになります(私の個人的な反省です。実際に販売されている各社の人々は忘れることはないでしょう。)。人をケアするのが目的、あまりセンシング、センシングとはいいますまい。けれど本当のところ、MCUの方でSiLabs社調べていたときに、脈拍センサ(こちらはオーソドックスなLED使った接触型)を見つけ、そういえば徘徊検知分野でも、バイタルセンサを使っている会社さんがあった、それも特小無線使った非接触のタイプだった、と思い出したのが今回の入口です。
鳥なき里のマイコン屋(3) ARMのお供にレガシー8051説
前回、米、台湾、欧州などを代表するMCUメーカ3社を調べていましたが、そこで思いついたのが、以下の説であります。
8ビットのレガシー8051は死なず、実はARMコアの32ビット製品ラインのお供に蔓延っている説
お供なのかどうかは別にして、前回とりあげた3社中3社該当(最初3社中2社と誤解していましたが、よくみたら3社とも8051製品もっていました)、本当でしょうか(自分の説だろ~)。ARMコアをMCUに採用している会社を調べるついでの「仮説」として調べてみることにしました。
介護の隙間から(7) 「ベッド」の特許に意外な会社が。。。
前々回、ベッド業界の2巨頭の対比を調べてみました。電子デバイスの応用は幅広いとは言え、私には背景知識のない業界なのでとても興味深かったのです。また、前回の徘徊検出向けのセンサの特許をざっと調べる件は、ありとあらゆるセンサが動員されている感じで、アイデアは尽きないものだと感心しました。それもあって、徘徊とか転落とかに関係しそうなベッド回りのセンシングの特許をもう少し調べてみました。ちょっと驚いたのが、そこにあらわれてくる意外な会社の名前です。
IoT何をいまさら(2) スマートホーム?
リクエストがまいりました。介護の話で無線に触れた投稿に反応していただいて、「IoT向けの無線、サブGHzのところ、もっとちゃんと調べろ」と。それに、「通信費がどれもかかるようにも読める、通信費がかからない方式もあるだろー」と。早速、サブGHz帯の無線を取り上げることにいたしました。今月(2018年11月)なら、話題的には IEEE802.11ah、愛称(?)Wi-Fi HaLowをとりあげるべきでしょう。日本国内の立派な会社や組織が50以上あつまって普及のための団体を設立したのですから。が、ひねくれたデバイスビジネス開拓団としてはそちらには行きません。また、「後発」のWi-Fi HaLowが追撃する相手、先行するLPWA(Low Power, Wide Area)規格、SIGFOXとか、LoRaにも行きません。それどころか、無線規格をそうじゃないものと比べてしまう暴挙?にでます。