
前回のサーミスタの電源ON/OFF制御の失敗の件、「速報」を投稿させてもらったのですが、時間がなかったので詳細については書いてませんでした。その後、追加で測定をして、
現象についての理解
は出来たので今回それを書かせていただきます。どうもその上でPSoC 5LP Prototyping Kit, CY8CKIT-059と搭載のPSoC 5LPをもっと調べないとならない雲行きではあるのですが。
デバイス作る人>>デバイス使う人>>デバイスおたく
前回のサーミスタの電源ON/OFF制御の失敗の件、「速報」を投稿させてもらったのですが、時間がなかったので詳細については書いてませんでした。その後、追加で測定をして、
現象についての理解
は出来たので今回それを書かせていただきます。どうもその上でPSoC 5LP Prototyping Kit, CY8CKIT-059と搭載のPSoC 5LPをもっと調べないとならない雲行きではあるのですが。
気付いてしまったんです。失敗。前回、サーミスタの電源ON/OFFをやるのに、外からオシロで見た波形だけでタイミング決めてました。
失敗です。後で計測値みたら全然ダメになってました。
慌てて、どのくらい前からVDACをONにして置いたらちゃんと計測できるのか、調べてみました。測定開始の大体25msくらい前にはONにしておかないと影響が出るようでした。
余裕をもって(これまたエイヤですが)40msほど前にONにするように変更しました。大分デューティは大きくなってしまいましたが、致し方ない。測定値が狂ったのでは本末転倒。しかし、トホホな失敗。オシロばかり見ていて、測定値を確認していなかった!
ダメ絶対。
何でまたMbedのWeb環境があるのに、SW4STM32のローカル開発環境をわざわざインストールして、Mbedからコードをイクスポートしたかと言えば、それは
デバッガ
を使いたかったから、という一点につきます。以前、同様な理由からMbedのCLI環境をインストールしてデバッガ動かしてみましたが、正直、
CLIのコマンドを覚える記憶力が失われている気がする
ので辛い。GUIでブレークポイント張って、変数の内容くらい確かめられたらとてもハッピー。ただそれだけでございます。
『訂正』本文中のタイミング間違っています。こちらをご参照ください。
サーミスタもそろそろおしまいにして、そこからCDSのお勉強へ進もうと思いつつ、1点引っかかっていたのがサーミスタへの電流供給のOn/Off制御です。センサはOnにしておくと常時電流が流れるものが多く、使わないときにセンサへの電流の供給を止めておく、というのは、電池で駆動されるような装置では必須のことだと思います。過去見た装置の中には、
センサのデータシートの規定よりもOn時間を削り込んでいる
ような装置もありました。削り込める量は、装置を作っている側が(リスクを負って)測定して決めているのだと思いますが、電池寿命を延ばすための努力の一環でしょう。
MbedのWeb開発環境で、Nucleo用にプログラムを書いていて、気になっていたものがあるのです。Exportメニューの最初に現れてくる
SW4STM32
というツールです。そんなメニューの先頭に出てくるくらいだから、きっとMbedからの移行は簡単なのに違いない。ローカルな環境だから、GUIからデバッガ使えてきっと嬉しい。などと考えて、ちょっと触ってみることにいたしました。 “鳥なき里のマイコン屋(65) SW4STM32、MbedからExportしてみる” の続きを読む
動かん動かんと困っていたのが、ピンヘッダの接触不良が原因だと分かり、情けなくなったあと、しっかりコンタクトのとれる別のブレッドボードを使って作業を再開いたしました。なんのことはない、ADコンバータ使って電圧を測るサンプル・プログラムの一つと言ってよいでしょう、
サーミスタで温度を測ろう
というのです。困っていたときに回路要素の設定やらAPIの使い方やらは、かなり「エクササイズ」してしまったので、もはや何も見ずに(実際には、エディタの入力補完があるのでAPIを覚えていなくても大丈夫)プログラムを書いてしまいます。とは言え「教科書」はあります。Cypress社の以下のアプリケーションノート
AN66477- PSoC® 3, PSoC 4, and PSoC 5LP – Temperature Measurement with a Thermistor
です。サンプルプログラムもダウンロードできるのですが、ただ、それを動かしても勉強にならないので、アプリケーションノートとAPIのドキュメントを読みながら自分で書いてみようという感じです。
本日は、トホホな「疑問」というより、トホホな「失敗」であります。久しぶりにPSoC 5LP Prototyping Kit, CY8CKIT-059 を取り出してきて、使おうとしたのです。「精度のよい」デルタ・シグマ型のADを使おうとしたのですね。蛇足ですが、廉価版?のPSoC4との違いは、こういう搭載アナログ要素の違いで明らかです。この間、少し時間が取れたときに、PSoC 5LP Prototyping Kitにはピンヘッダの足を半田付けしてあります。ただ、このキットの横幅は幅広で、普通の片側5つ孔のブレッドボードに刺すと、使える孔が1列+2列くらいになってしまい、使いずらいです。そこで、片側6つ孔のブレッドボードも注文してありました。そこで、このボードに「ぶすっ」と刺して作業を始めたわけです。
このところ、またMbedのWeb開発環境に戻って作業しています。大分慣れてきたのですが、ちょっと疑問に思うことがありました。Web開発環境の裏側では「コンパイラ」が動作している筈ですが、それはどのようなコンパイラなのかと。いろいろ見れば、Armの「純正コンパイラ」
Arm Keil
であるようですが、gccのように
gcc –version
などとやってコンパイラのバージョンとか分からないものかと思っていました。まあ、知ったからといって、コンパイラのバージョンにセンシティブなほど本格的な使い方はしていないのでありますが。心の片隅にしまわれた小さな疑問というだけのことです。 “鳥なき里のマイコン屋(64) Mbed、使われているコンパイラは何?” の続きを読む
一種類とか一社製品とかばかり見ていると知らぬ間に頭が「その常識」に囚われて、いろいろ見えなくなることがあるものです。このところ、ST社のSTM32マイコンを搭載したNucleoボードでばかり「遊んで」います。ちょっと他社のマイコン、それもArm EbedのWeb開発環境でプログラムを作れるものにもちょいと手を出しておくかいなと思いました。選んだのは、
NXP社のLPC11U35搭載のボード
です。正確に言えば、NXP社のLPC11U35マイコンを搭載したEmbedded Artists社のEA LPC11U35 QuickStart Board互換の秋月製ボードです。純正品に比べると大分お手頃だったので、つい。