MicroPython的午睡(68) ラズパイPico、IOレジスタへの直接アクセス

Joseph Halfmoon

前回記事から約4か月もMicroPythonご無沙汰です。別処理系に手を伸ばしたせいで棚上げ状態。これではイケナイということでMicroPython再開でございます。しかし忘却力です。どうやってMicroPythonしたらよかったんだけ?まずはターゲットになるボードを取り出さないと。。。ラズパイPicoであります。 “MicroPython的午睡(68) ラズパイPico、IOレジスタへの直接アクセス” の続きを読む

うさちゃんと一緒(20) Z80の魔改造?Rabbit4000のオペコードマップその2

DD_EC
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前回は、Rabbit4000の、Z80「魔改造」第1バイトのオペコードマップを眺めてみました。しかしZ80にはDD、FDなどの第1バイトによって「拡張」されるオペコードマップも存在します。Rabbit4000の場合、DD,FD系も期待に違わぬ大拡張です。ただしここではZ80の元の命令には手は加えてません。

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うさちゃんと一緒(19) Z80の魔改造?Rabbit4000のオペコードマップ その1

OpcodeMainPage
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Rabbitシリーズ(販売元Digi社)のプロセッサはZ80「オマージュ」製品といっていいでしょう。しかし、Z80の盲腸化した仕様をチマチマ活用して拡張していた3000シリーズまでと比べると、4000シリーズ以降では大胆に拡張してます。そのレベル、もはや魔改造。Z80大好きな「中の人」が好き勝手やり放題でなかったかと。 “うさちゃんと一緒(19) Z80の魔改造?Rabbit4000のオペコードマップ その1” の続きを読む

手習ひデジタル信号処理(50) SDR、アンダーサンプリング、ナイキスト周波数より高い信号

UnderSamplingEC
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前回、三上先生のサンプルプログラムで、甲子園中継が受信できたと喜びました。しかし1点疑問あり。サンプリング周波数は900kHz(ナイキスト周波数は450kHz)なのに、受信したNHK第1放送(東京)は594kHzです。なぜ受信できるの?ここで登場するのがアンダーサンプリングとBPF(バンド・パスフィルタ)です。 “手習ひデジタル信号処理(50) SDR、アンダーサンプリング、ナイキスト周波数より高い信号” の続きを読む

うさちゃんと一緒(18) Rabbit4000のCPUレジスタを一覧にしてみた

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うさちゃんRabbit4000のDynamic Cのライブラリを読んでいるとインライン・アセンブラ・コードに迷いこみます。RabbitシリーズはZ80愛に溢れているCPU、Z80上位互換です。Z80のつもりで大体読めますが、時々「知らない」レジスタなどに遭遇します。今回はCPUレジスタを図にまとめてみました。

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手習ひデジタル信号処理(49) SDRで高校野球、甲子園中継(NHK第1)受信OKよ

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前回までに、Arm Cortex-M4コアのSTM32F446マイコンでの「ダイレクト・サンプリングSDR実験」用フロントエンド回路が出来上がりました。これからSDRのお勉強に入りますが、初回は早速AMラジオを受信してみます。なんたって三上先生のサンプルプログラムのバイナリがあるので、書き込めば動く筈。

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うさちゃんと一緒(17) Rabbit4000にAHT21B温湿度センサをI2C接続

Rabbit4000_AHT21B
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前回は、Rabbit4000(モジュールはRCM4010)のオープンドレインで使用可能なピンを見つけて、16文字x2行のキャラクタディスプレイAQM1602をソフトI2C接続いたしました。今回は同じ「I2C」バスにAHT21B温湿度センサを取り付けてみます。今回はライトオンリの前回とは違って読み書き双方向が必要です。

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鳥なき里のマイコン屋(159) Keil Studio Cloudへの移行、TIPS?

KeilStudioCloudDebug
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前回、Arm社Mbed Online Compilerから Keil Studio Cloud への移行を開始。Mbed Online Compiler上のプロジェクト複数の移行を行ってみましたが、成功も失敗もあり。今回は失敗原因を追究してビルド成功させたいです。またWeb環境からのデバッグについても試みてみます。

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うさちゃんと一緒(16) RCM4010にAQM1602液晶ディスプレイをI2C接続

RCM4010_AQM1602
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前回、Rabbit4000のGPIOポート合計40ビットのうち特定の目的に使用可能なポートは以外と少ないことが分かりました。その後Dynamic CのI2C用サンプルプログラムを調べたところ「手元のRCM4010+プロトタイプボード」では使用不可、という結論にいたりました。仕方が無いので自分で「サンプル」書きます。

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鳥なき里のマイコン屋(158) Mbedオンライン環境からKeil Studio Cloud

OC2OKSC
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インストールせずに(また無料で)Arm用のオブジェクトを生成できるArm社Mbed Online Compilerにはお世話になっております。しかし環境の移行を促すメッセージが表示されるようになってまいりました。移行先は Keil Studio Cloudです。機能拡張は良いのですが今までのソースの移行は大丈夫か?

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うさちゃんと一緒(15) 使えるピンはどれ? ボード上の接続、ポートの属性の違い。

RCM4010onRCM4XXXprotoBoard
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前回までのように、うさちゃんRabbit4000をイーサネット経由で動かしている分には、手足のGPIO端子などは気にする必要はありません。でもそろそろマイコンらしい仕事をさせたいです。勿論、http経由でですが。しかし、うさちゃんのIO端子について全く分かってないことが発覚。大慌てで調べましたです。

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手習ひデジタル信号処理(46) FFTによるFIRフィルタ、外からみたら結果は同じ

BodeGain
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今回はFFT使ったFIRフィルタです。以前に「普通に時間領域」でFIRフィルタしていたもの。今回は、入力信号もフィルタ係数もFFTをかけて周波数領域で乗算してから、逆FFTで時間領域の信号に戻すのだ、と。無限の長さの入出力信号を小分けにするためには重複保持法使うんだとか。しかしオンラインコンパイラの件気になるのデス。

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うさちゃんと一緒(14) 動的なWebページその2、CGIハンドラ記述のRabbit式お作法

2layerStateMachine
Joseph Halfmoon

前回は動的なWebページの最初ということでSSIでした。SSI利用時にもCGIハンドラにあたるべきものは動いていたのですが断片的でした。今回はWebページ全体を動的に生成できるように、「うさちゃん」式のCGIハンドラ記述のお作法を学んでいきたいと思います。マニュアル読んでサンプル読んでようやく少しわかった?知らんけど。

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手習ひデジタル信号処理(45) 適応線スペクトル強調器、実験用入力信号フィルタしたら見違えた

ResultTIMyPer
Joseph Halfmoon

前回前々回と適応線スペクトル強調器のサンプルプログラムを動かしていて「波形が不安定」とか「ステップ・サイズ・パラメータも安定せんな~」と気にかかっておったのです。その原因として心に引っかかっていたのが入力波形です。ノイズを「盛る」べく制限波に乱数を重ねているのですが、強調器のナイキスト周波数越えのノイズまで山盛り。
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