前回、アナデバ社の文書(教材というべきか)を死ぬまでに一通り読みたいなどと希望を述べました。なんとか読んでおります。そして堅い技術文書に見せかけながら、実はユーモアというか、ウイットに富むというか面白いことが書かれているのに気づきました。それも回路の課題の中に。回路にお笑いをぶち込んでくるADI社流石だ。
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(29) OpAmp大全とAnalogDialogue
前回、スピーカアンプの特性を測定しようとして、知識不足を痛感いたしました。勉強のため「オペアンプ大全」読もうなどと書いてしまい(?)、実際、読み始めたのであります。読めば宝庫です。また、積読状態の関連書籍(ダウンロード済)も多数。今回はそれら資料を眺めながら勉強の方針を立てました。死ぬまでに読み終わりたい。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(29) OpAmp大全とAnalogDialogue” の続きを読む
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(28) LM386使用スピーカアンプの特性
前々回の100円ショップのスピーカ、BBC micro:bitに直結で鳴らしていて思ったんであります。ざわざわした環境じゃ、もうちょっと音量ほしいぜ、と。対策はちゃんとうって(?)ありました。秋月通商殿から「モノラルパワーアンプキット」というのを仕入れてあったのです。最大出力700mWを誇る(?)スピーカ駆動用のアンプキットです。でもね、注文入れたのがチト早過ぎました。
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(27) BBC micro:bitのスピーカ駆動波形
前回、100円ショップのスピーカの方式を学び、今回はそれをお子様に大人気のBBC micro:bitに取り付けて鳴らしてみました。スピーカを鳴らしているのはmicro:bitにインストールされたMicroPython。2つ異なるモジュールがあります。ぶっちゃけmusicモジュールの鳴らし方は私にも分かるけれど、speechモジュールは難解。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(27) BBC micro:bitのスピーカ駆動波形” の続きを読む
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(26) 100円スピーカの素性?
大分間隔空きました。前回はスピーカを調べるつもりが、M1KとAliceソフトウエアの「挙動を勉強」してしまいました。今回はスピーカのインピーダンスを調べるつもりがお求めやすいスピーカの「方式について勉強」することになってしまいました。アナログというより部品の話。
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(25) M1KとSpeakerで気付く
今回は、Analog Devices社のお手軽ツールADALM1000(M1K)にスピーカを接続したことがきっかけでソフトウエアのトラブルに遭遇。どうなっているのか混迷の中で、今まで気づいていなかったM1KとAliceソフトウエアの挙動について多少理解したことあり、でも全然トラブルは解決してないんでありますが、トホホ。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(25) M1KとSpeakerで気付く” の続きを読む
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(24) 不詳なツエナーと2N3904でレギュレータ
ツエナーダイオード1本で、前々回、前回に引き続き3回も引っ張っておりますが、今回で一段落であります。アナデバ社ADALP2000キットの中の「不詳」なツエナーの現物の特性は前回、M1Kで測定して一応明らかになりました。この後の流れからするとディスクリートのトランジスタと組み合わせてレギュレータを作ってみよ、ということなのですが、部品の特性が全然違うのでアナデバ様の見本通りとは行きませぬ。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(24) 不詳なツエナーと2N3904でレギュレータ” の続きを読む
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(23) M1Kで特性測りましたっ。
昨日は、「パッケージリストに書いてある部品と違う」ということで盛り上がってしまって?いい加減な動作だけで「違う」と断定してしまいました。「違う」のは「違う」のだけれど、ちゃんと特性を見ておきたい。それに、だいたいの降伏電圧が3.6Vと分かったので、ADALM1000(以下M1K)の出番がやってきた、ということでもあります。M1Kなら一撃で特性測れる筈。
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(22) Zenerダイオードの闇??
このところ「抵抗1本で」思いのままに電圧を作れたり、周波数を作れたりするデバイスなど便利なものばかりを取り上げております。これでは「今更学ぶ」ことにならないだろーということで、「初心に帰って」プリミティブな回路に立ち戻って実験することにいたしました。ツエナーダイオードで電圧を「レギュレート」する、と。しかし、思いもかけずそこに闇がありましたぜ。
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(21) LT3080 低損失レギュレータ
このところ、お手軽ツールで学ぶというより、お手軽デバイスに火を入れてみるだけ、という感じがしているのですが、そのまま続けます。とりあえず手元にあるデバイスを総ざらいしてから、基本に戻って学ぶつもりっと。今回もリニアテクノロジ(アナデバに買収された)のデバイスから、LT3080であります。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(21) LT3080 低損失レギュレータ” の続きを読む
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(20) LTC1799、SOT-23発振器
SOT-23パッケージは老眼の目には辛い大きさです。前回はこのパッケージに入った参照電圧源LT1790を触ってみました。今回も同じSOT-23パッケージ。旧リニアテクノロジー(現Analog Devices)製のデバイス、LTC1799をちと触ってみます。中の回路は(多分)アナログなのだけれど、用途としてはデジタルに無くてはならない発振器であります。
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(19) LT1790、マイクロパワーSOT-23低損失リファレンス
前回は、電圧を周波数に変換するコンバータだったですが、今回は、参照電圧の生成用のデバイスであります。LTという型番からは、リニアテクノロジの名が浮かびまするが、買収されたので、またまた今やアナデバ様です。素人目にはとても小さなレギュレータに見えますが、電源ではなく、リファレンス電圧の発生器という位置づけ(5mAくらい流せるみたい)。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(19) LT1790、マイクロパワーSOT-23低損失リファレンス” の続きを読む
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(18) AD654 電圧/周波数コンバータ
個人的に「なんちゃら」コンバータというものに思い入れがあり、ふと例の箱(Analog Devices ADALP2000 Analog Parts Kit)をみやれば、V/Fコンバータなるものがあるではありませんか。これは早速動かすべし、と決意して、アナデバ様のホームページからそいつのデータシートをダウンロードしようとしたところ、残念な事実が明らかになりました。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(18) AD654 電圧/周波数コンバータ” の続きを読む
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(17) LTM8067、絶縁型μModule DC/DCコンバータ
たまにアナログなデバイスを実体験(というほど使い込んでいないですがね)しておりますと、電源足らないな、と思うことが度々あるんであります。足りないといって容量ではなく、供給可能な電圧範囲が足らないことがしばしば。とは言え「ちゃんとした電源」は重くてお高い。そう思っておりましたら灯台下暗し、箱の中に良いものが入っているじゃありませんか。アナデバ傘下のリニアテクノロジーLTM8067。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(17) LTM8067、絶縁型μModule DC/DCコンバータ” の続きを読む