このところ連続している「VS Codeで~」シリーズ(実際に、汗水たらして働いている?のはPlatformIOなのですが)、前回はNucleoボードをターゲットにMbedしてみました。まあ、マイコン開発ボードだし、できて当然だし。。。しかし今回は、かのお子様コンピュータ BBC Micro:bitがターゲットです。C++で書けるし、デバッガだって使えるし。 “鳥なき里のマイコン屋(77) VS CodeでMicro:bit、デバッガも使えます” の続きを読む
鳥なき里のマイコン屋(76) VS CodeでNucleo、PlatformIO超便利!
元々、STM32Fマイコン特集に触発されて始めた筈のVS CodeとPlatformIOだったのですが、ついついM5Stackの方へいってしまっておりました。今回は、STM32搭載、Nucleoボードにターゲットを変更してみます。Nucleo用には結構いろいろな環境試してみているのですけれど、正直、VS Code+PlatformIOは楽な上に強力! “鳥なき里のマイコン屋(76) VS CodeでNucleo、PlatformIO超便利!” の続きを読む
鳥なき里のマイコン屋(75) VS CodeでM5Stack、ちょっと設定
前回、VS CodeとPlatform IOをインストールして、あまりに簡単にM5Stack用の「スケッチ」(VS Code上では、立派な main.cppですが)のビルドと実行に成功し、VS Code凄い凄いと浮かれてしまいました。それでついつい細かいところを端折ってしまいました。最低限の設定くらい済ませておかないとね。ということで今回は前回の落穂ひろい。 “鳥なき里のマイコン屋(75) VS CodeでM5Stack、ちょっと設定” の続きを読む
鳥なき里のマイコン屋(74) VS Codeでマイコン・ソフト開発
Visual Studio Code、お使いの方も多いのではないかと思います。そのホームページの冒頭にあります。
Code Editing. Redefined.
しびれるカッコよさです。しかし、いままで見くびってました。というより、見誤っていた、というべきでしょう。「Visual StudioならC#書くとき使っているもんね」「Visual Studioのエディタ部分?」。Web開発などで使われている記事などが散見されました。マイコンには関係ないかな。。。などと思っておったのです。本日根本的に考えを改めました。 “鳥なき里のマイコン屋(74) VS Codeでマイコン・ソフト開発” の続きを読む
鳥なき里のマイコン屋(73) 突然のNuvoton Technology
ニュースを読んでいたら、知っている名前が急に出てきたので、ちょっとビックリしてしまいました。台湾のNuvoton Technology社(新唐科技)です。日本で話題になった理由は一つ、Panasonicの半導体部門がNuvotonに売られるんじゃないか、という記事が出たから。本日2019年11月28日時点じゃ何とも言えませんが、ちょうどPanasonic社がアナリストの人たちから叩かれるようなイマイチな発表をやってしまった後とて、半導体なんて早く整理しちまえよ圧力がかかった結果のリーク?なんでしょうか。(追記、本日時点じゃとか書きましたが、ちょうど原稿書いているあたりで正式発表したみたいです。) “鳥なき里のマイコン屋(73) 突然のNuvoton Technology” の続きを読む
鳥なき里のマイコン屋(72) マイコンの範疇、揺らぐこのごろ
この『マイコン屋』のシリーズでは、古典的なマイコン(マイクロコントローラ)として「ROM, RAM, CPUとペリフェラル(I/O)」をワンチップ(シングルチップ)に集積したものだよね、ということにこだわって来たのです。しかし、このごろ段々、そういう範疇に収まりきらないブツが増えているな、と感じとります。そろそろ考え直すべき時期なのか?
鳥なき里のマイコン屋(71) Kendryte K210、RISC-V搭載AIチップ
鳥なき里のマイコン屋(70) Espressif Systems 上場!
前から気になってはいたのです。それどころか手元にそこのチップを使った「マイコン開発ボード」2種類あり、使わせていただいとります。
Espressif Systems
秋葉原などへ行くと(人が多いので滅多に行きませんが)Espressif製品は溢れております(いいすぎか)。いえ、秋葉原どころか世界中といってよいのでは。(母集団を限定すれば良いのだ)マイコンだのIoTだのいうような世界では非常に人気者のチップに見えます。その割には知らない会社。中国上海の会社だということは皆知っているけれども。そうしたところ、先週目出度く(未公開株を持っていた人にとっては、多分)上場したとのニュースを見ました。公開したからには、いろいろ情報が出てきたんじゃないかい、ということでEspressifのサイトなどをあさってみましたです。 “鳥なき里のマイコン屋(70) Espressif Systems 上場!” の続きを読む
鳥なき里のマイコン屋(69) ArduinoIDE活用、M5Stack
前回はArduino互換のピン配置が、いまじゃ「お手軽マイコン開発業界」(そういう業界があるのか?)じゃデファクトだ、みたいなことを書きました。一方、ArduinoのIDEも結構な人気です。IDE業界のデファクトと言えば、やはりEclipseじゃないかと思うのですが、シンプルで単なるエディタ?にも見えなくもないArduinoIDE、結構来てます。多品種のArduinoをサポートするための仕組みが有効活用されたのか、Arduinoでない開発ボードにもぐいぐい広がっている感じ。今回は、そんなArduino IDEの活用事例として、これまた最近来ている感じの M5Stack を見てみたいと思います。
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鳥なき里のマイコン屋(68) 世に蔓延るArduinoピン互換
そろそろ「在庫」も尽きてきたので、新なArudinoシールド用ユニバーサル基板を手に入れました。3種類目となります。以前購入の2種類についてはこちらで書いておりますので、詳しくはそちらをご覧ください。別に本物のArudinoに被せるためにこの基板を買っているわけではないのであります。「Arudino互換のピン配置」で接続できるマイコン基板が多くて、ほとんど「デファクト・スタンダード(古い言葉です)」だから。海外マイコンベンダだけでなく、このごろは国内マイコンベンダもArudino互換ピン配のマイコン開発ボードを売っているようです。
鳥なき里のマイコン屋(67) Mbed Studio、ちょっと使ってみた
鳥なき里のマイコン屋(66) SW4STM32、デバッガを使ってみる
何でまたMbedのWeb環境があるのに、SW4STM32のローカル開発環境をわざわざインストールして、Mbedからコードをイクスポートしたかと言えば、それは
デバッガ
を使いたかったから、という一点につきます。以前、同様な理由からMbedのCLI環境をインストールしてデバッガ動かしてみましたが、正直、
CLIのコマンドを覚える記憶力が失われている気がする
ので辛い。GUIでブレークポイント張って、変数の内容くらい確かめられたらとてもハッピー。ただそれだけでございます。
鳥なき里のマイコン屋(65) SW4STM32、MbedからExportしてみる
MbedのWeb開発環境で、Nucleo用にプログラムを書いていて、気になっていたものがあるのです。Exportメニューの最初に現れてくる
SW4STM32
というツールです。そんなメニューの先頭に出てくるくらいだから、きっとMbedからの移行は簡単なのに違いない。ローカルな環境だから、GUIからデバッガ使えてきっと嬉しい。などと考えて、ちょっと触ってみることにいたしました。 “鳥なき里のマイコン屋(65) SW4STM32、MbedからExportしてみる” の続きを読む
鳥なき里のマイコン屋(64) Mbed、使われているコンパイラは何?
このところ、またMbedのWeb開発環境に戻って作業しています。大分慣れてきたのですが、ちょっと疑問に思うことがありました。Web開発環境の裏側では「コンパイラ」が動作している筈ですが、それはどのようなコンパイラなのかと。いろいろ見れば、Armの「純正コンパイラ」
Arm Keil
であるようですが、gccのように
gcc –version
などとやってコンパイラのバージョンとか分からないものかと思っていました。まあ、知ったからといって、コンパイラのバージョンにセンシティブなほど本格的な使い方はしていないのでありますが。心の片隅にしまわれた小さな疑問というだけのことです。 “鳥なき里のマイコン屋(64) Mbed、使われているコンパイラは何?” の続きを読む