Literature watch returns (5) ボイジャーに学ぶ無線特集、トラ技 2019/6月号 CQ出版

JosephHalfmoon

連休明けには手元にあったトラ技の6月号なんでありますが、なかなか読めずにおり、ようやくに読みました。林さんのSDR連載(CICフィルタ連載というべきか)は今回お休みらしい。そこに「長距離ディジタル無線」の特集です。

ボイジャーに学ぶ

この頃、ロケットとか、間口を広げたのか、エレクトロニクスの領分が広がったというべきなのか、宇宙ものが増えた感じの「トランジスタ技術」誌なのであります。確かにボイジャー、(地球人設計による)長距離無線の記録保持者というべきか。

「ボイジャーの無線の特集」、確かに面白かったんであります。また、結構、参考にもなり(物欲も刺激し、まさかボイジャー買おうというわけではありませんよ。)、良かったのでありますがね。でもね、その反面、「特集」というには、とりとめがない、というか、ぶち込み過ぎ、というか。内容ネタバレにならない程度に列挙させていただきます。

まず「ボイジャー」のイントロ、いかにボイジャーには長距離無線技術が詰め込まれているのか。

次にLPWAのイントロ。確かにLPWA、長距離だし、ボイジャーの技術の遠い子孫と言えないこともないが、ボイジャーからLPWAに話を繋げるの??と?2つくらい。でもま、LPWA、私も含め感心ある人多いから、まいいか。

ボイジャーに戻り、長距離無線の基本、dBの計算の仕方からちゃんと教えてくれる。丁寧すぎる気もしますが、扱うdBの値が普通とは大分違うので。ボイジャーネタは読んでいてとても面白かったですが、タネ本のNASAの資料(URLが書いてある)自体が面白いようだ。時間があればアクセスとは思うが、死ぬまで無いような気がしないでもない。こうして、日本語でまとめていただいてありがたい限り。しかし、ボイジャーはここでおしまい。

続いて、ヘルツ以来の通信の歴史ダイジェスト的な視点からの長距離通信あり、黄金周波数900MHz帯あり、そこから、LoRaとソニーのELTRESになだれ込みますな。締めはアンテナの電磁界シミュレーションです。

評価版の電磁界シミュレータ

が付録についていますが、インストール後6カ月か来年の5月末日のどちらか早い日付が使用期限だそうです。そういわれると、とりあえずインストールするのももったいない気もするし、インストールするならそれなりに時間をとって触ってみたい気もするし。

個々の記事、ボイジャーの話はすごく面白いし、LoRaはちょっとモジュール買って「遊んでみるか」みたいな気にもなったんですがね(多分買う、きっと買うLoRaのモジュール、技適取っているやつ)。特集というにはね

「話がスペクトラム拡散」気味

ではないかと思います。こういう特集、ときどきあるような気もしないでもない。バックナンバーのリストなど見たとき、

特集のタイトルがまず目に入る

ですかね。実際は、必要?に迫られて、特定の連載記事などが欲しい、という感じでしょうか。そういう雑誌の営業的な観点で「特集 ボイジャーに学ぶ」、トラ技の読者層には響いたのか?こちらも、なにか?ばかり多い投稿になってしまったですが。

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