上のアイキャッチ画像に掲げましたのは、左からESP-EYE、MAiX-BiT、M5STICK-VのエッジAI用マイコン3機種であります。いずれもカメラで画像を取得し、認識させるような用途を狙っています。今回手に入れたのは真ん中のMAiX-BIT(マイク付版)です。お求めやすいお値段(次機種が出そうだからか?)に惹かれて。
AT SAMの部屋(1) SAMD21搭載、Seeeduino Xiaoで吉例Lチカ
Microchip社のArm搭載マイコンSAMの投稿が大分溜まったので、散在する投稿の総目次を作るとともに、シリーズを独立させることにいたしました。「AT SAMの部屋」であります。独立初回の今回は、先週手に入れたSeeeduino Xiaoを組み立てて、何時ものとおり、まずはLチカから。 “AT SAMの部屋(1) SAMD21搭載、Seeeduino Xiaoで吉例Lチカ” の続きを読む
データのお砂場(1) R言語、AirPassengers、せめて前年同月比プロットしたい
モダンOSに続く「お砂場」シリーズ第2弾?は「データ」です。最近、データサイエンティストの活躍凄まじく?年寄りはついていけません。xxの冷や水、世にあまたある「サンプルデータ」を味わう程度でもよろしかろうと。今回は長らく眠っていたR言語を復活させて、大量に含まれているサンプルデータセットの最初の1個を触ってみました。
手習ひデジタル信号処理(11) STM32F446、FIRフィルタその3,直接形Class
前回、前々回とFIRフィルタで特性も同じ。しかしフィルタを構成する形は異なりました。しかし今回は前々回と形も同じ。違うのはソースコードの書き方のみ。折角のC++のコンパイラだし、「クラス」を使わずにはいられないっと。「テンプレート」もね。確かに見通しよくなるけれど、年寄りはC++には染みついた抵抗がある。 “手習ひデジタル信号処理(11) STM32F446、FIRフィルタその3,直接形Class” の続きを読む
忘却の微分方程式(24) 導関数、微分、MathematicaとMaxima
前回が極限であったので、今回は導関数、微分であります。ようやくシリーズタイトルに近づきつつ(まだ先は長いけど)ある感じがします。通例、「分かり易い」Mathmaticaと「知っているべきことが多い」Maximaという感じ(個人の感想です)なのですが、今回は逆。Maximaの方がストレートな印象。ホントか?
連載小説 第63回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出
<これまでのあらすじ>
サイコーエジソン株式会社の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。訳あって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICを販売する米国現地法人のSS-Systemsへ赴任しちゃいました。食生活の変化で私の見事な肉体は更に水平方向へ成長しつつも、毎日忙しくやっています。Appleの青井倫吾郎さんから、とうとう大事なお話を聞きました。もう大丈夫です。 “連載小説 第63回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出” の続きを読む
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(67) OP37でアナログコンパレータ4種、ヒステリシス
「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」は、ようやく2020年2月号に到達。今回はオペアンプ使ったアナログコンパレータであります。非反転、反転、ヒステリシス対称、ヒステリシス非対称とやること多いです。今回も恐れ多いが申し上げたい儀これあり、なのだな。
鳥なき里のマイコン屋(148) SAMD21マイコン搭載、Seeeduino XIAO到着
別シリーズで周辺回路をプログラムしていて Microchip社(元はAtmel)のSAMシリーズに関心を持ちました。ついてはファミリ製品にも幅を広げるべく、今回SAMD21マイコン搭載の小型マイコンボード購入。半田付けを始める前に、Microchip社の32ビットMCUのラインナップの中でのSAMD21の位置づけについて調査をばいたしました。
MicroPython的午睡(54) ATOMLite、ADCにCdSセルを接続
今回はM5 ATOMLiteのアナログ機能を使ってみるべし、と思い立ち、光量によって抵抗が変化するCdSセルを取り付けてみました。以前ラズパイPicoで接続した筈の部品をそのまま流用したので、MicroPythonのコードもほぼほぼ流用。しかしね、なんか特性変わってるんじゃね。まずはATOMLiteとの接続ですが、端子少ない割に意外と使えます。
ブロックを積みながら(46) Node-RED、Dashboard、gaugeノード
前回は、1つのノードの中で一度に多数の表示と入力が可能な formノードでした。今回は、単機能なのだけれども4通りの「顔」があり、色の変化で注意を引くこともできる gauge ノードです。今まで何の気なしにお世話になっていましたが、上手く使うと異常値などをアピールするにはもってこいなDashboardノードじゃないかと思います。
ぐだぐだ低レベルプログラミング(39) RISC-V、mul、RV32M拡張その2
前回は、RISC-Vの乗算命令と除算命令を1命令づつ動かしてみました。今回は 乗算命令 の全貌を見てみます。といっても4命令ですが。実装がシンプルになるように考慮した結果でしょうが、命令の使用方法はクセが強い、気がします(個人の感想です。)それにnucleriのツールチェーンにも制限が?
ソフトな忘却力(12) RPi3、AES、1ブロックだけのテストパターン「素の」暗号化
前回は、ATSAMD51マイコンのSHA1計算ハードを試用するプログラムを書いた後で、テストパターン生成用のプログラムを作りました。こういう泥縄ではいかん、ということで、今回はマイコンプログラムの前にテストパターン生成用のプログラムを作っておくことにいたしました。AES暗号化、1ブロック「だけ」です。
モダンOSのお砂場(27) FreeRTOS、ESP-IDFで定番のLチカをタスクで実装
ESP-EYE使いESP-IDF環境でLチカをプログラムするのを「敷居が高い」などといってMicroPythonに逃げてしまいました。そのままでは進歩がないので、手足があって分かり易いESP32-DevkitCにもどってESP-IDF環境でLチカしてみました。素のままではモダンOSにならないので、FreeRTOS機能を使う縛りでです。
L.W.R.(36) 古文書編#7 80系2冊にみる8080、8085、8086、8088
今回は2冊同時です。アイキャッチ画像左は、インテルの iAPX86,88,186 and 188 User’s Manual、1983年。右は「マイクロコンピュータ ソフトウエア技術」吉田著、マイテック 1979年です。前回16bit話だったので、今回は時代を遡って8ビットから16ビットへの移行期について。