前回までに正負5V両電源のレギュレータたしなんでみました。でも最近の世の中1.8とか2.5とか、せいぜい3.3Vの単電源っす。そこで今回は手持ちの3.3VのレギュレータTA48033で+3.3V作ってみたのですがなんだかなー。国産のレギュレータのド定番だった筈がディスコン。まあ、通販サイトでは今でも買えるみたいですが。
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TA48033
前回、前々回の7805とか7905は下の桁がV単位での電圧でした。そしたら1.8Vとか2.5Vとか、3.3Vはどうするのよ?と言うと7800とか7900シリーズの場合5Vが一番低い電圧であったみたいなので型番考える必要なかったのね。そういうときに活躍していたのが東芝TA4800シリーズでなかったかと思います。TA48033は3.3V出力、TA48025は2.5V出力、TA48018は1.8V出力ってな型番です。でも3V品などはTA4803と4桁の型番になってしまうのだけれど。
しかし、いつのころだかTA4800シリーズ、ディスコンになってました。低電圧のレギュレータに需要が無くなったわけでなく、需要ありすぎ?なので、どんどん新しくて良いやつ(よりお求めやすい価格)が出てきているからでありましょう。知らんけど。ただね、新しい品種になると表面実装の小さいパッケージばかりで、スルホールに刺せるようなパッケージ品が見当たらなかったりするのだよね。はんだ付け不得意の老眼の老人にはキツイ。TA48033がディスコンとは言え、あちこちの通販サイトでいまだに売られているのは根強い「電子工作」需要があるためなのかな~
秋月電子通商殿の以下のページでもまだ販売中みたいですが、代替の3.3Vレギュレータ、それもTO-220パッケージのやつ、何種類も列挙してくれてます。
今回実験の回路が以下に。(2023年2月27日追記、本件回路の追記はこちら。)
黒字は手元にあるコンデンサをテキトーにつけている今回の現物。赤字はデータシート記載の推奨の定数です。それにしても、リニアレギュレータ、品種によって推奨の定数いろいろだよなあ。ちなみにNJM7805の場合を再掲。
今回実験の現物
例によってブレッドボードの電源レーンに2行5列のピンヘッダで差し込める形の小ボードとしてみました。こんな感じ。
+3.3V、OKみたいっす。定番回路じゃ、当たり前か。