R言語所蔵のサンプルデータセットをABC順(大文字先)で見ています。今回はvolcanoとな。火山といって何処の?ニュージーランドでした。噴火の履歴的なもの?でも違いました「相手」は単成火山です。「火山業界?」における一発屋的な、1回噴いたら同じ場所では噴かない奴です。アッチで噴いて、コッチで噴いて。たまや~鍵屋~
※「データのお砂場」投稿順Indexはこちら
ニュージーランド、オークランド市 Maungawhau火山
ニュージーランドのオークランド市には行ったことがないけれど、この地域の最大都市で風光明媚な港湾都市ということは朧気な記憶にあり。しかしオークランドの街そのものが、Auckland volcanic fieldという単成火山地域の真上にあり、そこかしこにスコリア丘などが点在していることは知らなんだデス。その中でもMaungawhau(かっての英名はMt. EDEN)は、街のほぼ中央に起立するスコリア丘らしいです。街中にあるだけに「観光地」でもあるようでホームページもありました。
山頂まで道路が通っているけれども自家用車の利用は不可みたいっす。勝手なことを書いてしまうと
ニュージーランドの大室山
でしょうか。大室山は伊豆高原の別荘地のただなかに聳えておりますな。こちらは登った(といってリフトだけど)ことあります。日本における単性火山群の代表選手? 伊豆東部火山群についてはこちら気象庁様ページ。
サンプルデータセットの解説ページへのURLは以下です。
Topographic Information on Auckland’s Maunga Whau Volcano
まずは生データ
単なる2次元の数値配列データです。row、colmnは10メータメッシュの番号で、そこに詰まっている値はメータ表示の標高みたいです。縦870m 横610mの範囲、だいたい標高100mから200mくらいの範囲に収まる山容がここにある、と。
処理例通りに等高線でマップ化
データセット解説ページには処理例あり、このデータをcontour(等高線)で描けということみたいです。処理例どおりに打ち込みました。
ちょっと歪な形の火山が浮かび上がってきました。どうも一発古い火山が噴いた後、随分間をあけてごく近くにもう一発噴いたみたいです。多少場所がズレてたらまた噴くこともあるんかい?
体積を求めてみる
処理例は上記のマップを描いておしまい。それ以上何かできるのと思ったですが、上の火山の体積を求めることにいたしました。とりあえず標高100m付近に火山の「床」があるとみなして、そこから上の山体の体積を計算してみました。こんな感じ。
黄色のマーカを引いた部分、体積 0.016立方キロメートルとな。