定番回路のたしなみ(42) オペアンプでインダクタンスをシミュレート、GIC

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Joseph Halfmoon

今回は能動素子であるオペアンプを使ってインダクタンス(コイル)をシミュレートする回路を嗜んでみます。汎用インピーダンスコンバータ(GIC)、というお名前のとおり、インダクタンスだろうが、キャパシタンスだろうが自由自在。オペアンプの特性の許す限りにおいてホンモノのインダクタンスと見分けがつかず、ホントか?

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データのお砂場(106) R言語、cd4、HIVのお薬の効き具合?とな bootパッケージ

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Joseph Halfmoon

今回もまた未知の世界デス。突然 cd4 と言われてもな。ヘルパT細胞の表面に発現する糖タンパクらしいです。それが何よというと、HIVウイルスの攻撃目標になるみたいです。結果AIDSだと。今回データはそれに対抗するお薬の効き具合のデータらしいのですが、bootstrap法をnestedで適用したらしいっす。何だかな~。

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GoにいればGoに従え(40) ラズパイPicoの割り込み、その1、イネーブルなのは誰?

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Joseph Halfmoon

前回はラズパイPicoのハードウエアの「もそっと下」のところをTinyGoから制御するためにハード固有のレジスタに直接アクセスしてみました。クロックとか電源とか最初に見ておきたい部分はいろいろあるのですが、今回は割り込みをみてみます。TinyGoのランタイムがデフォルトで割り込みイネーブルにしている周辺はあるのかしら。
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忘却の微分方程式(120) 反復練習83、線積分、Maxima

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Joseph Halfmoon

物理やるときには線積分は避けて通れないです、知らんけど。メンドクセーと思いつつ、Maxima様にお願いするのであれば、定型どおりに機械的に計算すればお答えが求まる気がしてきました。ありがたいことだね。でもそんなんで大丈夫か?今回は2次元平面の中で線積分求める例題でしたが、3次元でもなんでも以下同文。ホントか? “忘却の微分方程式(120) 反復練習83、線積分、Maxima” の続きを読む

帰らざるMOS回路(39) セントロニクスI/Fのタイミングチャートを描く

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Joseph Halfmoon

別件記事で狐の尻尾先生がPC98のプリンタI/Fについて書かれてました。その補足ということでWaveDromでタイミング・チャートを描いてみることに。やっぱI/Fといったらピン配だけでなくタイミングチャートも要るだろ~と。その過程で古い資料をみていたらPC98とIBM PC/ATの違いに気づきました。レトロな。
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STM32三昧(1) Cube IDEでHello World+GPIO入力、Nucleo

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Joseph Halfmoon

STMicroelectronics社純正開発環境Cube IDEを別件にて再インストール。Cube IDEとSTM32マイコンのHALを練習するためにシリーズ「STM32三昧」始めることにいたしました。それにしてもHAL充実、つまりはAPI多すぎ。まず今回はGPIO入力とprintfを使えるようにするところから。

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部品屋根性(104) LTC1144、スイッチトキャパシタコンバータ、正電源から負電源に変換

LTC1144
Joseph Halfmoon

別件シリーズにてコンデンサをスイッチングして昇圧する回路を実習。同様な方法で高電圧でも負電圧でも自由自在?でもディスクリート部品で作るのはメンドイ。だいたいアナログ素人の老人ではまともな電源になりそうにない。さてそんな「よゐこ」(誰が?)のためにスイッチト・キャパシタ方式のDCDCコンバータチップが存在します。お手軽?

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MicroPython的午睡(127)M5Stack UIFlow2、Thonnyで接続

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Joseph Halfmoon

前回ブラウザ上で動作するWeb開発環境を使ってM5Stack上のUIFlow2.0 Micropython処理系を動作させてみました。今回は使い慣れたThonnyIDEにUIFlow2.0搭載のM5Stackを接続してみます。前々回まで使っていた「素の」ESP32用MicroPythonとはどう違うの?

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ブロックを積みながら(135) Node-RED、SHA-256ハッシュを計算

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Joseph Halfmoon

前回は、みんな大好きMD5ハッシュでした。しかしセキュリティ的にはヤバイので、今回は「大丈夫な筈」のSHA-256ハッシュです。当然Node-RED上で計算に対応したノードも多数あるのですが、前回のMD5同様、msgを流し込めば何も設定せずともSHA-256になって出てくるノードをインストールしてみました。お楽?

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PIC三昧(19) TEMP、チップの温度をADCで測定、PIC16F18855

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Joseph Halfmoon

今回はオンチップの温度を測るTEMPERATURE INDICATOR MODULEです。偉そうなお名前ですが、やっていることは温度依存性がある筈のダイオードの電圧ドロップをADCで測っているだけです。単純明快、な割には制御はフェイント。独立したモジュールというより、2つのモジュールに「間借り」している雰囲気。 “PIC三昧(19) TEMP、チップの温度をADCで測定、PIC16F18855” の続きを読む

手習ひデジタル信号処理(104) Scilab、comm_tbx、NRZIからバイナリ復元

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Joseph Halfmoon

Scilabのcomm_tbxにはバイナリシーケンスをNRZ信号化する関数はあれども他の符号化関数がないです。そこで前回、自前NRZI関数を作成。しかし生成した信号から元のバイナリシーケンスに戻す逆方向の関数も欲しいです。動作確認のためなんだけれども。ついでにNRZ信号をバイナリに戻す関数も作成。どちらもテスト用っす。

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誘うPC98互換機(6) プリンターはパラレルIFだった。

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PC98互換機のプリンタのお話。今でこそWi-Fiなどのネットワーク接続が中心ですが、当時は8ビットパラレルインターフェイスもしくはシリアル接続でした。プリンタ側にも文字フォントがあり、フォントコードを送れば自動で印刷をする仕組みでした。<外伝>は、カラー印刷機能の登場により混乱したユーザ層のお話です。
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レトロな(5) 8080, 8085, Z80を比べる、ハードウエア編

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Joseph Halfmoon

前回までCP/Mエミュレータで古のデジタルリサーチ社の遺産である8080アセンブラやデバッガを使用。「今時の若者というか中年も」8080とかZ80のお名前は知っている。でも知らないことも多いことに気付きましたです。当然か。そこで今回は老人が蘊蓄を垂れさせていただきます。お前がそんなこと言うかと怒られそうだけれども。
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定番回路のたしなみ(41) コンデンサ+ダイオード、コッククロフト・ウォルトン回路で昇圧

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Joseph Halfmoon

今回の定番「コッククロフト・ウォルトン」回路(以下CW回路と略称します)はその気になって積み重ねれば、何万Vの高電圧でも生成できる回路っす。その癖お手軽、コンデンサとダイオードがあれば作れるっと。まあ電流を流し出そうとするのには向かないようだけれど。とりあえず手元の部品でちんまりと「昇圧できてる」ところを観察。
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