『OPアンプ大全』を先頭からチビチビと読み進めておりますが、進捗はかばかしくありませぬ。今回は「第2部4-6 OPアンプの周波数応答」の最後の項目「大域幅の平坦度」です。ページ数めっちゃ多いドキュメントであります。こんなペースでは死ぬまでに読み終わりませぬ。アナログ素人がすらすら読めるようなご本でもないケド。
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原著はOp Amp Applicationsという書物だったらしいです。
帯域幅の平坦度
今回問題にされているゲインの平坦度は 0.1dBです。つまりは1.0に対して0.989てな数字であります。アナログ素人は恐れ入るしかない数字デス。本文から一か所引用させていただきます。
プロ用ビデオ機器のように要求の厳しいアプリケーションでは
ということで本文ではAD8075(ビデオ用)、3dBバンド幅が約400MHzのデバイスのグラフを使って説明がなされております。
手元にあるLT1399で
前回手元在庫にあった「似たデバイス」はLT1399です。こちらは-3dBバンド幅300MHzです。製品ページが以下に。
LT1399 低コスト、シャットダウン機能付き デュアルおよびトリプル300MHz 電流帰還アンプ
データシートを開けば、Featuresに高らかに(ボールド書体で)書かれております。
0.1dB Gain Flatness: 150MHz(Av=1, 2 and -1)
こいつは「プロ用」ってこってすな。ただし、OPアンプ大全で説明に使われているAD8075とは、同じビデオ向けではあっても測定条件が微妙に異なる気がします。知らんけど。