定番回路のたしなみ(18) LT1054チャージポンプで今度は正から正、正電圧ダブラ

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Joseph Halfmoon

前回はスイッチトキャパシタ電圧コンバータLT1054で正電源から負電源を作ってみました。今回は同じデバイスを使って正電源の電圧を「ほぼ倍」にしようという正から正への変換です。正電圧ダブラ回路っす。前回は下に向かって押し下げていたポンプの下を支えて上を目指せば電圧が倍になるっと。ホントか。 “定番回路のたしなみ(18) LT1054チャージポンプで今度は正から正、正電圧ダブラ” の続きを読む

MicroPython的午睡(96) STM32版、曜日表現、Thonnyとマニュアル相違?

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今回はコマケー話です。STM32版のRTCに関して納得いかない部分があったので書いておきます。Day of Week、曜日の話です。MicroPythonマニュアルページを見ると曜日は月曜始まりで1から7の筈なのだけれど、手元のMicroPythonは0から6、ズレているのだけれども動いているみたいだし。どうなんだろ。 “MicroPython的午睡(96) STM32版、曜日表現、Thonnyとマニュアル相違?” の続きを読む

忘却の微分方程式(87) 反復練習50、バームクーヘン型回転体の求積、Maxima

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前回も回転体の体積の定積分でしたが、今回も回転体です。ただし求積法がちょいと異なります。バームクーヘン型とな。バームクーヘンが薄い生地を巻き付けるような構造をしているように、1枚1枚の極薄の側面積を積分して行けば体積になるのだ、と。個人的には前回よりもわかりやすいかも。コーヒー飲みながら積分するのがよろしいようで。 “忘却の微分方程式(87) 反復練習50、バームクーヘン型回転体の求積、Maxima” の続きを読む

データのお砂場(73) R言語、quakes、フィジー周辺の地震、3次元分布とな

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Joseph Halfmoon

今回は日本人には馴染み深い、地震データです。といっても場所は南太平洋、フィジー周辺のもの。最近も火山の大噴火がありましたが、フィジーも日本同様のプレート沈み込み帯、それもプレート2枚に挟まれたそれなりに複雑な地域みたいっす。Rのサンプルデータを見てもプレートの存在が一目瞭然じゃないかと。ホントか? “データのお砂場(73) R言語、quakes、フィジー周辺の地震、3次元分布とな” の続きを読む

オプション沼(10) gccの-Eオプションを活用する? -dM、-dN、-dDオプション

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前々回、-Eオプションに対して「積極的に使いたい感じはしない」などと不埒なことを書いてしまいました。しかし過ちは直ぐに訂正いたします。「結構お楽に使えるじゃん」と。-dM、-dN、-dDの3兄弟的オプションズと併用すれば、ということでありますが。知りたかったマクロの値が一目瞭然なのであります。お好みにより表現はチョイス

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(145) 前回回路を改造、16逓倍PLLじゃ、ホントか?

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Joseph Halfmoon

「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」の2022年12月号の実習3回目です。前回PLL回路が動作しました。今回は、分周器を挿入して16逓倍のPLLとしてみます。本当は4逓倍か8逓倍くらいが良かったのですが、購入した部品の都合で16逓倍とな。よく考えて部品買えよな、自分。
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RustにいればRustに従え(6) 吉例mandelbrot集合を描く、mut無、for2

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前回そろそろRustも入出力とか地道なところを練習しないといろいろできないじゃん、と痛感しました。そこで画像出力をやってみることに。題材は吉例「マンデルブロ集合を描く」であります。流石に画像出力はmutいるだろ~と思ったらアカラサマなmut無で書けてしまいました。流石にFOR文は2つ。 “RustにいればRustに従え(6) 吉例mandelbrot集合を描く、mut無、for2” の続きを読む

ブロックを積みながら(108) Node-RED、データベース・フィールドのバグを修正

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前回、集計対象のデバイスをmicro:bit V2からATOMLiteに変更しようとしてまさかの事態が発覚。ATOMLiteでデータベースに記録していたタイムスタンプのフォーマットがSQLite3の時間文字列フォーマットと異なってました。これでは期間を指定してデータを取り出したりできません。今回はフォーマットのFIX。
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OPアンプ大全を読む(12) ノイズ・ゲインと信号ゲイン、どっちがどっちだか忘れてるだろ

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大分以前の回で「ノイズ・ゲイン」と「信号ゲイン」を学んだ遠い記憶あり。しかし忘却力の年寄です。今や混沌の彼方。-R2/R1の方だっけ、1+R2/R1の方だっけ?何度も登場のノイズゲイン(NG)の底が抜けていた?でもま、アナデバ様はそんなことお見通し?今回の4-4節はノイズゲインと信号ゲインの復習的な回。今度こそ?
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SPICEの小瓶(21) POLYって何よ?非線形従属電源の多項式定義、なんじゃそりゃ

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Joseph Halfmoon

前々回、SPICEのマクロモデルの活用を「心に誓った」ものの、そのために越えなければならない山は沢山ある(ちんまい山だけれども)です。その最初の一つが「多項式による非線形な従属電源の表現」でないでしょか。POLY(1)などと書かれているヤツ。その後ろには数字がずらずらと並んでます。なんじゃこりゃ。

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手習ひデジタル信号処理(75) Scilab、comm_tbxをインストールしてみる

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SDR(Software Defined Radio)のお勉強をしていた筈が、いつの間にかScilabそのものの練習になってました。まだまだわかっちゃいないScilabの練習は続けつつ、SDRよりに軌道修正。今回からScilabのCommunication toolbox(comm_tbx)を使ってみます。

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IoT何をいまさら(117) ESP32C3版Xiaoで車輪の再発明、メニューの改良

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前回までで、多少「行編集」っぽい入力ができるようになったので、今回はメニューの見た目を改良してみたいと思います。やっぱりメニューはコンソール画面の一番上に固定したいです。ついでにちょいと目立つようにお化粧もしたい。また、エラーとかステータスとかの出力は画面の下の方に別表示としたいです。古き良き時代をリスペクト?

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ぐだぐだ低レベルプログラミング(106)ARM64(AArach64)FPSR/FPCR

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Joseph Halfmoon

何時までも見て見ぬふりもできないので今回はFPSRとFPCRを調べてみたいと思います。命令ニーモニックではありませぬ。フローティングポイントステータスレジスタとコントロールレジスタ、「メンドイ」浮動小数の例外やら非数(NaN)などの制御とそのステータスを保持するもの。今回はレジスタのビットの配置から。 “ぐだぐだ低レベルプログラミング(106)ARM64(AArach64)FPSR/FPCR” の続きを読む

定番回路のたしなみ(17) LT1054スイッチトキャパシタ電圧コンバータで正から負

LT1054
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このところ「リニア・レギュレータ」ばかり嗜んできたので、多少「毛色を変えて」今回からスイッチトキャパシタ電圧コンバータ(チャージポンプ)LT1054を勉強してみたいと思います。多分オリジナルはICL7660というデバイス。スイッチトキャパシタはこれに始まるという業界のクラシック?

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