マイコン開発ツールを毎月1種類使ってみて、これを1年も続けたら開発ツールの「今」が分かるんでないかい、と思って3カ月目なのであります。3つ目インストールせずにはいられません。と言って何に手を出すか?別にSTの回し者ではないのですが、このところSTのNucleoボードを使うことが多いので、まずはこのボードに適合するツールを「網羅」すべくという目標をたてました。しかし、調べると結構いろいろあるんでありますな、開発ツール。この頃、大分淘汰されているのかと思っていたのですが、勢いのあるマイコンはサポートされる、というところなのでしょう。
IoT何をいまさら(24) ST VL53L0X, TOF センサ
1カ月くらい前にシャープ製の三角測量原理の測距センサをいじってみましたが、モダンな測距センサの主流といえばTOF(Time Of Flight)センサでしょう。スマホにまで入りつつあるTOFセンサ、ちょっと遊んでみたくなって入手いたしました。ST Microelectronics社のVL53L0Xという型番のTOFセンサです。940nm Class 1 レーザを使用し、最小3cmから最大200cm(屋内)まで測距できるもの。このセンサに加え電源やレベル変換ICなどを搭載したモジュールを、例によって秋月通商から購入。コネクタから配線が取り出せるようになっているので、センサを「ボード」に取り付けるだけで動作します。
IoT何をいまさら(23) PythonとBottleで通信相手を作る
前回はマイコン(ノード側)の通信テストの相手にするために、Raspberry Piを使おうと思い立ち、Raspberry Piを「数年ぶりの再稼働」いたしました。数年ぶりともなると溜まるものが溜まっています。ファイルの更新作業だけで夜中までかかってしまいました。ようやく今回から、Raspberry Pi上に「テスト用のサーバーもどき」を作り始めたいと思います。お手軽重視なので、簡単に作れるものが良いな~と探したところ
Python上で動作するBottleというフレームワークが良さげ
ではないかなと考えました。Pythonでしたら普段から使っているので(Python使いの人のPythonらしいPythonコードには未だに慣れず、ごくごく普通な書き方をしておりますが)何かとお手軽。
IoT何をいまさら(22) Raspberry Pi再稼働で大慌て
このところ無線モジュールを使えそうな感じになってきたので、マイコンのセンサで取得したデータを送る先のテスト用のサーバーが必要だなと思っていたんであります。本格的になってきたら、外部のサーバー、とくにIoT向けで何かお試しできるようなサイトに登録してと思うのですが、とりあえずはマイコンの通信相手として手元に置いておきたい。でも普段づかいのPCの上でサーバー動かすのはやりたくない。ちょうどいいのがあるじゃないか
ずっと眠っているRaspberry Pi
最近のCortex-A搭載しているバージョンではなく、ARM11コアの古い版(最近でもZeroとかは同じチップ使っているようですが)です。買った当時は、Raspberry Pi 2だとか3だとか、という種別はなかったので、確か モデルB+ とだけ呼ばれていた筈。その前に持っていた(今も持っているが)プラスのつかないBが、イマイチ電源が不安定で買いなおしたやつでした。買った当時はそこそこ「遊んで」いたのですが、ここ数年、眠ったまま。でもネットには接続しているので、これを復活させればIoTのテストくらいには使えるのではないかい、と安直に考えました。
Literature watch returns (5) ボイジャーに学ぶ無線特集、トラ技 2019/6月号 CQ出版
連休明けには手元にあったトラ技の6月号なんでありますが、なかなか読めずにおり、ようやくに読みました。林さんのSDR連載(CICフィルタ連載というべきか)は今回お休みらしい。そこに「長距離ディジタル無線」の特集です。
ボイジャーに学ぶ
この頃、ロケットとか、間口を広げたのか、エレクトロニクスの領分が広がったというべきなのか、宇宙ものが増えた感じの「トランジスタ技術」誌なのであります。確かにボイジャー、(地球人設計による)長距離無線の記録保持者というべきか。
“Literature watch returns (5) ボイジャーに学ぶ無線特集、トラ技 2019/6月号 CQ出版” の続きを読む
IoT何をいまさら(21) ESP32、BLEとりあえずテスト
IoT何をいまさら(20) ESP32、ATコマンド、通信のテスト
前回は、ESP32-DevkitCボードにATコマンドを解釈できるファームウエアを書き込んでPCからATコマンドが使えるようになるところまでで終わってしまいました。今回は、その残り、ということで、UARTからESP32のWiFiを使って通信できていることを確認するところまでをやっておこうと思います。しかし、通信です。相手がいないと通信の確認できません。そこでお世話になったのが
netcat
という定番のソフトウエアです。
IoT何をいまさら(19) ESP32-DevKitC, ATコマンド
センサも取りそろえつつあり、また、それを制御するマイコンもいくつか使えるようになってきたので、次は無線、ということで手頃な無線モジュールを物色しておりました。IoTと言えばLPWAなど気になりますが、まずは手頃なところでWiFiとBluetoothあたりでしょうか。Webやら雑誌やらみていると最近目につくのが、中国のEspressif Systemsという会社から出ているESPという名のシリーズです。
- これ自体がWiFi内蔵の「マイコン」モジュールとしてプログラム可能
- 他のマイコンにWiFi接続を提供するための無線モジュールとしても使える
結構、あちこちで紹介されていて、簡単に使えそう、と飛びつきました。とりあえずは、2の方で他のマイコンにつなげる無線モジュールとして使ってみ、そのうち、1の「マイコン」としても使おう、という目論見です。
介護の隙間から(38) JRC NJL5501R その2、外乱信号
鳥なき里のマイコン屋(58) Arduinoシールド用基板など、細かい話
IoT何をいまさら(18) NJR4265J ドップラーセンサ その2
前回、新日本無線製24GHz帯ドップラーセンサモジュール単体にLED接続した程度で動作させてみたのですが、今回ようやくマイコンボード(テスト用に毎回使用のST Nucleo-F072RBボード)からUART制御する形に接続し、その操作方法を確認してみました。まだ途中ではあるのですが、忘れないうちにプログレスを書き留めておきます。 “IoT何をいまさら(18) NJR4265J ドップラーセンサ その2” の続きを読む
鳥なき里のマイコン屋(57) Arduinoシールドでパズル?
ちょこちょことブレッドボードの上に回路を組み、いろいろ実験するつもりで並べてあります。数が増え、小さなブレッドボードとは言え、段々収拾がつかなくなってきました。
何度も実験などに使えそうな回路は半田付けで固定するか
などと思い至りました。しかし、何種類もマイコンボードを仕入れているので、できれば「互換性」ある感じにしておきたい。そこで思いついたのが、
Arduinoシールド用のユニバーサル基板で作っておく
ということです。Arduinoシールドは、Arduinoボードの上に子亀的に載せる各種機能ボードですが、自作用にユニバーサル基板も出回っています。それを使えば、Arduinoピンヘッダの上に取り付けられて「かっこもよい」。なにせ、Arduino Uno、Nucleo-F072RB、Nucleo-F401REと現状3枚のマイコンボードがArduinoピンヘッダを「しょっている」のです。マイコンはそれぞれ異なりますが、その3枚に共通の実験ボードを作れるのではないか、などと考えたわけです。しかし、なかなかそうは問屋が卸さないことが判明しました。
IoT何をいまさら(17) NJR4265J ドップラーセンサ その1
ドップラーセンサについてはちょっと気になって、大分前に1回調べさせてもらったのですが、その時はWeb上の情報だけで実物は触れませんでした。最近、工作にハマっているので、やっぱり実物見てみないとということで購入してみました。
新日本無線製 NJR4265J
です。もともとマイコンにつなげてテストするつもりだったのですが、サンプル回路見てみると、この「センサーモジュール」単独でも十分動作するじゃありませんか。とりあえず本日は時間も無いので、単体センサをとりあえず「動かし」てみました。