お手軽ツールで今更学ぶアナログ(149) WaveForms、測定データのセーブあれこれ

AD2Script
Joseph Halfmoon

『StudentZone』の日本語記事の先頭に追い付いたので、今回はDigilent AD2、WaveFormの練習に戻りたいと思います。WaveFormの練習の前回では単純な電圧/電流計として測定結果を画面に出力しました。しかしWaveFormは波形データを内部に保持しているのでスクリプトからファイル出力もできます。
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定番回路のたしなみ(21) CD4046でPLL(フェーズロックドループ)その3

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Joseph Halfmoon

前回、CD4046を使って入力クロックと1:1でフェーズロックする回路を実験しました。でも1:1ではPLLっぽくないすよね。今回は4ビット・カウンタ、TC4520BPを分周器として使用してみます。VCO出力と位相検出器の間に分周器を挿入し、クロックを逓倍してみます。控えめ?な2逓倍ですけれども。

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MicroPython的午睡(99) STM32版、Nuceloのクロック速度つづき

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Joseph Halfmoon

今回は前回いまいちスッキリしなかった内蔵PLLの周波数測定を行ってみます。そのついでにIOポートの「スピード」も調整してみたいと思います。また、別シリーズでBit Banging速度についていい加減なことを書いてしまったので、STM32版のMicroPythonでの速度を測ってみます。いろいろ落穂ひろい編ね。 “MicroPython的午睡(99) STM32版、Nuceloのクロック速度つづき” の続きを読む

SPICEの小瓶(23) 電圧制御電圧源のPOLYでアナログ電圧加算器のビヘイビアモデル作る

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Joseph Halfmoon

前回、非線形な従属電源モデルの特性係数を外部から与えることができるようになりました。これも「POLY記法」のお陰です。とっつき悪いですが慣れれば強力。でもPOLYは非線形といわずとも線形なモデルでも活躍可能。今回はアナログ電圧の加算器のビヘイビアモデルをPOLYを駆使?して書いてみます。簡単? “SPICEの小瓶(23) 電圧制御電圧源のPOLYでアナログ電圧加算器のビヘイビアモデル作る” の続きを読む

OPアンプ大全を読む(14) Slew Rate、大信号のときの周波数応答を支配する

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Joseph Halfmoon

なかなか読み進められない『オペアンプ大全』ですが、今回は第2部Chapter-1の4-6 オペアンプの周波数応答、に入ります。といっても今回は前半のみ。大信号特性(出力信号が元気よく振れるとき)です。小信号特性はまた次回。大信号(といっても振幅はV単位、多分)のときに支配するのはSlew Rateだと。 “OPアンプ大全を読む(14) Slew Rate、大信号のときの周波数応答を支配する” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(148) LEDをライトセンサとして使う、実用になるじゃん

LEDlightSensor
Joseph Halfmoon

「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」、今回は2023年1月号の2回目実習です。ぶっちゃけ前回の回路をダーリントン接続に変更しただけ。「前回の素の回路」では頼りなかった出力電流がガツンと流れだしました。これならセンサとしてみても十分実用になるんでないの?知らんけど。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(148) LEDをライトセンサとして使う、実用になるじゃん” の続きを読む

定番回路のたしなみ(20) CD4046でPLL(フェーズロックドループ)その2

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Joseph Halfmoon

前回、定番のPLL-IC、CD4046を使い始めてみました。初回の前回はPLLの中心要素VCO(電圧制御発振器)の特性を眺めてみました。2回目の今回は、VCO出力に分周器などかませず1:1で外部からの入力信号にフェーズ・ロックを試みたいとおもいます。IC内蔵の位相比較器と外付けLPF(ローパスフィルタ)を追加。
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SPICEの小瓶(22) POLYのパラメータを.STEPできるようにしてみる

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Joseph Halfmoon

前回はマクロモデルの中で非線形な従属電源の特性をPOLY(多項式)で表現してみました。これができればどんな特性でも思うがままなどとほくそ笑んだのですが、前回の方法では新たな特性のデバイスを定義する度にモデルファイルを書き換えねばなりません。メンドイです。今回は「パラメータ化」してみたいと思います。 “SPICEの小瓶(22) POLYのパラメータを.STEPできるようにしてみる” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(147) LEDをライトセンサとして使う、既視感?

LEDs
Joseph Halfmoon

「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」、2023年1月号の日本語版記事がアップされたので、今回はその初回実習です。恐れ多いので文句は言いませんが、ちと今回記事にはデジャヴ感あり。過去記事の使いまわし(アップグレード?)忘却力で当然忘れてるのだからちゃんと実習しろ、と。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(147) LEDをライトセンサとして使う、既視感?” の続きを読む

定番回路のたしなみ(19) CD4046でPLL(フェーズロックドループ)その1

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Joseph Halfmoon

別シリーズにてPLLの練習を行いました。特にトラブルもなく動いてしまいました。物足りない?そこで定番のPLL-IC CD4046を入手、今回よりPLL回路をいくつかエクササイズしてまいりとうございます。PLLの応用回路っぽいところまでたどり着きたいものだ、と希望。とりあえず今回はVCOの周波数を観察。

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(146) WaveForms、電圧/電流計スクリプト

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Joseph Halfmoon

「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」は前回2022年12月号の実習を終えたので再び日本語ページの先端に追いつきました。新たな日本語ページが発行されるまで、第142回で述べたようにDigilent社、WaveFormのスクリプトの使い方を練習したいと思います。今回は単純な電圧計、電流計として動かしてみました。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(146) WaveForms、電圧/電流計スクリプト” の続きを読む

定番回路のたしなみ(18) LT1054チャージポンプで今度は正から正、正電圧ダブラ

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Joseph Halfmoon

前回はスイッチトキャパシタ電圧コンバータLT1054で正電源から負電源を作ってみました。今回は同じデバイスを使って正電源の電圧を「ほぼ倍」にしようという正から正への変換です。正電圧ダブラ回路っす。前回は下に向かって押し下げていたポンプの下を支えて上を目指せば電圧が倍になるっと。ホントか。 “定番回路のたしなみ(18) LT1054チャージポンプで今度は正から正、正電圧ダブラ” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(145) 前回回路を改造、16逓倍PLLじゃ、ホントか?

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Joseph Halfmoon

「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」の2022年12月号の実習3回目です。前回PLL回路が動作しました。今回は、分周器を挿入して16逓倍のPLLとしてみます。本当は4逓倍か8逓倍くらいが良かったのですが、購入した部品の都合で16逓倍とな。よく考えて部品買えよな、自分。
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OPアンプ大全を読む(12) ノイズ・ゲインと信号ゲイン、どっちがどっちだか忘れてるだろ

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Joseph Halfmoon

大分以前の回で「ノイズ・ゲイン」と「信号ゲイン」を学んだ遠い記憶あり。しかし忘却力の年寄です。今や混沌の彼方。-R2/R1の方だっけ、1+R2/R1の方だっけ?何度も登場のノイズゲイン(NG)の底が抜けていた?でもま、アナデバ様はそんなことお見通し?今回の4-4節はノイズゲインと信号ゲインの復習的な回。今度こそ?
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