前々回、SPICEのマクロモデルの活用を「心に誓った」ものの、そのために越えなければならない山は沢山ある(ちんまい山だけれども)です。その最初の一つが「多項式による非線形な従属電源の表現」でないでしょか。POLY(1)などと書かれているヤツ。その後ろには数字がずらずらと並んでます。なんじゃこりゃ。
定番回路のたしなみ(17) LT1054スイッチトキャパシタ電圧コンバータで正から負
このところ「リニア・レギュレータ」ばかり嗜んできたので、多少「毛色を変えて」今回からスイッチトキャパシタ電圧コンバータ(チャージポンプ)LT1054を勉強してみたいと思います。多分オリジナルはICL7660というデバイス。スイッチトキャパシタはこれに始まるという業界のクラシック?
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(144) AD654にXOR1個つなげてPLLじゃ
「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」の2022年12月号の実習2回目です。前回不足していた部品もそろったのでPLL(Phase Locked Loop)動作を実習して行きたいと思います。といって今回のは前回でもやればできた部分なのだけれども。まあお楽が一番てか。
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定番回路のたしなみ(16) 「伝統のデバイス」723を使って可変電圧レギュレータ
今回はそのルーツをフェアチャイルド・セミコンダクタに遡るレギュレータIC、723をつかって可変電圧のレギュレータを作ってみたいと思います。今回使用したのはNJM723D(日清紡マイクロデバイス社)ですが、寄る年波に勝てず?保守品種とな。でもま定番デバイス、代替品はあるみたいです。秋月殿ではまだNJM723D購入可能。
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定番回路のたしなみ(14) リニアレギュレータTA48033Sで+3.3V正電源
前回までに正負5V両電源のレギュレータたしなんでみました。でも最近の世の中1.8とか2.5とか、せいぜい3.3Vの単電源っす。そこで今回は手持ちの3.3VのレギュレータTA48033で+3.3V作ってみたのですがなんだかなー。国産のレギュレータのド定番だった筈がディスコン。まあ、通販サイトでは今でも買えるみたいですが。
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SPICEの小瓶(20) SPICEサブサーキットとシンボルを紐づけ、思ったより便利じゃん
薄々知ってはいたのです。食わず嫌いでした。LTspiceのシンボルにシミュレーション用モデルを紐づけ。シンボルを配置すれば何も追加の記述することなくシミュレーション可能。いちいちシンボル作るのがメンドイと思っていたのですが、シンボルファイルはコピペでOK。それにLTspice、テキストのネットリストも編集できたのね。
OPアンプ大全を読む(9) OP07のVos、なんちゃってだけれども測定と調整?
前回は、「4-1 入力オフセット電圧Vos」を読んで、Vosの測定やってみてーなどと考えたアナログ素人ですが、そんな微妙な測定がよくできるとは思ってません。そこで「楽」そうなデバイスを選定していたのですが、考えを改めました。よく見たらOP07、Vos TRIM端子がついてます。いままで使ったこと無かったし。 “OPアンプ大全を読む(9) OP07のVos、なんちゃってだけれども測定と調整?” の続きを読む
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(142) ついにキャッチアップ。追いついた後のお楽しみ。
「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」ついにアナデバ社の背中に追いつきました。現在2023年2月で、前回当方は2022年11月の記事を勉強、まだ3か月分遅れてるじゃん。でもターゲットはあくまで日本語翻訳版っす。翻訳版は通例、ほぼ2か月遅れで掲載。まだ昨年12月号は未です。
定番回路のたしなみ(13) リニアレギュレータ7905でー5V負電源にレギュレーション
前回7805を使って+5Vの正電源にレギュレート。当然の今回は7905を使ってー5Vの負電源にレギュレートの回であります。やっていることは前回と同じ、小基板をカッターナイフで切り出してピンヘッダをはんだ付けして部品を載せてブレッドボードに刺せる形にしているだけ。でも、対称の割にはコンデンサの定数とか違うのね。
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(141) Fig.8回路、抵抗1個加えて無理やり動かしたデス
「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」の2022年11月号の実習3回目。前回Fig.8の回路が動かないんですけど、とブー垂れて退却。今回それではいけないと無理やり動作するようにしてみました。でもね回路はCMOSとは言えない、それどころかスタティックですらないっと。いいのか。
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(140) Fig.8回路、やってみたけど動かないんですけど。
「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」の2022年11月号の実習2回目。今回こそ実機演習すべしとFig.8の「小さい」回路を組み立てました。CD4007でもこんな回路動くんだ、とやってみたところが動きませぬ、ホントか?ロジック回路なんだけれども回路設計の深みに誘う一件?
定番回路のたしなみ(12) ド定番?リニアレギュレータ7805で5V電源にレギュレーション
リニアレギュレータ7805はド定番といっていい電源ICじゃないかと思います(個人の感想です。)9V~15Vくらいの電源から正電源+5Vを取り出すためのもの。電圧の差分は熱として捨てられてしまいますが、回路は簡単、アナログ素人のこの年寄でも大丈夫(ホントか?)入出力に発振防止用のコンデンサをつけるだけ。 “定番回路のたしなみ(12) ド定番?リニアレギュレータ7805で5V電源にレギュレーション” の続きを読む
L.W.R.(44) 古文書編#14、SPICEによる回路設計(ディスク付)、1994年
みんな大好きSPICEは誰もが使う(ホントかいな?)回路シミュレータ。解説書の類も多数存在。その中で30年前のこのご本がちょっと異色なのは、SPICEのマクロモデル、ビヘイビアモデルの作り方に特化しているということであります。購入させていただいてほぼほぼ30年、本棚の奥に眠っていたこのご本に日の目をあてるときが来た?
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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(139) CD4007で作るDラッチ、ようやくシンボル作成。
「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」の2022年11月号の実習1回目です。今回もまた「万能のCMOSデバイス」CD4007を使った「ロジック回路」作成です。Dラッチ編。今回は実機演習パスしてLTspiceのシンボル作ってみた回。汚いケド、CD4007の中身が見えるっと。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(139) CD4007で作るDラッチ、ようやくシンボル作成。” の続きを読む