「Armのお供に8051説」を唱えて以来、快調?にArmコアと8051コアの両方をMCUに採用している各社を経めぐっています。しかし、その度出てくるArm Cortex-M0とか、M3とか、M4とかArmコアにもいろいろあって分けが分からない。そこで今回はちょっと立ち止まって、MCU向けのArmコアのおさらいをしておきたいと思います。
鳥なき里のマイコン屋(4) Cypressいつの間に
快調に仮説検証がつづいている「ARMのお供に8051説」です(そういう会社ばかり取り上げているのだろ~と言われると返す言葉もありませんが)。そんな中、本日とりあげるのは、Cypress Semiconductor社のMCUです。CypressのMCUと言えばユニークなアナログを搭載したPSoCという頭でいたのですが、その頭は古い頭でした。ちょっとびっくり。まあ、当然といえば当然なのですが。
鳥なき里のマイコン屋(3) ARMのお供にレガシー8051説
前回、米、台湾、欧州などを代表するMCUメーカ3社を調べていましたが、そこで思いついたのが、以下の説であります。
8ビットのレガシー8051は死なず、実はARMコアの32ビット製品ラインのお供に蔓延っている説
お供なのかどうかは別にして、前回とりあげた3社中3社該当(最初3社中2社と誤解していましたが、よくみたら3社とも8051製品もっていました)、本当でしょうか(自分の説だろ~)。ARMコアをMCUに採用している会社を調べるついでの「仮説」として調べてみることにしました。
鳥なき里のマイコン屋(2) ARMにする, ARMじゃない?
鳥なき里のマイコン屋(1)MCU、SoC、プロセッサ
今では「マイクロコンピュータ」、略してマイコンという言い方はほとんど死語に近いものがあります。昔は、「ミニコン」というものもあり、「メインフレーム」もあったので、「マイクロ」という呼び方も妥当だったのですが、今では上から下まで内部には「マイクロプロセッサ」が入っているためにあまり言わなくなったのじゃないかと思います。CPUという言い方はまだしますが、複数個のプロセッサを集積することが多くなってからは、単にコアなどと呼ばれることも多くなりました。さてこの分野は半導体デバイスの中でも花形的な分野であります。大きく分けると2つに分類することが多いと思います。
- マイクロプロセッサ
- マイクロコントローラ