Literature watch returns(20) RISC-V 原典

Joseph Halfmoon

各種「業界」毎、これを読んでないとモグリだ、という類の定番の教科書などがございます。「RISC-V業界」におけるそのようなご本は “THE RISC-V READER” でないでしょうか。寄る年波で原著を読む元気などありませんが、幸いなことに邦訳も出ています。「RISC-V 原典」というタイトル。しかし、この手の御本は重くて分厚いことが通例、とても読む気になれなかったので「モグリ」のまま避けてました。しかし、実際に購入して目から鱗。 “Literature watch returns(20) RISC-V 原典” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(103) GD32VF103、バッテリバックアップ

Joseph Halfmoon

RISC-V搭載のMCU、GD32VF103にも当然ですが複数の電源ドメインというものあり、です。今回は、バッテリでバックアップ可能なドメインに入ります。ここにあるのは、RTC(実時間時計)と小容量のメモリなどです。PCなどではCMOSなどと通称される設定を記憶しておくためのもの。実際にバッテリを繋いで、主電源を切っても記憶が保持されることを確かめてみたいと思います。 “鳥なき里のマイコン屋(103) GD32VF103、バッテリバックアップ” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(17) LTM8067、絶縁型μModule DC/DCコンバータ

Joseph Halfmoon

たまにアナログなデバイスを実体験(というほど使い込んでいないですがね)しておりますと、電源足らないな、と思うことが度々あるんであります。足りないといって容量ではなく、供給可能な電圧範囲が足らないことがしばしば。とは言え「ちゃんとした電源」は重くてお高い。そう思っておりましたら灯台下暗し、箱の中に良いものが入っているじゃありませんか。アナデバ傘下のリニアテクノロジーLTM8067。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(17) LTM8067、絶縁型μModule DC/DCコンバータ” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(102) GD32VF103、タイマ、インプットキャプチャ

Joseph Halfmoon

前回は、超小型お手軽価格のRISC-V搭載GD32VF103開発ボード、Sipeed社Longan nanoを使って「ありがちな」PWM出力をやってみました。出力やったのだから、次は入力ということで、今回はPWM波形をTIMER3に入力し、その周波数とデューティを測定するサンプルを動かしてみます。 “鳥なき里のマイコン屋(102) GD32VF103、タイマ、インプットキャプチャ” の続きを読む

特許の失敗学[24] 妄想特許

特許の失敗学
 「妄想」という言葉を初めて知ったのは星新一の作品でした。先日、村田製作所の新社長のインタビューにて「妄想」という言葉を聞き、「妄想特許」という言葉を想いついた次第です。 “特許の失敗学[24] 妄想特許” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(16) アナデバ、フォトダイオード回路設計ウイザード

Joseph Halfmoon

前回、フォトトランジスタQSD123とPINフォトダイオードOP999が見た目そっくりで見分けがつかんといいながら、フォトトランジスタQSD123でのみ、ちょっと実験やってみました。正直、OP999からは逃げてましたね。だって「トランスインピーダンス・アンプ」がいるのですよ、適切な。アナログ音痴な私にはとても出来ない気がしました。しかし、そんなことはアナデバ様は百もご承知。またか。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(16) アナデバ、フォトダイオード回路設計ウイザード” の続きを読む

連載小説 第1回!            4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出

ペンネーム    桜田ももえ

 

 

 

 

 

私の名は詠人舞衣子(よんびとまいこ)。4ビットマイコンが埋め込まれている女子です。4ビットなんかでAIになるか!とお叱りを受けるかも知れません。そうです、かなりポンコツです。しかし、エレクトロニクス産業の栄光は4ビットから始まりました。この世界で奮闘努力してきた私舞衣子と一緒に涙と笑いの時代を旅して下さいね。うふ(笑) “連載小説 第1回!            4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出” の続きを読む

AWS始めます(001)

juntake

初めまして、団員4号 juntakeです。

juntakeだと呼びにくいと思うので「たけさん」とおよびください。
長らく幽霊会員だったのですが、ふと思い立ってAWSを始めてみたいと思い、せっかくなのでその顛末をこちらに上げていく事にしました。
もともとガジェット好き、正確に言うとジャンク大好き・怪しい電子機器大好き人間なので、合間合間にガラクタガジェットネタも差し込んでいきたいと思います。
不定期連載になると思いますが、ながーーい目で読んでやって下さい。 “AWS始めます(001)” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(101) GD32VF103、タイマ PWM出力

Joseph Halfmoon

RISC-V搭載の「お求めやすい」マイコン、GigaDevice社GD32VF103の機能を一通り触ってみるべく「活動」しておりますが、まだまだ題材は尽きる気配はありません。今回は、ありがちな、タイマをつかったPWM出力をやってみたいと思います。使用する開発ボードは、久しぶり、Sipeed社のLongan nanoであります。

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AIの片隅で(23) M5StickV, V-Trainingその後

Joseph Halfmoon

先週、インタフェース誌10月号のAIチップ特集を読みながら「メールが届くのを待っています」などとブーたれていたのです。M5StickVのWeb上でのAIトレーニング環境であるV-Training、ここに来て、先月何かの理由で詰まってしまっていたQueueが解消されて動き出したようです。処理完了のメールがとどき、学習済のデータセットをM5StickVにセットすれば、ちゃんと目論見どおり認識をば致しまする。待ち行列解消さえすればこんなにお手軽なものは無い? “AIの片隅で(23) M5StickV, V-Trainingその後” の続きを読む

トホホな疑問(26) Python, Windowsでのshebang行

JosephHalfmoon

今日は、Windows上でPython3系とPython2系、どっちのPythonが起動されるかのトホホな話です。正直、惰性で書いてましたShebang行、#!/usr/bin/python みたいな先頭行。でもね、惰性じゃイケなかった。それにまたまた PYTHONPATHが「悪さ」をしてくれるし。。。ちゃんと考えて設定しておかないとダメだ。 “トホホな疑問(26) Python, Windowsでのshebang行” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(15) QSD123 Infrared Phototransistor

JosephHalfmoon

最初みたとき、同じ部品が2個あるのだと思いました。しかし、アナデバ社ADALP2000 Analog Parts Kitの「お品書き」をばヨクヨク見れば、別な部品です。どちらも光に反応する部品ですが、片やOP999 PINフォトダイオード、こなたQSD123赤外線フォトトランジスタであります。見た目クリソツ、これって絶対混ぜたらアカンやつやん。。。

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Literature watch returns(19) AIチップ図鑑&実力大研究、インタフェース2020年10月号

JosephHalfmoon

メールが届くのを待っています、AIの学習完了のメールを。ごく「些細な」データセットにて数時間もすればお返事があるもの、と予想していたのです。しかし1週間、音沙汰無し。エラーなどではなさそう。それで待ち時間にインタフェース誌の10月号を読ませていただいておる次第。勃興するAIチップ、百花繚乱、しかし、乱流の動きでせうか。

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鳥なき里のマイコン屋(100) GD32VF103、Standbyモード

JosephHalfmoon

RISC-V搭載のGigaDevice社の32ビットマイクロコントローラ(MCU)、GD32VF103のあれこれを体験してきておりますが、今回は「Standbyモード」を使ってみます。当面マイコンがやる仕事が無い時に消費電力を下げるために、大抵のMCUがもっている「あれ」です。ただ、手元の環境ではあまり真面目な測定もできそうにありません。ま、だいたい雰囲気を把握でければ。。。 “鳥なき里のマイコン屋(100) GD32VF103、Standbyモード” の続きを読む