トホホな疑問(24) Python 3.8.0、chcp関係ない?

JosephHalfmoon

今回はPC上の「Microでない」Pythonネタです。昨年秋に、長年慣れ親しんだ2.7をようやく諦め、3.8.0に移行いたしました。Python2.7で、日本語文字コードを取り扱うことはそれほど多くなかったのですが、その度に、結構、苦労したような記憶があります。3.8.0はその辺、なんと堅牢なことか。とりあえず全部UTF-8にしておけばまず失敗がない。でもWindowsのcmd.exe デフォルトのコードページはCP932だよね。なんで大丈夫なの? “トホホな疑問(24) Python 3.8.0、chcp関係ない?” の続きを読む

特許の失敗学[5] 特許は法律文書

特許の失敗学
特許は法律文書
特許は法律文書です。「特許の失敗学[1] 特許と論文」では著作権について違いを考えました。今回は特許文書と技術文書との法律的な違いです。特許文書を技術文書と同じつもりで作成すると失敗(残念な結果)となります。「特許は法律の世界」を意識したのは知財部門に異動した後のことで、設計者時代には特許の理解が浅く、チコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られそうなArahaでした。 “特許の失敗学[5] 特許は法律文書” の続きを読む

IoT何をいまさら(53) M5StickC、PIR Hat

JosephHalfmoon

最近ソフトばかりなので、ちょっとハードっぽいことも盛り込みたいと考えました。材料仕入れてあります。M5StickC用のPIRセンサモジュール。頭に被せて使うことができるためなのか?PIR-HATという名がつけられています。でもね、ハードでありがちなトラブル皆無、わずか10分ほどで動いてしまう。これでハードか? “IoT何をいまさら(53) M5StickC、PIR Hat” の続きを読む

モダンOSのお砂場(14) M5StickC、MicroPython REPL

JosephHalfmoon

前回、Webベースでグラフィカルな開発環境、UIFlowを使ってM5StickC上のMicroPythonのプログラムを作り、シリアルポートからMicroPythonのREPLに接続できることを確かめました。今回は、そのREPLを使ってターミナルエミュレータからMicroPythonのプログラムを直接流し込んで動かしてみます。 “モダンOSのお砂場(14) M5StickC、MicroPython REPL” の続きを読む

特許の失敗学[4] 「2対6対2の法則」

特許の失敗学
「2対6対2の法則」
今回は特許には直接関係しない「失敗学」の番外編です。
「特許の失敗学[3] 特許副業のススメ」の投稿後に、[作家・江上剛氏の記事] を読んで、かねてから疑問に思っていたことが、なんとなく理解できた気がしました。
「2対6対2の法則」とは、会社をはじめとする組織において、勤勉な人が2割、普通の人が6割、怠け者が2割という比率に分けられるというものです。働きアリの社会で観察された事象が、人間社会の組織にも当てはまるという驚きの法則です。 “特許の失敗学[4] 「2対6対2の法則」” の続きを読む

モダンOSのお砂場(13) M5StickC、UIFlowとprint()

JosephHalfmoon

前回、グラフィカルでWebベースの開発環境、UIFlowを使用してM5StickCのプログラミングを始めてみました。プログラムそのものを走らせるのは楽ちんで良いのですが、デバッグなど考えると pdb(Pythonの標準デバッガ)使えないとはいえ、print()くらい使えないものかな?と思いました。

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特許の失敗学[3] 特許副業のススメ

特許の失敗学
特許副業のススメ
働き方改革や同一労働同一賃金の施行(2020年4月)により正規社員に厳しい制度変更が行われる代償として、企業は社員の副業制限を撤廃(緩める)施策が予想されます。そこで特許ビジネスを副業とすることを考えてみます。 “特許の失敗学[3] 特許副業のススメ” の続きを読む

モダンOSのお砂場(12) M5StickC、UIFlowとMicroPython

JosephHalfmoon

このところKendryte K210搭載のM5StickVの上でMicryoPythonしておりましたが、実は同時期に、ESP32搭載のM5StickCも購入しておったのです。同じM5Stickのシリーズなので兄弟というべきか?プロセッサSoCが違い、CPUコアも違いで開発環境も似ていても違う、従兄弟くらいか、それとも腹違い?の兄弟か? “モダンOSのお砂場(12) M5StickC、UIFlowとMicroPython” の続きを読む

AIの片隅で(21) Lenna様のお写真

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折角、Kendryte K210搭載のM5StickVが手元にあるというのに、AIまでたどりつかず、SDカードやらGPIOやらと戯れている毎日。ちょっとAIの方に一歩踏み出すべいと思いつつ、本日も時間も気力もない。。。そんなおり、装置にプリインストール?されている boot.py、顔認識プログラムを読んでみることにしました。確かに顔認識しているけれども、小さい画面に表示されるだけ。 “AIの片隅で(21) Lenna様のお写真” の続きを読む

モダンOSのお砂場(11) MicroPython、GPIO入出力

JosephHalfmoon

AIカメラと銘打って販売されているM5StickV(RISC-Vコア+AIアクセラレータKPU搭載のKendryte K210搭載機)ですが、カメラの横にはかなり強力なLEDが搭載されています。近くのものならこれで照明しながら撮影できそうです。このLED、色が変えられます。照明の光の波長を変えて撮影すると何かいいことあるかも。LED点灯色など制御しているのがGPIOの端子群です。ついでにキー入力もやってしまいましょう。 “モダンOSのお砂場(11) MicroPython、GPIO入出力” の続きを読む

モダンOSのお砂場(10) MicroPython、モジュールとhelp

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皆さまは、PythonのREPL(Read-Eval-Print Loop)使っておられますか?実を申せば、私はPC上のPythonではまず使いません。ほとんどバッチでPythonスクリプトを走らせているから。インタラクティブなデバッグしたいときはpdb起動しているし… でも今回K210をCPUに頂くM5StickV上のMicroPythonを使うにあたってREPL使うことにいたしました。help()関数、使わねばね。 “モダンOSのお砂場(10) MicroPython、モジュールとhelp” の続きを読む

モダンOSのお砂場(9) MicroPython、ファイルにアクセス

JosephHalfmoon

前回に引きつづき、M5StickVのMicroPythonのREPL環境で「遊んで」おります。M5StickVの場合、内蔵Flash以外にSDカードも使用できるので、スクリプトやデータの格納場所に困るということはなかなか無さそうです。その分、いろいろファイル操作したくなる局面も多くなると思います。そこで、ちょこっとユーティリティ的なスクリプトを書いて「お手軽化」してみました。 “モダンOSのお砂場(9) MicroPython、ファイルにアクセス” の続きを読む

特許の失敗学[2] 自筆明細書


「当社の知財状況は、以上のとおりでございます。」
「ところで、出願費用が結構あるけどなんとかならんのかね。」
「はい、知財部門でも明細書作成しておりますが、特許出願のうち~%は社外の特許事務所に委託しております。」
「そこは、キャッシュアウトを減らすことを考えんと。」
「技術者たるもの特許くらい自分で書かないとね。私の若いころは自分で特許を書いていたよ。」
「は、技術者の教育目的も含めて発明者の自筆明細書を検討いたします。」
というような会議結果がトップダウンで降りてくると、技術者が特許明細書を書く計画となります。この計画は失敗に終わる可能性が高いです。 “特許の失敗学[2] 自筆明細書” の続きを読む

モダンOSのお砂場(8) M5StickV、micropython

JosephHalfmoon

micropythonは言語処理系であってOSではないとお叱りを受けそうですが、このモダンOSのお砂場シリーズでは、Interface 2019年5月号の特集にならいmicropythonも「マイコンを制御するためのOS的な要素含む」としてモダンOSに含めております。ま、実際はM5Stack、M5Stick系の実装では、根本にFreeRTOSというモダンOSがいて、その上でmicropythonが走っているという階層構造ですが。 “モダンOSのお砂場(8) M5StickV、micropython” の続きを読む