「その2」の今回はブレッドボード上に回路を組み立てて、実機動作を「味わう」の回です。回路図等はLTspiceしている前回をご参照ください。最近いろいろあるからといって手抜きつづき、「味わう」といって味わっていないデス。参照しとりますアナデバ様の記事通りの結果に安心して飲み込んでいるだけ?
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「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」ということで実習させていただいとります。今回は2021年8月号です。アナデバ様のWeb記事(日本語版)へのリンクは以下に。
ADALM2000による実習:トランスレジスタンス・アンプの入力段
上記タイトルにありますとおり、本当はアナデバ製の学習ツールADALM2000を使って実習せよとの記事なのでありますが、当方持ち合わせがなくDigilent社Analog Discovery2を利用させていただいております。ハードの仕様が微妙に異なり、制御ソフトの操作方法や画面は異なるものの、ほぼほぼ同じことはできるのではないかと思います。知らんけど。
なお、実験部品の方はアナデバ製学習用パーツキットADALP2000を使わせていただいておりますぞ。
電流駆動型の回路
今回実験の回路は、トランスインピーダンスアンプ(アナデバ様はトランスレジスタンスアンプという呼び名の方がお好みみたい)の入力段です。電流で伝えられる信号を電圧に変換するもの。NPN、PNPそれぞれのペア・トランジスタ2組使った入力段の回路です。入力部分をヒックリ返すことで電流駆動型から電流駆動型に変えることもできる、と。
まずは電流駆動型の場合の実機の動作結果です。黄色C1が入力(前回の回路図で1+と表示してあるノード)、青色C2が出力(前回の回路図で2+と表示してあるノード)です。
期待通りの波形。
電圧駆動型の回路
続いて入力位置をヒックリ返した(微妙に抵抗値の変更、1kΩ->470Ωありますが)電圧駆動型の回路の場合です。これまた黄色C1が入力、青色C2が出力です。測定しているノードは上記と同じ。
まあ、これまた期待通り、予定調和。
突っ込んで波風立たないうちに、今回はお開きとさせていただきます。いろいろあるのよ。