忘却の微分方程式(60) 反復練習23、limitの続き、Maxima

Joseph Halfmoon

前回から極限のお勉強。前回はそれでも右方と左方、infinityとかundなどという特殊シンボルの出現もあり多少の波乱?があったです。しかし今回、sin, cos, log, eなど「スター」が続々登場するのですがまったく波乱なし。Maxima様にお願いすれば、何も考えることなくお答えが求まってしまいます。他力本願。

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以下の教科書(参考書、問題集?)を不埒にもMaximaの練習に使わせていただいております。

弱点克服 大学生の微積分 江川著 東京図書

予備校の先生がお書きになっている御本で、とっても分かり易いデス。大昔にこの御本で練習したら「手で」解ける立派な人になれたような気もするのですが、後の祭り。

Maxima様の極限関係の関数のマニュアル(日本語)は以下にあります。

Limits

sin, cos, log, eが出てくる奴ら

上記教科書では定石が分かり易く解説されているのですが、Maxima様にお願いするときはただ一点です。

複雑な式の場合にその式の入力を間違わないこと

Maximaの場合、コンピュータ方式?(下の %i2みたいな形式)で入力するわけです。この形式、いろいろなプログラミング言語で長年慣れ親しんできた筈ですが、いまだに頭の中で一瞬で認識することは難しいです。入力間違わないためにはカッコをつけた方が良いけれど、カッコの中にカッコが有ってというパターンに呆けた頭が追いつかないんでありますな。

ここはやはり下の %o2 みたいな「数学式」の表現の方が識別しやすいです(個人の感想です。)とりあえず式を入力するときに

シングルクォートを頭につけて

一端、評価されるのを抑制して数学式の表現をチェックしてみるってもんじゃないかと思います。その後でシングルクォートを外して評価してもらえば答えがわかるっと。Q03_1

上記例はそこそこ複雑、自力じゃ絶対途中で計算間違いそうですが一撃。Maximaさまさま。

続いて平方根にsinも入った以下はどうよ。R03_1

何も考えることもなく求まりました。

今度は対数関数デス。Q04_1

これまた波乱もなく求まりました。

最後は答えに e (自然対数の底)が出てくるやつ。Q04_2

%eは、Maxima様上での自然対数の底の記号です。

まあ、今回は端から問題を入力しただけ。一撃だったと。

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