もう1台のラズパイPicoをラズパイPicoのデバッグプローブとして使うPicoprobe、第17回でセットアップして使えるようなっていました。しかし前回使おうとしたらOpenOCDでエラー。Picoprobe CMSIS-DAP行方不明?今回はガタゴトやって動くようになったのですが、理由はサッパリ。なんでだ?
※Pico関係投稿一覧は こちら 『Pico三昧』は一覧の末尾付近にひっそりと。
※第16回以降の投稿では、Raspberry Pi PicoのC/C++ SDKをWindows11上にインストールして使っております。ラズパイ4をホストにしたケースは上記一覧より第13回以前の記事をご覧ください。
前回のつづき
前回、Windows updateが走った後、この手の問題が起こることが多い、プンプン、みたいなことを書いてしまいましたが、根拠不確かです。かってRISC-V用のデバッグプローブ(やはり複数のインタフェースを備えたデバイス)を利用していたときに、Windows updateが走る度に動かなくなった件(その時はWindows10でしたが)からの類推であります。
その折も助けになっておりましたのが、Zadigというソフトウエアであります。WindowsのUSBドライバの差し替え?に威力を発揮する一品。マイコン系では各種ツールでこれを必要とするケースが多いような気がしますです。
起動後、Options > List All devices とすると、関係全デバイスがリストアップされてきます。ここでは接続に失敗していた Picoprobeも見えとります(以下の黄色のマーカ部)
UART (Interface 1)の方は、USBシリアルのドライバで普通に見えて動作もしているので問題は、Interface 0 のCMSIS-DAPの方であります。
ご指定のドライバは、libusb-win32であったので、それを選択して再インストール(Replace Driverボタンを押す)をしてみます。
しばらく待つと以下のように、成功のお知らせが出ました。よかった。
念のために、パソコンを再起動し、デバイスマネージャを開くと以下のように見えました。なんか前のときと違うような気がするんだが、気のせい?
ともかく、CMSIS-DAPが認識されているみたいなので、openocdを起動してみます。Pico-Developer用のコマンドプロンプトから、以下のようにopenocdを起動してみました。
あれま、ちゃんと port 3333 をリッスンしておりますぞ。前回のエラーはなんだったの?まあいいか。そういうことだから何か良からぬことが起こる毎度、闇雲に同じことをして「復旧」しているんだべさ。