OPアンプ大全を読む(25) 「ゴールド・スタンダード」OP177に「火を入れて」みる

OP177G
Joseph Halfmoon

前回、第2部第5章に突入を記念して、アナデバ様がご自身で高精度OPアンプの「ゴールドスタンダード」だとおっしゃるOP177を発注いたしました。以前から気になっていたのですが、OPアンプ大全のそこかしこに登場するデバイスであります。アナログ素人の年寄には猫に小判かと思ったのですがつい買ってしまいました。 “OPアンプ大全を読む(25) 「ゴールド・スタンダード」OP177に「火を入れて」みる” の続きを読む

定番回路のたしなみ(31) エミッタ接地回路のバイアス点をLTspiceで。なんも考えね~。

EmitterCommonCIR
Joseph Halfmoon

このところオペアンプ続きだったので、たまにはディスクリートのバイポーラ・トランジスタを使いたいと思うのです。しかしアナログ素人には敷居が高いです。例えばバイアス電圧の与え方。教科書みれば設計の仕方いろいろ載ってますがメンドクセーです。そんなときLTspiceに”.TF”というコマンドあることに気づきました。

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定番回路のたしなみ(30) 三角波生成回路、ようやく一周回った。OP07シンプル版。

Joseph Halfmoon

前々回、積分回路をやり、前回、ヒステリシス・コンパレータ(非反転)をやったので、今回は一方の出力を他方の入力へ結合し、お互いにクルクルと回りあうようにすれば三角波生成回路(矩形波も得られるケド)の出来上がりです。予定外だったのは最初に反転型のヒステリシス・コンパレータをやってしまったこと。余分だったけど。練習になった?

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GoにいればGoに従え(23) TinyGo、シリアル接続LED、micro:bit v2

MB20_OST4ML5B32A
Joseph Halfmoon

別シリーズにて数珠繋ぎに多数個シリアル接続可能なフルカラーLED、OST4ML5B32Aの点灯実験実施。今度はTinyGo+micro:bit v2 でも接続試験を行ってみました。よくあるNeoPixelとは違って「3値論理」の信号使ってます。中間電位を積極的に使うロジックIFにヤバさを感じつつ、Let’s go的な。

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定番回路のたしなみ(29) 「非」反転型ヒステリシス・コンパレータ、OP07シンプル版

NonInvHysCompBB
Joseph Halfmoon

前回、積分回路を作っていて、前々回のヒステリシス・コンパレータが大間違いだったことに気づきました。必要なのは「非反転型」なのに前々回では「反転型」作ってました。これでは2つの回路を接続しても発振しません。そこで今回は前々回の反転型を非反転型にひっくり返してみます。動くに決まってる?

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定番回路のたしなみ(28) OPアンプ使った積分回路、OP07シンプル版

IN750Hz
Joseph Halfmoon

またまたやらかしです。前回「反転型」のヒステリシス・コンパレータを構成し、ほぼ4V振幅の三角波入力に対して4V振幅の矩形波を出力。今回は積分回路を構成し4V振幅の矩形波を入力してほぼ4V振幅の三角波を得ました。しかし頭の中で2つを接続したら、ダメじゃん。「反転型」じゃなくて非反転型でないと。。。ともあれ今回は積分回路。

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やっつけな日常(51) 許せん、オーバーシュート、アンダーシュートが酷い、なんとかせよと。

ResultCircuit
Joseph Halfmoon

別件シリーズでESP32 DevKit-Cの出力端子から取り出した信号が汚いです。ロジック動作としてはOKなんだけれども、こんなオーバーシュート、アンダーシュートが酷い信号をのさばらせておいてはイケないと唐突に決心。対策をば打ってみました。やれば出来るのか、やりすぎなのか、接続する相手次第ぞなもし。 “やっつけな日常(51) 許せん、オーバーシュート、アンダーシュートが酷い、なんとかせよと。” の続きを読む

SPICEの小瓶(30) BVエレメント使って、遅延のビヘイビア・モデル

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Joseph Halfmoon

ついに禁断の荒業BVエレメントに手を出してしまいました。遅延をビヘイビアモデル化するためにです。LTspiceには Lossless Transmission Lineという伝送線路をモデル化するためのエレメントもあるのですがそちらは双方向、インピーダンスも要考慮。今回は信号を一方通行で遅らせたいだけなのよ。
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定番回路のたしなみ(27) 反転型ヒステリシス・コンパレータ、OP07シンプル版

OP07HysteresisCompWaveForm1
Joseph Halfmoon

このところ発振回路づいてますが、今回は箸休め回か。といって後で発振回路に使うつもりの回路ではあるのです。反転型のヒステリシス・コンパレータとな。Opampをフィードバックかけずにコンパレータにすればヒステリシス無。+側にフィードバックかけてコンパレータにすればヒステリシス付きと。キホンだなあ。 “定番回路のたしなみ(27) 反転型ヒステリシス・コンパレータ、OP07シンプル版” の続きを読む

OPアンプ大全を読む(21) トータル出力ノイズの計算式に挫折しかける

TotalNoiseFormula12
Joseph Halfmoon

アナログ回路得意な人はすべからく数学もお得意。シレっと複雑な式を書き分かるだろ~と。しかしアナログ回路素人、数学も苦手な年寄にはその式が巨大な壁となって立ちふさがるのであります。今回はトータル出力ノイズの式の前に一瞬心が折れかけました。数学苦手なものは具体的な計算やってみるしかないっと。計算したのは表計算ソフトですが。
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定番回路のたしなみ(26) 続ウイーン・ブリッジ発振回路、ツエナーダイオードでAGC的な?

WienBridghDUTschematic
Joseph Halfmoon

前回、ウイーン・ブリッジ発振回路を嗜んでみました。ちょっとゲイン大き目にするとオペアンプの振幅振り切って正弦波の頭が平らになってしまうし、ちょっと小さくすると今度は発振とまってしまう(振幅不安定)ということで調整無理やりでした。今回はそれをダイオード2個と抵抗一個追加してゲインを自動調整、これはAGCってことかい。 “定番回路のたしなみ(26) 続ウイーン・ブリッジ発振回路、ツエナーダイオードでAGC的な?” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(155) AD2のスコープ画面に遅延計測機能を追加する

CalcDelay1_measureEC
Joseph Halfmoon

今回はアナデバ様の日本語版記事アップ待ちで、Analog Discovery2のスクリプト機能試用に戻ります。スクリプトはScriptタブから実行だけでなく、「Scopeタブ」の中「Measurements」からも測定用のスクリプトを走らせることが可能です。今回はチャネル間をまたく測定に挑戦?挑戦ってほどでもないっす。
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定番回路のたしなみ(25) ウィーン・ブリッジ発振回路、無理やり正弦波に調整?

DUT02
Joseph Halfmoon

前回は電子デバイス業界のクラシック?コルピッツ発振回路で滑らかな正弦波を得ました。今回も正弦波です。これまた業界のクラシック?ウイーン・ブリッジ発振回路とな。「なんたらブリッジ」大昔盛んにやった記憶があるのですが、どれもこれも気難しい回路だったような?クラシックの大先生だから致し方ない?どうするんだ?

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SPICEの小瓶(29) 三角波-正弦波変換ビヘイビアモデル、マクローリン展開と小技

T2S2_WAVE
Joseph Halfmoon

前回はビヘイビアモデルではなく実回路化可能と思われる(やってないケド)三角波‐正弦波変換回路(折れ線近似)をLTspiceしてみました。今回はビヘイビアに戻ってモデルを作ってみます。マクローリン展開の係数を電圧制御電圧源のPOLYの係数にぶっこむという方法なのですが、教科書はちょいと小技を使ってました。流石。
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