前回は、ESP32-DevkitCボードにATコマンドを解釈できるファームウエアを書き込んでPCからATコマンドが使えるようになるところまでで終わってしまいました。今回は、その残り、ということで、UARTからESP32のWiFiを使って通信できていることを確認するところまでをやっておこうと思います。しかし、通信です。相手がいないと通信の確認できません。そこでお世話になったのが
netcat
という定番のソフトウエアです。
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前回は、ESP32-DevkitCボードにATコマンドを解釈できるファームウエアを書き込んでPCからATコマンドが使えるようになるところまでで終わってしまいました。今回は、その残り、ということで、UARTからESP32のWiFiを使って通信できていることを確認するところまでをやっておこうと思います。しかし、通信です。相手がいないと通信の確認できません。そこでお世話になったのが
netcat
という定番のソフトウエアです。
センサも取りそろえつつあり、また、それを制御するマイコンもいくつか使えるようになってきたので、次は無線、ということで手頃な無線モジュールを物色しておりました。IoTと言えばLPWAなど気になりますが、まずは手頃なところでWiFiとBluetoothあたりでしょうか。Webやら雑誌やらみていると最近目につくのが、中国のEspressif Systemsという会社から出ているESPという名のシリーズです。
結構、あちこちで紹介されていて、簡単に使えそう、と飛びつきました。とりあえずは、2の方で他のマイコンにつなげる無線モジュールとして使ってみ、そのうち、1の「マイコン」としても使おう、という目論見です。
前回、新日本無線製24GHz帯ドップラーセンサモジュール単体にLED接続した程度で動作させてみたのですが、今回ようやくマイコンボード(テスト用に毎回使用のST Nucleo-F072RBボード)からUART制御する形に接続し、その操作方法を確認してみました。まだ途中ではあるのですが、忘れないうちにプログレスを書き留めておきます。 “IoT何をいまさら(18) NJR4265J ドップラーセンサ その2” の続きを読む
距離を測る、というのは自動運転からロボットなど、コンピュータが実世界に「アプローチ」するときには欠かせぬ行動です。レーザ、ミリ波など大盛り上がりです。ロボット掃除機なども、周囲の物体との距離を測るのにレーザ式のTOFセンサを使っているのだと思っていたら、3角測量の原理で測っている方式もあるのだとか。3角測量、よい響きです。メソポタミアかエジプトか、文明の黎明期からある計測方式。調べてみると「お手頃」で入手可能なセンサが直ぐに見つかりました。
インタフェースの方式でxのところに入る数字が変わるのですが、前回でセットアップ済のI2Cバスに接続できるバージョンがありました。GP2Y0E03です。今回はとりあえず接続して距離の数字がでるところまで実験してみたいと思います。
本日調べさせていただくのは、水道、ガスメータ製造大手の愛知時計電機のNB-IoTを用いたスマート水道メータです。IoT向けの無線規格であるNB-IoTを用いているところが注目ポイントであるので、本「IoT何をいまさら」シリーズとして番号をつけたのですが、実は「介護の隙間から」の方で取り上げる方が良いのか?とも迷いました。このNB-IoTを用いた水道メータで、高齢者見守りの実験が何件か同時に仕掛けられていたためです。さらに言えば、このNB-IoT無線、最近何かと話題のHuaweiの技術のようです。
何度も繰り返し書きますが「IoTはデバイスビジネスじゃない」と言われつつ、デバイスに突っ込んでおります。今日は、その中でもちょっと変わったというか特徴のあるデバイスを調べさせていただきます。米国CYMBET社の固体電池です。表面実装の小さなICチップみたいなものが電池になるという代物。シリコン・ウエファ上に作る工程は、材料を除けば、半導体製品と見まがうばかり。当然、量産性は良い筈。なにかものすごいポテンシャルのありそうな技術ではあるのですが、実際に使うとなると、私などウームとうなってしまいます。何でしょ、これは。
繰り返します「IoTはデバイス商売じゃねえ」と言われつつ、デバイス、それも一番先っぽのセンサにこのところフォーカスしております。観察するにセンサ屋さんにはどうも2つの流儀があるようです。ある特定のセンサ、測定対象にこだわってそこに集中するタイプと、各種のセンサを製品ラインナップに取り揃え、広い要求にこたえるタイプと。特定のセンサには、それぞれ特有の材料や製造方法などが必要とされます。集中タイプでは該当分野を深掘りしていくことになるでしょうが、「各種」を取りそろえる場合、異なる技術を次々と物にしていかねばならない筈。そんなセンサ品ぞろえの過程を、HDK(北陸電気工業)の沿革と公開資料から読み取ってみたいと思います。
「IoTはデバイス・ビジネスではない」などと言われております。その心はデータを処理して「価値を創出」する側が利益の大半を持っていくのだということだと思います。それでも、デバイス側から取り組んでいらっしゃる「プレイヤー」様あり、かつまた「うまく行っている」場合もままあり。そんな「プライヤー」様を巡るシリーズとして、今回は、AMS社を取り上げさせていただきたいと思います。