
正確に言えば、RISC-Vにはx86のFlagsのような演算フラグレジスタは無い、というべきでしょうか。RISC-Vにも制御フラグは制御レジスタの中にあります。それでも、比較命令やって、その後分岐命令やって、みたいな古い頭のコーディングに慣れていると、最初は戸惑います。でも Flags なんて無きゃ無いで済んだんだ。。。
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Microchip社のArm Cortex-M4搭載マイコン、ATSAMD51の周辺回路をなるべくダイレクトに制御してみるシリーズ、今回はDAC(Digital to Analog コンバータ)であります。データシートを読んでみると信号処理向け支援機能なども内蔵しておりなかなか強力。とりあえず今回は簡単にタイマ割り込みハンドラの中でソフトでDA出力してみました。
前回は浮動小数点数の計算でしたが、今回は整数の割り算です。組み込みMCUのプログラマには「割り算は避ける」習性が刷り込まれています(個人の感想です。)せいぜい2のべき乗の割り算に帰着させて右シフトで逃げます。しかしラズパイPicoでは割り算、あまり苦になりません。ハードウエアの割り算器を搭載。
信号処理素人の個人の感想ですが、デジタル信号処理の入門書の多くはFIRが先、IIRが後という順番じゃないかと思います。IIRは難しそうだからかな。でも実装するとなるとIIRの方が簡単だったりして。ところが、三上先生本では、先にIIRが登場、どっちが先でもいいっちゃいいですが。まずは前回プログラムを「チョイ変」して1次のIIRフィルタをしみじみ?味わってみたいと思います。
前回までで「エッジ側」M5ATOM LiteとNode-REDサーバー(Raspberry Pi 3)との間でMQTTを介してJSONオブジェクトを送受できるようになりました。しかし不満なのは送受信のタイミングです。前回まで単一のmainループにお任せだったので便利とは言えない仕組みでした。今回から uasyncioを使って改良していきたいと思います。
今回は1点確認するだけであります。ラズパイPico上で float型 を使ったら RP2040の内の「fast floating point」を呼んでくれているのだよね、と。ラズパイPicoで積極的にfloatを使いたいとは思わないのですが、昨日 Cortex-M4F機(STM32F446RE)の上で float していたので、Picoの上の浮動小数点はどうなの?と気になったためです。
前回が「送信」であったので、今回は当然「受信」です。しかし受信で想定しているのは何か設定値がホストから指令されてくるというシーン。「設定値」ともなるとそれを保存しておく場所から用意しておかないとマズイ気がします。そこで、設定値はNode-REDからアクセスできるSQLiteのデータベースに記録しておき、それを取り出して送ることに。今のところ何も効果はないですが。
前回は、論理演算 and命令を使って、オペランドによって生成される命令がRV32Iだったり、RV32Cになったりするのを目にしました。今回は算術演算 add と sub です。RISC-Vに「直交的な」エンコーディングを想像してはなりませぬ。今回は2つの命令の「割り切った」関係を観察したいと思います。割り算じゃないけど。
前回は、ラズパイPicoにI2C接続の外付けのDAC、MCP4725を接続してノコギリ波など出力させてみました。今回はラズパイPicoの内蔵ADCで得たアナログ値をそのまま外付けDACに「転送」してアナログ波形を「再現」してみます。ぶっちゃけSTM32で昨日やった件のまねっこ。タイミングの取り方が異なるし、外付けDACは転送ネックだし、どうなることか。
前回はADからDAへの「垂れ流し」ポーリング方式を勉強させていただきました。今回は割り込み方式です。そんな悠長に刻んでいたら死ぬまでに読み終わらない、とも思ったのですが、ちょっと立ち止まってSTM32F446REのハードを確認しておくことにいたしました。ロウレベルなところが気になると夜も眠れませぬ。